大鹿村の標高1,500mを超す農園で栽培されています。
一般に“ヒマラヤの青いケシ”とは“メコノプシス・ベトニキフォリア”を指す(事実、英名は
Himalayan blue poppy となっています)のですが、この種の原産地は中国雲南省北西部の高山地帯であり、大鹿村で栽培されている“メコノプシス・グランディス”は原産地がヒマラヤ山脈で、中国には原生していない事、花色がグランディスのほうが鮮やかである事、などからこちらのほうが“ヒマラヤの青いケシ”の名にふさわしいと思われます。
中村農園入口付近




200株から栽培を始めた青いケシ。現在は5000を超す株が栽培されています。
「天上の妖精」の名の通りの花。
鮮やかなスカイブルーの透き通るような花びらは清涼感に溢れています。



スカイブルーの花びらのに包まれ、花の中央にまるで塔のように聳え立つめしべの周りに散りばめられた雄蕊。細く白い花糸の先端にあるオレンジ色の葯(花粉嚢)はまるで夜空を焦がす打ち上げ花火のようです。 青い花びらとオレンジの葯のコントラストが鮮やかです。



今年も6月5日に開花を始めた青いケシ。6月~7月初旬ぐらいまで咲き続けるようですが、見ごろはやはり6月中旬から下旬にかけてでしょう。
大鹿村は南アルプスと伊那山脈に挟まれた小さな村です。村までの道も曲がりくねったなかなか険しい道ですが、村の中心部からさらに700mほど標高の高いところに中村農園はあります。村から続く山道はさらに細く、曲がりくねった道が伸びています。
私がこの青いケシを初めて見たのが4年前。その時は1度見ればもういいかな、と思っていましたが、梅雨のこの季節が来るとついまた行きたくなります。
興味のある方は是非お越しください。
ただし、先ほども記しましたが、道はかなり悪いですよ。