1. 宇宙と銀河。銀河の暗黒物質(DkM)は原子核融合体(NcF)。 p2
宇宙には銀河が5000億、輝く恒星は10の20乗も存在すると観察されている。
ハップル宇宙望遠鏡の観測で、2003年、重力によって光を屈折する「重力レンズ効果」で不自然に歪んだ銀河を、50万個の銀河と周辺領域を繰り返し観測して、重力を有する正体不明の暗黒物質(ダークマター):(DkM)の分布を特定し、銀河の分布と重なることを公表した。2008年スバル天体望遠鏡は各銀河と(DkM)の地球からの距離を計測し、約80億光年までの遠方で周囲2.7光年の範囲で、(DkM)の立体構造を明らかにした。
これらの観測結果は60万個の銀河と、見えない重力を有する暗黒物質(DkM)はきれいに重なり、銀河の大構造を形成する宇宙重力元は(DkM)であることを確かめた。
この観測結果から宇宙全体の物質存在比率はエネルギーに総て換算して暗黒物質(DkM)22%、暗黒エネルギー(DkE)78%、通常の物質(地球上で見られる各種原子)は4%に過ぎないことが判明した。『注;物質の存在比率を質量に換算すると、(DkM)は80%以上存在する。尚、以前は宇宙の組成は水素75%、ヘリウム25%弱とされ、輝く太陽の組成も水素90%、ヘリウム10%弱とする理論が19世紀初頭から承継されていた。』
スバル望遠鏡で観測を開始して10年を記念した2009年、250万光年彼方の渦巻銀河「M33」の鮮明な画像を公開、銀河円盤部の中心バルジから星:恒星の生成が盛んな領域が外側に向かって広がる、一つ一つの星が生まれる様子が明らかにされた。
人類が生存する地球、その太陽系がある天の川銀河は直径10万光年、厚みは中央で1万5千光年、その中心ブラックホールから半径6千光年の中心核バルジが大きく輝き、その周囲に300光年ほどのリングから恒星が誕生していると観察されている。
銀河中心のブラックホールからバルジの輝きが強い所に多量に存在する、重力を有する超高密度の(DkM)は秒速30万㎞の光をも飲み込む強力な重力加速度で、宇宙に漂う星屑、別の銀河外周で迷える惑星、星雲など、普通の物質:各種原子をブラックホールに吸引し、超重力場で原子直径の10万分の1の原子核集合体に圧縮、核融合の放射ジェットを噴出しながら、原子体積の1兆分の1に圧縮された原子核融合体(NcF)を生成する。
原子核融合体(NcF)は密度1千億超kg=百兆g/立方㎝の超高密度の物体は重力を有する超高密度の宇宙重力元である暗黒物質(DkM)に相当すると考えられる。
(DkM):(NcF)は高性能の天体望遠鏡でも実体を観察することは不可能だが、それが多量に存在する銀河中央部、中性子星、恒星など光輝く天体として観測することが出来る。何故なら?(DkM):(NcF)は超重力場の中では安定に存在して重力を及ぼすが、安定重力場が臨界重力以下になった表層部分では質量の相転移を惹起して、強烈な核エネルギー、放射性、電磁気力のダークエネルギー(DkE)を発生し、各種放射性同位原子を残留する。
質量の相転移エネルギー:Eの計算はE=m(質量g)×c(光速:30万㎞=300億㎝)の二乗。1g(日本の1円硬貨)の質量が相転移すると;1g×300億の二乗=9×10の20乗erg。カロリーに換算すると石油約2千トン分のエネルギーに相当する。
同類の質量の相転移エネルギーでは、原子爆弾は放射性ウラン(密度18,95g/立方㎝)を爆弾投下時に1kgを1箇所に集めると、核分裂連鎖反応の臨界を越えて爆発、核エネルギー、放射性、電磁気力を発生して、放射性元素を残留する。
同じ1立方cmの体積の質量が相転移したエネルギーを比較すると、(DkM)の相転移エネルギーは原子爆弾及び水素の核融合エネルギーの1兆倍。所謂、天文学的! p2.