吉本新喜劇みたいな授業が続き疲れがたまりやる気もなくなり始めました。もうすぐ夏休みに地元の友達と東京に旅行に行くためにバイトをすることにしました。

 

求人サイトを見て時給が高く雰囲気がよさそうだったレストランを選びました。店に電話すると「履歴書は書かなくていいから身分証と印鑑、銀行通帳持ってきてください」と言われました。「やばいところに応募してしまったのか」と思いました。

 

面接は志望理由も聞かれず即採用であった。私の仕事はホールスタッフ兼皿洗い係であった。教育担当になったのは同じクラスで留年した山口さんでした。ある日のバイト終わりに山口さんに食事に誘われました。

 

私は山口さんに留年した理由を聞きました。「出席日数が足りなかった」からと答えました。「出席さえしてれば進級できる学校だから」と続けました。

 

なぜ救命士になったかも尋ねました。「特にやりたいこともないから安定した公務員(消防士)がいいと思って選んだ。俺は学校はやめるけどね」と言いました。理由を聞くと「救命士になる理由も消防士になる理由もないから、君とは何か運命を感じるからライン教えて」と言われラインを交換しました。

 

山口さんと話し学校の全体像を知り驚愕しました。