トルコ人は 基本的に、
Eli Açık ＝ Openhanded（気前が良い）人々です。
物をあげたがり、共有したがり、家に呼んでご馳走したがり、がりがり。
もちろん例外もありますが。
例えば 船に乗っていて、たまたま横に座っている方から「どうぞ」とお菓子のお裾分けをいただいたりなど、トルコにお住いの皆さんには一度くらいその様な経験があるのではないでしょうか。
昔であれば、庶民派レストランで食事中、その私のお代がいつの間にか居合わせた他のお客さんによって既に支払われていたり (知らぬ間に奢られていた) もありました。
これは今となっては考えられませんが。
トルコ人にとって、お金の事、支払いの事、特に細かなお金の事を口にするのは、
「水臭い、恥、いやらしいこと、みっともない」
みたいな感じがありますよね。
その為、一緒に食事などに行くと、「ここは私が」と支払いをさせてもらえない事があります。そしてサラリと、「次回お願いね」とだけ。
(但し、女性だけで行く場合は、割り勘が普通です。)
トルコ語で アルマン・へサブ という言葉があります。
アルマン へサブ
Alman Hesabı ＝ Dutch Treat
いわゆる 割り勘 の事なんですが、ここでは ダッチ (オランダ) ではなく、
アルマン＝ドイツ人/ドイツ式
へサブ＝支払い
という意味です。
ドイツ人の友人がいないので、実際のところどうなのかは存じないのですが、あげたがりのトルコ人からしたら、ドイツ人の払いはきっと、
”何でもかんでもきっちり割り勘にしやがってセコイ！”
というイメージなのでしょうか。
日本人からすると、割り勘の方が気が楽ですけどね。
それも自分が食べた分だけ自分で別々に払う形式。
それだと予算など自分で調整できますし。
まあ、親しい友人で似通った感じであれば全く問題ないんですけど。
割り勘と言えども、”人数均等割り” はそれで、
得な人、損な人が出るので不満が募るようです。
例えば、娘。 例えば、私。（笑）
ウチの娘は 本来気前の良い子なんですが、
最近 ブー
ブー 文句言ってるのが、
① 弟 (私の息子セゼロヴスキー/あだ名) と一緒に Café などに出掛けると、いつの間にか弟の友達、その彼女までがワイワイ やって来て、大学生の彼らより7歳も年上で働いている娘の奢りが当たり前になっていて、素振りとしてすら もはや財布を取りだそうともしない！”何故、弟の友人の彼女の分まで 私が払わないといけないのか❓”
(それもこの友人と彼女は双方、それぞれBMWとMini Cooperに乗っている様な金持ちの子達なのに❕）だとさ。
② (娘はあまりお酒が飲めないのですが）ビール・ワインを飲みまくる友人と コーラの私のお代がいつも均等割りなのは不公平❕ だとさ。
③ アパルトマンの下の階の娘 (名前はスラ)、彼女が大学を卒業し無職の2年間、(娘は薄給といえども働いていて収入があったので) 大概にずっと奢り続けていたのに、そんな彼女もやっと就職し数か月が経過したのに、まだ一度も奢り返してくれたことがない❕ マクドナルドのソフトクリーム代ですら自分の分だけサッサと払う！ セコイ❕ だとさ。
などなど、、、
(まあ、娘の言い分も尤も、と思うのは親の贔屓目でしょうか？）
奢り奢られ割り勘事情、トルコではなかなか難しい由々しき問題ですね。あまり細かい事言えない、請求できない、ですからね。
私にもあるんです！
以前オフィスの女の子達と計5名、会社帰りに食事に行った時、
ダイエット中だった私は、サラダとレモネードを注文。
他の友人はみな、(サラダより高額な)肉料理やビールをご所望。
食事後コーヒーを飲んだんですが、
私だけ (ダイエット中だったので)スィーツを食さずコーヒーのみ。
そのコーヒータイムに、その内の一人の友人のダンナが合流、コーヒーとスィーツを共にしました。
それなのに、何故か総計額を ”5人”で均等割り。。。
ダンナを途中合流させ（コーヒー＋スィーツ)×２PAX 、肉を喰らい、ビール2本飲んだヤツが、「個人個人払おう」と申し出るべきではありませんか？ 自分でわかっている筈ですよね？
一番右の金髪の彼女です
肉＋ビール2本飲んで後からダンナが合流
全く納得がいきませんでした！
(去年の秋の話ですがいまだに覚えている。笑)
私セコイですか？？？
ここトルコで、トルコ人にあまり細かいお金の事は言えないんですよ～
(トルコ人の話をするところ、起承転の結で、私と娘のセコセコ愚痴話になってしまいました。毎度申し訳ございません。。。）
To be continued
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