わずか14歳という若さでこの世を去ったショパンの愛弟子、カール・フィルチュ。
2005年になってようやく発見された彼の希少な作品を、
フィルチュの研究も行っているピアニスト、萩原千代が深い共感を持って演奏した。
作品は師の影響を受けつつも、
10代の少年のものとは思えないほどの完成度を示しており、
いくつかの楽曲からは独創性すら感じられます。
彼にもう少し時間があれば、ピアノ音楽史に残る傑作が生まれたかもしれない…
ショパンに献呈された作品1-2の夜想曲(なんと9歳の時の作!)を聴けば、
そんな考えも決して大げさではない、そう思っていただけるはずです。
今日はそのカールの作品2曲弾きました。