モップガール2 

加藤実秋

小学館文庫 か-17-2 2014.7.13


「事件・事故現場を専門とする清掃会社で働き出した桃子は、

現場に遺された思いに感応して、超常現象に襲われてしまう

面倒な特殊能力の持ち主だ。

今回も、交通事故現場で、正体不明のくすぐったさに襲われたかと

思えば、殺人の容疑で同僚が逮捕され、会社は大揺れに揺れる。

やがて、桃子は自らの能力の秘密を知ることになる事件に

巻き込まれていくのだが…。…」


まさに、笑って泣けるミステリー!


しか焼きそば食べられなくなったり、

どんどん犬化してしまったり。


でも、そんな能力にはちょっと泣かせる秘密が仕込んであって…。


特殊清掃業者。

実は、最近、目の前で作業しているところを見ました。

夏・独居老人・熱中症…。

他人事ではない厳しい現実です。

モップガール 

加藤実秋

小学館文庫 か-17-1 2009.3.11


「なんなのこの人たち?なんなのこの会社!?

高給優遇・初心者歓迎…求人広告に誘われて、

フリーターの桃子が就職した先は、

事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。

そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、

売れない訳者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが無愛想な翔、

と変人ばかり。

ようやく仕事にも慣れた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、

フラッシュバックに襲われる。

個性豊かな清掃員たちが、桃子に起こる超常現象を手がかりに、

事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。」


期待してしまった、特殊清掃の場面はさほど詳しく描写されず。

グロくない。うん。大丈夫。

謎も軽く読めるものが多くて、読みやすかったです。


会話の応酬がテンポよくて、おもしろかったな。

スープ鍋につかった死体 

キャサリン・ホール・ペイジ

扶桑社ミステリー文庫 ヘ-5-7 2002.12.20


「エイルフォードの小村で牧師の夫と幼い息子と三人で暮らすフェイス。

そんな彼女にかかってきた、伯母からの一本の電話―

終身介護施設に住む友人から、施設の秘密に関する

不穏な私信を受け取ったというのだ。

問題の施設を訪れたフェイスは、職員に間違えられたのを幸いに、

さっそく潜入調査を開始した。彼女は自慢の料理の腕を

ふるって入居車用のスープを作ったが、

老人がスープ鍋に頭を突っ込んだ姿で絶命しているのが発見される!…」


ぐつぐつ煮えるスープ鍋に頭を突っ込んだのではありません。

タイトルを読んで、そんなことを考えてしまった私。

…誰でもそう思うよね?? 翻訳がこうなんだもんね。



給食のおにいさん 卒業 

遠藤彩見

幻冬舎文庫 え-9-3 H26.8.5


「「自分の店をもつ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、

ホテルでのアルバイトを掛け持ちして大忙し。

だが、そんな彼にまたまたトラブルが。

栄養士の毛利は、怪我をして病院に。

さらには、空気の読めない新人職員の出現で、

調理場の雰囲気は最悪に…。

給食のおにいさんは、調理場のピンチを救うことができるのか。…」


ぐっときた言葉。主人公のスピーチです。


「レシピは、料理の材料と、作り方を書いたもののことです。

料理を作るにはまず、材料を集めることから始めます。…

人生も、料理と同じです。…

必要なものが揃えば、夢は叶います。

材料が揃えば、おいしい料理ができるのと同じです。

だからもし、願いごとがあったら、

必要な材料は何か、考えてみてください。」

暁に消えた微笑み 

ルース・フランシスコ

ヴィレッジブックス F-フ15-1 2009.12.19


「朝焼けの浜辺に流れついた一本の腕。

ダイヤの指輪をはめたその腕の主はいったい―。

時同じくして、海辺の家に住む美しい女性、

ローラが忽然と姿を消した。

恋人スコットに別れを告げてからというもの、

ストーカー行為に悩まされていた彼女。

まさかスコットがろータに何か?彼女から相談を受けていた

LAPDの刑事レジーは、どうしても気になって、

ローラの足取りを追いはじめる。すると、近寄ることもできないはずの

スコットが彼女の持ち物を処分していたり、

周辺では不審なことが色々と起こっていた!

