Room No.105 of the Landmark Motor Hotel on October 4, 1970 in LA
彼女が永遠の眠りについた、ロスにある、
ランドマーク・モーター・ホテル 105号室
故郷のテキサスを去り、サンフランシスコでフォークシンガーとして活動していた時に覚え、常習し始めたヘロイン。
その日はいつもより高純度なものであったがためにオーバードーズとなってしまい死に至る。
孤独、ヒッピー、アルコール、そしてドラッグ
享年27歳、彼女はあまりにも若すぎて、デビューしてまだ4年、これからという時に、ロバート・ジョンソン、ブライアン・ジョーンズ、16日前にジミ・ヘンドリクス、 後のカート・コバーンなどと同様、
魔の ”27club” 入りしてしまった。
死の当日、彼女のボーカル収録を予定していた、
ジャニスのあだ名と同じ名のアルバム『PEARL』の中の最後の未収録の一曲、
「Buried Alive In The Blues」
I beg for mercy, I pray for rain,
I can’t be the one to accept all this blame,
Something here’s trying to pollute my brain,
I’m buried alive in the blues.
皮肉な事に、正しく彼女は “我々の心に”生きながらもブルースに葬られ、永遠に逝ってしまった。
この最後の曲は、遺憾ながら ボーカル無し、演奏だけの未完の作品となってしまった。
いつも聴いていた ジャニス・ジョプリン
当時 私が通っていた大学では、
インド、ヒッピー、サイケデリック、パンク、ファンク、レゲエ、
色々なスタイルで、皆それぞれアイデンティティや思想を主張していた。
仲間は ボブ・マーリーに傾倒していたが、
私は 当然 ジャニス だった。
ヒッピー ムーヴメント下、サイケなテイスト、フォーク、カントリー、R＆B、ソウル、ブルース、ジャズなどの多様なエッセンス、
ジャニスの、
焼けた喉から絞り出される、
しゃがれた畳み掛けるような激しい魂の叫び、ソウルロック
何処にも、何にも属さない、
ジャニス独自のスタイル、
ジャニス・ジョプリンというジャンル
太く短く刹那的に生きた、
ジャニス・ジョプリンのブルースに、
人は痺れ、打ちのめされる
生前にリリースされたアルバムはわずか3枚、そして4枚目の制作途中に彼女は早くも逝ってしまった。
有名な Move Over や Cry Baby、Piece of My Heart は もちろん素晴らしすぎて、今更何の説明も必要はないが、
私はやっぱりこれを聴く。
＜Sumertime/Cheap Thrills＞
＜Kozmic Blues/I Got Dem O’I Kozmic Blues Again Mama!＞
＜Ball and Chain/Cheap Thrills＞
いつまでも色褪せることなく、、
パールよ、永遠なれ
1943年1月19日 アメリカ・テキサス州で生まれる
1966年頃 Big Brother＆ The Holding Company に参加
1967年 カリフォルニアのモンタレーで開催された世界初大ロック・フェス『モンタレー・ポップ・フェスティバル』における演奏で、ビッグ・ママ・ソーントンの「Ball and Chain」をパワフルに歌いこなし、女性リードシンガーとして大きな注目を集めるようになる
数カ月後 アルバム Big Brother＆ The Holding Company Featuring Janis Joplin リリース
1968年9月 アルバム Cheap Thrills リリース
1969年 Kozmic Blues Band 結成
アルバム I Got Dem O’I Kozmic Blues Again Mama! リリース
8月16日 Woodstock Music and Art Festival に出演
1970年 Full Tilt Boogie Band 結成、アルバム制作に入る
1970年10月4日 死没
1971年1月 アルバム PEARL リリース
- Album -
- Janis's Psychedelic Porsche -
- Psychedelic Poster -
ではでは～
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