ハレアカラは3055メートルのハワイのマウイ島にある火山だ。
公園は初めはハワイ島のマウナ・ロア火山、キラウエア火山と共に1916年ハワイ国立公園の一部となったが、1961年、別の国立公園となった。公園は、1980年、生物圏保護区に指定された。ハレアカラという名はハワイ語で「太陽の家」 ("house of the sun") を意味する。地元の言い伝えによると、半神半人のマウイが1日を長くするため、太陽をここに閉じ込めたという。(ウィキペディアより)
とりあえずマウイ島ではハレアカラにサンライズとサンセットを見に行くので有名だ。
僕は実際に、ここマウイ島にきてその存在を知った。
一度、山を歩く数日前に友達がサンセットを見に連れていってくれた。
下の写真がその時の写真だ。




自分の予想以上にキレイすぎて、この山を歩きたいと素直に思った。
見ていてじ~んと鳥肌がたったのだ。
【ハレアカラ初日】
そして2015年3月27日(金)の朝のことだ。
今泊まっているクアウという町にある友達の家からハレアカラが見えるのだが、山には雲1つかかっていなかった。
それを見た僕はすかさず荷物をまとめ、家を出た。
9時位だった。

[マウイ島の地図 ※クアウは36号線のパイアとハイクの間にある]

[友達の家から見るハレアカラ]
ちなみに僕は車を持っていないためバスかヒッチハイクくらいしかそこに行く手段がなかった。
それにバスだと山の手前の町までしか行かない。
とりあえずクアウにある店の前のバス停でバスを待ちながら、右手の親指をさりげなく立てていた。
すると一台のワゴン車が停まってくれた。
ヒッチハイクに成功したのだ。
ドレッドが素敵なラスタマンな感じのお兄さんと、ヨガをしてそうな金髪の綺麗なお姉さんが車に乗っていた。
行き先を伝えると、ハレアカラまで行かないが途中のハイウェイまで行ってくれるとのこと。

[ヒッチハイクを始めたバス停のあるお店]
37号線のハレアカラハイウェイにぶつかったところで降ろしてもらい、また道の脇でヒッチハイクをした。
10分後位したら大きなトヨタのトラックが停まってくれた。
今度は陽氣でフレンドリーなハワイアンのおじさんだった。
行き先を伝えた。
山にぶつかる前のクウラという町まで乗せて行ってくれるとのこと。
氣持ちがウキウキしていた。
そんな移動中おじさんは「オマエ、マリ◯ァナは好きか?」と、となりを見るとガラスパイプから煙りがうっすらと登っていた。
丁寧に断って、無事にクウラまで送ってもらえた。
おじさんはザッハワイな感じのビックスマイルで僕を見送ってくれた。
それから、またヒッチハイク開始。
なかなか車が停まってくれなかったので、とりあえず歩きながら車が来たら親指を立てた。
20分位歩いたところで、今度はワインレッドのさっきのより小ぶりのトヨタのトラックが停まってくれた。
ハワイアンの僕と同年代位のカップルだった。
荷台に乗り込んだ。
ハレアカラに行くハイウェイの登り口まで乗せて行ってくれるとのこと。
2分位したら速攻到着した。
「オマエお金ちょっとない?5ドル位。」って聞かれた。
きたきたきたー!!!と思い、素直に「お金があったら親指を立てないぜ。」とクールにことわりお礼を伝えた。
ハレアカラのハイウェイの登り口でまたまたヒッチハイク開始。
今度は車が全然停まってくれなかった。
目の前をたくさんの車がブーンブーンと通りすぎて行く。
スポーティーな自転車で山の山頂を目指すかっこいいお兄さん達が冗談で「乗って行くか?」と声をかけてくれる。
僕も冗談で「何ならお口に甘えて。」と返すタイミングが何度かあった。
そんなんが楽しかった。
こんな時はとりあえず歩く。
ハイウェイから登山開始。
車が通る度に中指を立てた。
あっ間違えた(笑)!!!
親指を立てた。
それでも停まってくれる氣配はなかった。
それでも坂道から見えるマウイ島の景色は綺麗だった。
天氣も最高。
汗もだくだく。
1時間ほど歩いていた。
そんなとき一度通りすぎて行った、一台の白いトヨタのトラックが戻ってきて僕の反対車線で停まった。
どうしたのだろう?と思ったら「乗っていきなさい。」と優しいハワイアンの大きな女性が声をかけてくれた。
わざわざ僕を見て戻って来てくれたのだ。
優しい。
あったかい。
その女性は小さな4歳位の女の子と一緒だった。
僕はトラックの荷台に乗り込んだ。
汗だくだった僕は荷台で風をあびながら、さっきとはうってかわってのスピードで山をさっそうと登って行った。
ハイウェイのふもとで冗談をかわしたスポーティー自転車軍団をもすんなりぬかしていった。
荷台から自転車のお兄さん達とも目があいお互いに親指と小指を立てハワイアンシャカと笑顔をかわした。
爽快な氣分だった。




