ある実技授業の時の話です。
課題は呼吸苦を訴えている傷病者への対応だった。
武川が隊長で棟田先生が指導に当たっていた。隣のグループがふざけていたため、武川は異常な呼吸音などを聞き間違えて正常と判断してしまった。課題終了後にそのことを指摘された。学生だけで整理していると棟田先生は隣のグループとふざけ始めた。
武川が棟田先生にぎりぎり聞こえないくらいの声の大きさで「きもいんだよ、どっか消えろう」と言った。
教室は静まり返った。
棟田先生は武川の前に行き「なんか言った?」
武川は「気胸てどんな音が聞こえたけて言いました」と言った。私はさすがに無理はあるだろうと思った。
椎名先生がきて気胸の説明を始めた。
授業終了後に武川に「さすがにやばいだろ」と言った
棟田先生も他の人に「あいつなんて言ってた?」聞きに回っていた。