あの腕はやなりローラのものなのか、それとも…。…」


まさに「ファムファタール」もの。

出会う人、出会う人をとりこにしてしまうすごいローラ。


そして、生きているのかどうなのか最後まで分からないローラ。


いろんな人を振り回してます。

法医昆虫学捜査官 

川瀬七緒

講談社文庫 か-132-2 2014.8.12


「放火殺人が疑われるアパート全焼事件で、

異様な事実が判明する。炭化した焼死体の腹腔に、

大量の蝿の幼虫が蠢いていたのだ。

混乱に陥った警視庁は、日本で初めて「法医昆虫学」の

導入を決断する。捜査に起用されたのは、赤堀涼子という

女性学者である。「虫の声」を聴く彼女は、いったい何を見抜くのか!?」


解剖したら、「ウジボール」が出てきた!

そしてなぜか食道と胃だけ完食してるぅぅぅww


異様な状況を納得のいく形で納めた作者はすごい!

海草をまとった死体 

キャサリン・ホール・ペイジ

扶桑社ミステリー文庫 ヘ-5-6 2001.6.30


「ひと夏の避暑のため家族とともにメイン州のサンペーレ島に

やって来たフェイス。だがのどかな夏休みは島の資産家であった

老婆の死をきっかけに変わり始める。

老婆は自分の豪邸を親族ではなく、

よそ者の陶芸家二人に遺したのだ。

そして家財道具はオークションにかけられた。

しばらく後、第一の事件が起きる。

豪邸の所有者となった陶芸家のひとりが死体となって

海岸の潮だまりで発見されたのだ。

ほどなく第二の殺人事件が発生し、

料理名人のフェイスが事件解決に乗り出す。…」


探偵役のフェイス。

今回は隣人で友人のピックスとキルトの謎に取り組みます。

 

登場人物が多くて、覚えきれません…とほほ。

赤い夢の迷宮 

勇嶺薫

講談社文庫 は-78-9 2010.5.14


「二十五年前、ぼくらは小学生だった。

殺人鬼が出没する噂もあった街で、ぼくら七人は

「やっておもしろいこと」を見せてくれる不思議な男OGの

館に通った。地下室であれを見せられるまでは。

OGからの招待状を受け取り、再開したぼくらは大人になっていた。

七人を待ち受ける本物の惨劇。悪夢は始まっている。」


複雑な伏線。

でもラストには謎を残しつつ見事におさまっていきます。

ていうか、「え?これ伏線だったの?」って思ったりします。

2回目に読む時はにやにやしちゃいそうです。

高慢と偏見とゾンビ 

ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス

二見文庫 オ-1-1 2010.2.20


「18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって

人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は

少林拳のてほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。

そんなある日、近所に資産家のビングリー家が越してきて、

その友人ダーシーが訪問してくる。

姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度に

はじめ憤慨していたものの…。…」


なぜゾンビ?なぜ?なぜ?


既存のものに混ぜ合わせて新しいものを作る、

マッシュアップ小説というものだそうです。

…それにしてもねぇ~。

タイトルのインパクトに圧倒されてついつい買ってしまった本です。

そしてそのインパクト故になかなか読む気になれず…。


原作を知ってても知らなくてもおもしろく読めるようになってます。

和菓子のアン 

坂木司

光文社文庫 さ-24-3 2012.10.20


「デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた

梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。

プロフェッショナルだけど個性的すぎる店員や同僚に囲まれる

日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に

目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた

意外な真相とは?…」


ぷにっとしたほっぺた、

たるたるの二の腕。


いや~他人とは思えない。


本屋さんの中ででんっと積んであったのでついつい買ってしまったけれど

買って正解。読んで大正解。


ものすごくおもしろかった!

シリーズ化してくれないかな?