大隅良典教授 の「オートファジー」。
素晴らしい研究により、2016年度のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
同じ日本人として本当に誇らしいですよね。
(トルコでは、自国民の受賞がほとんどないからか、ノーベル賞と、そして オリンピックも非常に関心が薄く寂しいです、、)
ここトルコでも、「イスラムの断食期 RAMAZAN ラマザン」に入りますと、職場、友人、親族のWhatsappグループ内で、大隈教授のオートファジーに関する説明ビデオが、あちらでシェアー、こちらでシェアーのオンパレード。
断食が、いかに体に良いのかの宣伝です。
トルコ語版「オートファジー」説明ビデオ
この、私にはなんだかよく解らぬ「オートファジー」ですが、
”人間は 空腹状態が約16時間以上続くと、自食作用 (=オートファジー)が働き、細胞内の古いタンパク質や不要物を1回壊し、また新しいものに変え、リサイクルする” というものらしいです。(なんとなくは理解しましたが)
まあ何にしても、オートファジーが働くことで、細胞が新しくなり、アンチエイジングの効果も得られるとの事。
また断食は、免疫力のアップや胃腸を休ませる事によって排尿・排便が促され、むくみが取れたりと、健康にも効果的なのだそうです。
私、平日 月~金の5日間、朝8時から夕方5時半までずっとデスク業務で座りっぱなし、週末 土日は引きこもりで *Youtube チェーン視聴。
* 右横にずらりと関連ビデオ紹介するのやめて欲しいですよね。ついつい連鎖クリック、ネバーエンディングのスパイラルへ突入、、
ここ数年、羽生結弦選手 の露出が非常に少なくファンは飢餓状態ですので、ビデオで穴埋めしようと観まくって、家族に「Yeter!(Enough!)」と、うんざりされています。
(特に娘に。。ちなみに羽生結弦選手と同い年ですが94年ではなく95年1月生まれ。)
黒い子の羽生結弦選手。後ろ姿までもが完璧なるプロポーションでついつい見惚れてしまう、、
そんな生活を送っておりますので、必要運動量も全く満たしていないところに、
そもそも一日 朝昼晩の3食、
その上 何かしらんお菓子など間食もして、
全く空腹感を感じる暇もない オツボネ微+妙齢 な私 は、特にどんどん太っていくばかりなのです。
大隅良典教授の研究・受賞により、断食(ファスティング)が見直され、
プチ断食、半日(16時間)断食、一日断食、週末2日間断食etc 様々なファスティングのアイディアがあり、最近 5キロリバウンドした私も、せめて平日の勤務日だけは、朝食を抜いた16時間ファスティングをするよう努力 しています。
(たまに誰かから 朝のゴマパン ”SIMIT” の差し入れが入るので)
トルコのイスラム断食は、皆さんご存知の通り、
日の出と共に飲食を経ち、日の入り(日没)と同時に食事する、
ですので、夏は結構長時間になりますし (特にヨーロッパ。白夜の北欧の国々にお住いのモスリムはどうしてるんでしょうか? 無知で申し訳ございません)、
水分も一切摂れない というところが(宗教五行に係る事ですので軽々しい事は言えないのですが)、腎膀胱系が弱い私にはちょっと厳しいですね。
毎日水分を十分補給し循環させては体外に出し、サーキュレーションをドクターに勧められておりますので、オホホ。
また、例えば今年の断食ですが、イスタンブールの場合、
初日の4月2日(土)は、
朝05:12 までに飲食終了し、夜19:36に 飲食スタート(計 約14時間の断食)
最終日の5月1日(日)は、
朝04:17 までに飲食終了し、夜20:07に 飲食スタート (計 約16時間の断食)
でしたので、4月における1カ月にわたる断食は、朝食可能な時間がだんだん前倒しで早まり、その反対に 夕食時間がだんだん後ろ倒しで遅くなり、断食時間が少しずつ更に長くなっていっておりました。
なかなか厳しいですね、、
今年の断食は、時間的に早朝のSAHUR (サフル)という断食開始前の食事を取らない方も多い様でした。
食い溜めして直ぐに寝付けませんし、寝不足がちに。。また、当然 胃の不調を訴える方も。
ちなみに、私数年前に気づいたのですが!
(皆さんご存知だと思いますが、私今まで知らなかったのです。)
朝食という意味の英語 BREAKFAST ブレックファースト という言葉ですが、
夜 就寝し(寝てるので所謂断食状態に入る)、起床にて初めて食事をとるので、
朝食が、BREAK(壊す)+ FAST(断食)という意味から来ているそうです!
言われてみれば、その通り!ですね~!
Camblyのお気に入りのピンクの髪のR先生に教えてもらいました。
トルコの方々は 断食期、家族、親族、友人などと共に、一日の辛い修行の後の IFTAR イフタルディナーのテーブルを共に囲む事に意味があり、大事だと言います。
通常、(あれば)ダーツの実と水を飲む事から始め、そしてスープへと、ゆっくり(?)夕食をとり始めます。(⇒ ”ゆっくり” を推奨されるのですが、皆 空腹なので必然的に ”ガツガツ”と、です)
、、、が、一日中我慢していた反動で、テーブルには、朝の白チーズ、カシャール(チェダー)チーズ、オリーブ、各種ジャムも 朝 食べ損ねてるのでもちろん用意してありますし、パイだの、冷製前菜等の副菜、メインは肉料理、ジャガイモ系付け合わせ、ピラフorパスタ、デザートまで、なんでもかんでも全てアリ!の とてもリッチすぎるフルコースディナー でドカ食いしがち、
プラス、
ラマザン断食期におめみえする、PIDE(ピデ)というインドのナンに似たパンとPASTIRMA(パストゥルマ)牛の干し肉、これがまた美味しくて、チーズやジャム同様ピデパンに良く合い、ついつい食べ過ぎてしまうのです。。
ラマザン・ピデ の パン パストゥルマ 牛の干し肉
、、ですので、残念ながらトルコでは、断食/ファスティング ダイエットどころか、
「 ”断食” で 体重増」
の方が多いのです。
(例:うちのダンナ、通常 池中玄太+18キロに、断食で+2~3キロですね)
P.S. (ダイエットの参考にならず、大変申し訳ございませんでした。。。)
ではでは~
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