建設する目的とは、何でしょうか?
「本社ビルを建てたいから」
「工場を建てるともっと利益が出そうだから」
「賃貸経営をしたいから」
「地図に残したいから」
「今まで建てるのが夢だったから」
・・・

さて、建設費をコストダウンする目的とはなんでしょうか?
そんな事、言われなくても分かっていると言われるかもしれませんが、
建てた後の資金繰りを有利にする為だと思います。

kkenji1がディベにいた1年半、景気の良い頃から、散財の他に、
数億の工事費を必要以上に支払っていたと思います。

こんなことを言っては失礼かもしませんが、
転職直後は工事費に関して素人の部長が1物件に対して
5?6社の相見積を取って発注していたので、
必要の無いお金を払っているのを指摘してはいましたが、
景気が良かったので徐々に変えていこうと、それ程強くは言いませんでした。

そして、景気が悪くなると・・・
ご多分に漏れず総務からコスト削減運動?みたいなものが、
発令され、文房具やコピー用紙の使い方まで細かく指示されました。
ゼネコンや細かい支払も遅延し給料も全員カットです。

景気が崩れだした途中からCMを導入して何とか着工しようと試みましたが、
まだ見積ってくれるゼネコンを探し出し幾ら安く見積っても、
とうとうゼネコンへの着手金、工事費の10%すら出せず
着工できませんでした。

私が転職する直前は、ポスティングのアルバイトの方を雇う資金も無く、
広告を打つ資金も付き・・・
内勤全員で朝から晩までチラシを刷ってポスティングです。

コピー用紙等のコスト削減運動自体は別にいいとは思いますが、
数億の無駄金を払ってきたのに、内心は何を今更という感じでした。

全国のコスト削減運動をされている方に怒られるかもしれませんが、
建設に関するコスト削減額は10%であっても莫大です。
コピー用紙を丁寧に使う事では取り戻すのに100年以上掛かります。

退職後の噂では、なんとか国の緊急対策で融資を受け、
竣工済物件ののゼネコンへの支払は済ませたそうで迷惑は少なく済んだようですが・・・
もっと早くからCMを導入していれば違う戦略が描けたと思われるだけに
残念でなりません。

さて、これから新築をされようとお考えの方々も、
これまでコストを削減し、一生懸命に頑張って資金を蓄えてこられた方々が殆どでしょう。

「うちは、今は予算に合ってるんだからそこまで・・・」
と、景気が良い時の上司は言っておりました。

あえて言わせて頂くと、予算にあっていても削減できる時に削減できるものは、
しておくべきだと思います。
折角、建築するのだから建築後のお施主様に幸せになって頂きたいのです。

そのような経緯からkkenji1は建設費のコスト削減のお手伝い、ご提案をしています。

建設費を落として欲しいと言われれば、最大限のお手伝いは可能です。
勿論、プロジェクト全体がスムーズに遂行するようサポートもしますが、
落として欲しいのか、どうかお互いに解らないケースは少々困ります。

「建設費を削減したい」という目的が一緒でないと、うまくいかないようにおもい。

CMでお見積して、お見積もりした全体の一番手の与信が通れば受注できるのであれば、
全力でお見積し何十社相手の相見積の結果に対してでも結果を必ず出します。

ディベ時代の上司の5社相見積の一番手40600万→CM34500万がプロの実力です。
前回のブログで6/20から確認申請が変わるとかいたが
もう少し触れます。

姉歯事件の影響で
6/20から確認申請の審査方法が変わります。

ひとつの物件に対して2つの審査機関で審査して
途中変更・間違いがあったら1からやり直しとのこと。
構造の設計方法も若干変わるそうです。

構造の変更については、プロにしか
その意味がわかりませんが、
審査中に間違いが指摘されると
1から審査やり直しというのは痛すぎます。

普通、確認申請を提出にいく若い所員は、
設計事務所の所長(管理者)の印鑑を持って、
審査機関からの指摘箇所をチョコチョコっと直して
印鑑を上から押して、決済をおろしてもらうのが
一般的でしたがそれが出来なくなり
審査料も再度払い直しとのこと・・・・
審査機関からの指摘をその場で直すことが、
若い所員が経験を積み仕事を覚える
為の糧となるシステムだったと思っていますが
その機会は許されなくなりました。

たった1つのどうでもいいようなケアレスミス
(面積の小数点以下が計算違ってたとか)に対し、
1から全ての審査をやり直す
ことに意味があるのか???ということは、
施主の立場からしても異論は言いたくなることもあるでしょう。

1つの簡易な間違いで他が絶対的にOKなのであれば
確認申請中に工事着工を
施主命令でこっそり行ってしまうなんてことも
出てくるかもしれません。

簡易なミスを犯してしまった体力のない設計事務所は、
相当の淘汰が予想され、そのケアレスミスを犯さない為の何重もの
チェックをするのだから、日本全国の
設計料金もあがるでしょう。

全体工期の遅れにより施主から裁判など起こされたら
それに耐えられる設計事務所など殆ど存在しないのが
現実だと思います。

さらに役人上層部の一方的な見切り発車の為、
現場となる役所・審査機関も設計事務所も手探りで
パンク状態のようです。

6/19までに駆け込みで申請するところが多く
その審査が終わるまで2-3ヶ月(汗)
6/20以降の提出ならその後の処理で9月以降からの審査との噂も
ちらほら聞いております。

私が確認申請提出していた頃は、3週間ぐらいで
民間は降ろしてくれたんですが・・・

構造事務所の先生の話だと
今回の改正でノイローゼーになってる構造家の方も
いらっしゃるとのこと・・・

私は、もう建設業から足を洗いましたが、
施主側も確認申請の失敗による全体工期遅延リスクと、
設計料金の値上がりについては
十分考慮したうえで事業計画をしなくては
ならないと思います。