ふとある晩、お金について考えてみました。


僕も、人並み程度に、あるいはそれ以上(?)に、お金持ちになりたいという欲があります。


ですが、そもそもお金って何だろう?


もしもこの世からモノやサービスがなくなったら、お金があってもただの紙ペラだな…。


俺、お金を欲しがったり、お金にびびったり、色々大げさに反応してるけど…、お金そのものが尊いものというわけではないな…。


お金は便利だけど、モノやサービスと交換しないで、ただ持っていても、ただの紙でしかないぞ。


そうすると、本当に価値のあるのはモノやサービスのほうか。そしてその裏には人の労働があるな。


そんなふうに考えてたら、今手元にあるモノに対して「ありがたい」と いう感謝の気持ちが湧いてきました。


世の中に溢れるモノやサービスの裏で、みんな頑張ってるんだ。ありがたい。


このときはキッチンで考えてたので、テーブルの上にたまたま置いてあったコップや手帳や本など、細々としたものが目に入りまして。自分が仕事して世の中に提供したサービスの対価として、これらが僕の手元に来てくれたんだと。急に愛着が湧いてきたのでした。今持ってるものを、もっと大事にしよう。


…そうか俺は「お金をたくさん持ってる人」になりたいんじゃなくて、自分が欲しいモノやサービスを豊かに受け取ってる状態になりたいんだな。…と考えると、もう十分受け取ってる気がしてくるな…。


…とか、そんなようなことを考えながら、夜は更けていきました。