息子は自閉スペクトラム症
知的な遅れなし
コミュニケーション苦手な男の子
特別支援学級に通ってます



息子が幼稚園の年長の頃にあったお話です。



いまだに忘れられない言葉があり、ふと思い出したので書きたいと思います。



息子が通う幼稚園から、幼稚園が所属する幼稚園組合で配慮が必要なお子さんをお持ちの保護者の方へ専門家の先生を交えて勉強会を兼ねた懇談会があるとお聞きし、参加してみることにしましたニコニコ



私、発達障害児を持つママ友っていないんですよね滝汗人見知りというのもあるのですが…

なので、なかなか息子のことを話す人がいなくてモヤモヤした気持ちもやもやがあったので、他のお母さんたちのお話も聞いてみたいと思って参加しました。



結果的に半年に一度程度開催されていた集まりに数度参加させて頂きましたニコニコ



この集まりは、まず専門家の方のお話を聞いた後に、保護者同士の懇談です。



年少・年中・年長児のテーブルに分かれており、私は同じ年長さんのお母さんたちと同じテーブルに座り、懇談スタートです。

自己紹介を含め、自分の子どもがどんな障害があり、障害がわかったきっかけや今どんなことに困っているのか、他のお母さんたちに聞きたいことはあるのか、など自由にお話ししました。

私は来年、息子が小学校入学を控えていることもあり、小学校のことや小学校へのコンタクトはしているのか、普通学級にするのか特別支援学級にするのかなど聞きたいことがたくさんありました。

大方自己紹介が終わり、最後のお一人。そのお母さんがおっしゃった言葉が忘れられません。



その方は今回初めて参加されたそうで、幼稚園でのお子さんの様子を見た先生方が専門機関への受診をすすめたそうです。そして発達検査、受診をしたものの診断はつかず。限りなく黒に近いグレーゾーンと言われたそうです。

小学校入学を控え、不安もあったそうなので小学校にも事前に連絡したそうですが、そこで診断がついていない以上、特別支援学級の対象ではないし、配慮もされないと言われたそうです。

 

「うちの子どもはグレーゾーンなので、支援も受けられないし、配慮の対象でもありません。でも育てにくさを感じています。いっそのこと診断がつけばいいのに、と思わずにはいられません」とそのお母さんがおっしゃいました。その言葉が忘れられないんです。



うちの息子は診断がついて、適切な支援が受けられ、色々な方たちの目がある状態。



初めてグレーゾーンのお子さんを持つお母さんからお話を聞いて、とても複雑な気持ちになりました。



診断がつくのは決して嬉しいことではありません。



しかし、診断がつかなくても配慮が必要な子がいると思います。



問題行動は診断がつく子だけがするわけではありません。体験談を踏まえてそう思っています。



グレーゾーンの子がどのような支援を受けられるか、私が知らないだけであるのかもしれませんが、とても考えさせられた言葉で、忘れられない言葉です。