この投稿は第49回~第53回を編集したものです。

 

私は他の人にも聞こえるような大きさで「じゃあ言わせてもらいますけど、僕が先月辞めて言ったときにいろんなこと言ったり、変な店の割引券と渡してきたり僕のことをこの店にいさせたのは誰ですか。払ってない残業代だって10万くらいありますよ。」店の雰囲気は最悪なものになった。

 

店長は「何が残業代だ。残業代なんて23年間一度ももらったことないぞ。嫌なら二度とこの店に来るな。今まで払ってやったバイト代やお前に教えてやった時間も返して欲しいくらいだな。ついでにお前が出した損失も弁償しろ」

 

私は「なんでそんなに身勝手な事を言えるんですか。辞めたいといった人間を無理に続けさせたらこんなことになることくらい想像つくでしょ。リスクマネジメントも出来ないんですか。じゃあ僕は二度とここには来ません。店長にパワハラされたて本部に言っておきますので」といった。

 

 

すると副店長がきて「要するにお前は社会を舐めている。さっきから聞いてれば権利ばかり主張しやがって。」といった。

 

店長は私に平手打ちをした。「お前みたいな人間はどこも雇ってもらえねぞ。この店にはなんで使えないやつばかなんだろな。」

 

 

すると他のバイト仲間が来て「店長実は今のやり取り全部動画で撮りしましたよ。」

 

彼らは未払いの残業代の支給と店を今日限りで辞めることを要求した。

その中の一人が「戸狩さんはどうしますか」と私にきいてきた

 

私は彼ら行動をともにすることにした

 

店長が「ちょっとまて。いま辞められると店が回らなくうなる。契約満了までいてくれ」

 

バイトの石井が「テスト前はシフトを融通してくれる約束を反故にしたり、タイムカード切ってからビラ配りを強要したりしておいて何言ってんですか。それに戸狩さんを殴った動画を本部に提出したらあなたクビじゃないですか。」

 

店長たちは我々の要求をのんだ。

 

私は彼らに感謝をしている。平手打ちされた時に棟田先生の時のように暴れてしまいそうになったからである。彼らがいなければ私は警察の厄介になっていたかもしれない。

 

騒動を知った本社の人事部から電話がかかってきた。ありのままに話した。その結果店長は降格処分になった。

後日菓子折りと十万円が送られてきた。

 

 

 

クラスのみんなはバイトを辞めていたが私は将来どうしたらいいのか分からず勉強に集中できずにいた。

心のどこかで親に申し訳なく思っていた。金銭的な悩みを解消するために日雇いのバイトをして心を安定させていた。

 

そんな日々を2か月ほど過ごしていると副店長から電話がかかってきた。店長が退職するから送別会に参加をしてほしいとのことだった。

 

私に謝りたいとのことであった。行くのが面倒であったので断った。

副店長が「男ならを最後ぐらい笑って送ってやれよ」

 

そうすると店長が電話の話し相手になった。騒動の謝罪してきた。

私は本部から詫び料をもらったからこのことはもういいと伝えた。

 

店長は都会で自分の店を持つことを夢に北海度から中卒で出てきた。しかし夢を諦めて地元にある実家が経営している旅館を手伝うことにした。

店長は「今回のこととは関係ない。自分には向いてないと判断した」と言った。

 

少し申し訳ないとおもった。

 

店長は旅館の支配人になっている。時間ができたら会いに行こうと思う。