最近の読書の一部 | 「灯りと温もり」の雑記帳

「灯りと温もり」の雑記帳

“高齢者” オヤジの雑記へようこそ。ご訪問に感謝致します。
平成29年元日に、ブログタイトルを「アメカジおやじの雑記帳」から「『灯りと温もり』の雑記帳」に変えました。

先の衆議院補欠選挙の東京15区で問題しか起こさなかった『つばさの党』の黒川代表と根本候補ら3名が一週間ほど前に、公選法違反で逮捕されましたが、以前から別の件で黒川代表と係争中であるNHK党の立花孝志さん(代表?)が補欠選挙中に、『つばさの党』が妨害活動をしている現場に単身で乗り込み、その訴訟に関する事柄で黒川代表を質し続ける様子をニコ生で中継していました。

 

 

他候補に対して卑劣な妨害行為を働く際には「質問を投げかけているだけ」と言い募る『つばさの党』だけど、立花さんの突撃質問には たじろぎ、防戦に終始する黒川代表。すぐ隣に居た根本候補はダンマリで、いつもの威勢は消えていました。

あの時の立花さんの突撃は、同じNHK党の浜田 聡 議員が X(旧 Twitter)で予告していたので、すぐにYouTube動画を見ることが出来ました。

後に立花さんが自身のYouTube番組で、あの突撃は “あるところ” から頼まれたものでもある、という趣旨の事を語っていました。

突撃の後の1〜2日は黒川代表らがおとなしかったように記憶していますが、その後は効果が持続しなかった模様。

逮捕はされたけれど、彼らの扱いが送致か否か、国民大多数の期待を裏切る結果になりはしまいか、と不安を覚えます。

 

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『つばさの党』からの妨害(被害)を一番苛烈に受けたであろう『日本保守党』の飯山 陽 候補。

選挙後に飯山さんが体調不良を訴えて東京15区の支部長を辞任され、今は「日本保守党と飯山 陽が袂を分つのではないか」との声を、反 日本保守党の勢力がX で盛んにPostしています。

飯山さんや同党の百田代表のYouTube配信でも、アンチがそのように受け止めたがる部分がありましたが、23日の『あさ8』では飯山 陽さんが出演して有本 香さんと何時ものようにニュース項目を語っていたので安堵しました。

 

 

 

 

話を変えます。

前回の更新までに4ヶ月もブログをサボっていた間にも、読書は地味に続けていました。

その一部だけ、狭く浅く軽く書きます。

 

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先ずは新書で、今年2月に刊行された橋本琴絵さんの『われ、正気か!』

昨年の秋頃に刊行された百田尚樹さんの新書『大常識』の帯に書かれた「あんたら、正気か !?」とタイトルが似ています。タイトルを決めるのは大抵が出版社側だそうですが、どうなんだろう?

内容も多数の政治問題や社会問題を論ずる構成がほぼ同じですが、読み易さを追求したら、この構成になるのでしょう。

記述順では無いけれど••••ハマスや大東亜戦争のこと、チャイナによる日本侵食や安易で危険な移民政策、要らぬ LGBT理解増進法から政府の無為無策などを取り上げています。本書は全編、橋本さんの故郷・広島の言葉でカジュアルに書かれているのも面白い試みです。

 

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私は橋本さんの他の著書『暴走するジェンダーフリー』(2021年)と『日本は核武装せよ!』(2022年)を読んでいるので、それに続く新刊である本書も購入しました。これら3冊は日本のメディアがあまり報じない事実を揚げながら、平易かつ明快な筆致なのが好い。

また、私は橋本さんの X もフォローしていて、多岐に渡る事柄の解説をほぼ毎日発信しておられるのを読んでいます。

いつからだったか、Xも広島弁でPostされています。

橋本さんは2017年の衆院選で『希望の党』の公認で立候補されたものの、次点だったそうですが、私はその当時は橋本さんを知らず、オピニオン誌か『暴走するジェンダーフリー』で知りました。

今年の春に5人目のお子さんを出産した橋本さん。

5人の子育てと言論活動に頭を垂れるばかりです。

 

 

 

 

次に小説だと、今年の1月末に刊行された東野圭吾さんの『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』 

これは2020年の秋頃に刊行された『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』のシリーズ続編ですね。

 

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“名もなき町の殺人” は長編でしたが、“覚醒する女たち” では短編6編が収められています。

短編だからと言って、元マジシャン・神尾武史の鋭い観察力・洞察力は前作同様に冴えています。私は4話と5話が特に好きですが、他のどれも読み応えに欠けることはありません。

今作での武史は Bar『TrapHand』のマスターとしての姿が多く描かれているので、よりスマートな印象があります。「狭く浅く軽く」の記述なので、物語の内容には触れません。

 

そこで、本書の装丁に関して。

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』は、1月の発売時に店頭の平積みを見て手を伸ばしかけたものの、それまで購入をずっと先送りしていた万城目 学さんの『八月の御所グラウンド』(昨年夏の刊行)を購入したので、その時は “覚醒する女たち” は買わなかったのですが、それが好い結果をもたらしてくれました。

この “覚醒する女たち” を購入したのは3月の下旬で、その時に店頭で見た装丁が最初に見たデザインと異なっていて、「もう装丁変更か?」と思ったのですが、よく見るとオリジナルのカバーと帯(下の写真の左)の上に、新たなカバー(同右)がかけてありました。

これは「カバー型の帯」なのかな? たまに見かける手法です。

 

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私は読むだけでなく、本の装丁にも関心があるので、1月に購入を見送ったことで、3月に2つのカバーを入手できてとても得した気分です。

 

 

東野圭吾さん繋がりで、2020年3月に刊行された『クスノキの番人』の続編である『クスノキの女神』を、今月23日の発売日早々に書店に行き、平積みを眺めて満足してから購入したものの、読み始めたのが昨日で、まだ半分も読んでいません。

よくあるミステリー小説だと、主人公らが殺人などの事件の真相を追う展開で、作者が登場人物らの言動などで読み手を惑わす方向に誘ったり、幾つもの見事な伏線回収があってからの意外な犯行動機や人間関係などで我々を唸らせ、更にトドメのどんでん返しで満足させるのが概ねの流れであると理解し、それを期待して読み進めるものですが、前作『クスノキの番人』はその種の本流ミステリーではないので(私見です)、かなり読み進めても、私の頭脳では作者がどんな世界を結末で見せてくれるのかが、私には中々予想し辛いものでした。

でもファンタジー要素が相まった人間ドラマとして大いに楽しめましたから、今回の新刊にも期待するところです。

 

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『クスノキの番人』が描く世界観は、東野さんの『トキオ』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のような時空を舞台にするのとも違い、『秘密』ほど設定が突き抜けてもいない。

 

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未解明なだけで、人にはきっと備わっているであろうし備わっていて欲しい能力と、森羅万象に宿る神々の力、その霊妙や神秘が琴線に触れるのです。好みが分かれるところかな?

東野作品だと『人魚の眠る家』を読んだ際にも似たものを感じました。

 

 

 

狭く浅く軽いのに、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

事実誤認や誤字、変換ミスがありましたら、ご容赦ください。

 

 

 

(ほぼ中継版のようです)