[荷台からの写真]
途中、乗っていた車がいきなり停まった。
どうしたのか?と思ったらまた別のヒッチハイカーをその車はひろったのだ。
アメリカから来たカップルが荷台に乗り込んできた。
2人はハレアカラを朝歩いてきて、山頂にある駐車場に戻る途中にヒッチハイクをしていたのだ。
僕には好都合だった。
山の情報を幾つかもらい自分の予定の目安を立てられたからだ。
そうこうしていたら山頂に到着。
12時半位だった。
拾ってくれた大きなハワイアンの女性と4歳くらいの女の子、荷台を共にしたカップルにお礼を言ってお別れをした。
みんなは笑顔で見送ってくれた。
いい人達だった。
ちなみに山は歩くのにもってこいの快晴!
ハレアカラのクレーターがはっきりと見えていた。
嬉しくて嬉しくて嬉しかった。
また山頂は3055メートルということもあり空氣が冷えていた。
それでも、やる氣満々だった。
すかさず目の前を歩いていた観光客のヒトに写真を頼んだ。
記念の一枚をパシャりと撮ってもらえた。

写真を撮ってくれた方にも応援されウキウキしながら山を歩き始めた。
目の前に広がるスケールの大きな景色に見とれていた。
素晴らしい景色を目の前にすると自然と「うお~。」と声を出して感動してしまう。
まず初日はホルア(Holua)という地点を目指すことにした。
約12Km先にあるキャンプ場だ。
先ずはスライディングサンズというトレイルを歩いた。

[ハレアカラの地図]







[スライディングサンズ近辺の写真]
名前通り砂利、砂が下に崩れて行くのだ。
雄大な景色をザクザク言わせながら歩いた。
途中50歳代位のカップルと仲良くなり話しながら歩いた。
話した内容は興味深く人のエネルギーの話しだった。
話しのことの発端は僕とそのカップルの旅の話しからだ。
世界中どこでもいい場所はいっぱいあるって言う話しをしていた時に、その女性が「いいエネルギーはいいエネルギーを呼ぶのよ。だから私達はここにいるのよ。」と言っていた。
素晴らしい場所でさらに氣分がよくなることを言ってくれた。
あったばかりでみんなで笑った。
スライディングサンズの坂を下り終わったら僕はその2人とバイバイして水を飲みながらしばらく目の前の景色に見入った。
地球じゃない違う惑星にいるみたいだった。
そんな時に目の前を通った別のカップルに写真を撮ってもらった。

写真の僕は完全に浮かれている。
でもその位素晴らしい場所だった。
そしてまたそこでしばらくゆっくりしたのちに、またザクザクと歩き始めた。
非現実的な現実の景色に感動していた。






[非現実的な現実の景色]
時間もたっぷりあったのでゆっくりと歩いた。
しばらく歩いたらキャビンが見えてきた。
キャビンがある場所にキャンプ場がある。
その場所にたどり着くと2人の同年代位の綺麗な女性がいた。
そこにキャンプを共にする仲間だ。
挨拶を交わすとにこやかに応えてくれた。
僕の氣のせいか、山を愛する女の子は柔らかい雰囲氣をもっている。
ちなみにホルアのキャンプ場付近は標高が2115メートルと頂上より低めなせいか綺麗な緑の草が生えていてまた違った平和な感じだった。
それにキャビンの前にはネェネェと呼ばれる雁(ガン)の仲間が2羽いて、これまた楽しい雰囲氣をかもしだしていた。
見た目が可愛いから触ろうとすると、鼻から「シューーシューー。」と音を出して威嚇してきたので触るのをやめた。

[ネェネェ]

[ホルアの様子と2人の綺麗なハワイアンの女性]
それからそこにいた綺麗な2人の女性と持ってきていたチャイティーを飲みながら話しをした。
自然を好きな人達はイキイキしている。
2人はオアフ島とカウアイ島からとお互いに別の島から来ていた。
3人で自己紹介がてらの会話をしていて、1人の女性の名前がDr.Janjaと僕の英語の発音の聞き間違えでそう聞こえて、それについて3人でめちゃくちゃ笑った。
いい時間が流れていた。
そのまま一緒に夕飯を共にした。
まだ日が暮れる前の18時位だった。
2人はリゾットを食べ、僕は作って持ってきたベーコンエッグサンドイッチとスープを食べた。
大自然の中だとより一層美味しく感じる。
2人の名前はここでは勝手に僕がつけたJanjaともう1人のカウアイ島からきていたKirinとあだ名で呼ぶことにする。
日が暮れそうだったので、テントを貼って3人で芝生の上に寝袋で横になりながら、星が出てくるのを見つめた。
辺りは嘘みたいにシ~ンとしていた。
平和な場所だった。
そう思っていたらそこいらじゅうから「ウーアーウ、ウーアーウ」と奇妙な音が鳴り響いてきた。
Kirinが野鳥の本を持っていたので調べると、ウアウバードと鳴き声そのままの名前の鳥たちだった。
鳥たちは完全にゴーイングオフしていて平和な場所でオーケストラしていた。
そんな音を聞きながら星を見ていたら、みんなウトウトしてきて、そしてそのまま就寝。
山での寝る時間は大抵早い。
9時前にはテントに横になっていた。
テントの横で月の光を浴び星を見ながら1人で歯を磨いていた。
ここまで無事にこれたことにおもいきり喜びを感じていた。
たくさんのいい出会い、助けにも心から感謝できる1日だった。
大自然の中にいると心が洗われる氣がする。
そんなこんなでハレアカラの初日を過ごすことができた。