このBWV639は、バッハの『オルガン小曲集』(オルゲルビュヒライン)に
入っているコラール(正しくは、コラール前奏曲)の1曲で、
教会で、会衆によって歌われるコラールの前に、オルガン奏者によって
奏でられる前奏曲(コラール・プレリュード)ということです。
このオルガン曲に続いて、コラールが歌われるます。
基になる讃美歌の歌詞
われ、汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
願わくは、わが嘆きの声に耳を傾けたまえ
限られしこの時の間に恵みを与えたまえ
われをば怯え臆せしめたもうな
まことの道こそ、おお主よ、わが願いなれば
必ずや汝はそをわれに賜るべし
この道によりてわれは、汝のために生き
わが隣人に益となるべく
汝の御ことばを守りて行うをえん
(福音主義教会賛美歌集244/J・アグリコーラ作詞)
今夜は讃美歌を弾いて炎のように燃えた心を癒し休むとします。
お休みなさいませ。
Busoni, Ferruccio:Ich ruf zu dir Herr Jesu Christ f-moll BWV639