9月23日のニュース記事で知ったのですが、セレブ実業家が内縁の妻と子供を殺し、自殺したと思われる事件がありました。
23歳も歳の差があったということで、それが強調されてましたね。
原因は、東日本大震災をきっかけに事業がうまく行かなくなり、資金繰りに苦しむようになったことだとか。
乗馬が好きで、5歳になる息子には駿之佑と名付けていたそうです。
家族で乗馬を楽しむ姿も目撃されており、微笑ましい家族に見えたとか。
そんな誰もが羨むような家族がどうして、こんなんことになったのでしょうか?
一時は、月額家賃100万円もするような六本木ヒルズで暮らせるほど、潤沢な生活費があったようです。
それが事業の資金繰りが悪化し、経済的に立ちゆかなくなったと見られています。
「妻が暴れて手に負えないので、押さえつけたら死んでしまった。」
メモにそう残されていたそうです。
息子の死因は不明だそうですが、容疑者が殺したと見られています。
その後、容疑者は長野県の山中で、死体となって発見されました。
崖から転落し、衰弱して死んだものと推定されています。
そこに残されたメモには、こう書かれていたそうです。
「3人で暮らせて幸せだった。天国でもまた一緒に暮らそう。」
本当に幸せだったのでしょうか?
私は疑問を持たざるを得ません。
お金がなければ、お金がないなりの生活をすれば良いだけです。
今までの生活に執着し、その必要性に突き動かされていたのではないでしょうか?
そうだとすれば、自分の意志で主体的に生きていたとは言えません。
常に周囲に翻弄されていただけなのです。
周りにちやほやしてくれる人がいれば心地良いかもしれません。
しかし、それに依存し、執着するようになると、それなしでは生きられなくなります。
本当の幸せとは、主体的に生きることで味わえるものです。
それは、何からも規制されない自由。
そのときそのときの生活環境を楽しむこと。それができるのは、心が自由なときだけなのです。