好き過ぎて、言葉にならない…
なんか、オフコース見たいな書き出しだが…
3月3日は、ワシが愛してやまなかった「須藤 薫」の命日であります。
前回のBIG PINKで音楽を語る会(ありゃ、いつの間にかそうなっちゃった?)で
Sさんが別れ際に「そんなら、須藤 薫の命日の日のブログ楽しみにしとるわ…」と言って
別れたんだよね…
…いや、コレ、大変です。
書けませんよ、Sさん!…ムリっす。ムリムリ…
ちゅう事で、当時その直後の番組でオンエアした曲を載っけておきます。
オンエア順っす。
Paradise Tour ’81年 花いちめん夢いっぱい
現FM Nワン Nさん 当時(Y蓄時代、元ワシの上司)絶賛の曲。たぶんNさんも当時は、こんなハッピーな気分だったんだろう…ドリーミーPOP、POP'N ROLL全開の2ndアルバム。
おそらく、1stより、評価が高いようだが、ワシは1stがエエな。
Chef’s Special ’80年 あなただけI LOVE YOU
大滝 詠一作の名曲、これで、つのだ★ひろが、ただの「メリージェーン」の人ではなく、凄腕のドラマーだと知った1曲…アメリカンPOPを受け継ぐシンガーと、業界で話題になったデビューアルバム。耳タコ、一番聴いたアルバムだな。
Amazing Toys ’82年 緑のスタジアム
杉 真理の係わりが大きくなってきた3rdアルバム。須藤 薫はなぜか、業界受けが良く、Y蓄にもファンが結構いたな。Siさん、Hiさん、そして、F君(現ウインドミルレコード店主)他々…
この「緑のスタジアム」は、明るい曲調の中に「出会いと別れ」が描かれていて、素敵だな。
Amazing Toys ’82年 Rainy Day Hello
同じく、Amazing Toys より、バラードの名曲です。おそらく別れた恋人どうしが、偶然出逢った雨の日の出来事を描く…男性の(オサルの本能上)、未練タラタラの雰囲気を女性がさらっとかわすそんな1曲、好きです。男性の方が女々しいもんです。
Planetarium ’83年 いつかこの都会(まち)で
この曲を聴くたびに、東京時代、1人寂しく国電(現JR)に載って、職場から高円寺に帰った日々を思い出す。このアルバムは、POP’N ROLL から、アーバンへサウンドが大変化。これが、一番好きなアルバム。ワシも大変女々しいヤツなんですワ。
Drops ’83年 日曜日のご趣味は?
完全にシンガー須藤 薫になった1枚。アメリカンなPOP’N ROLLさは薄い。
美少女アニメのワンシーンみたいな展開の曲…女心に気づかない男は、いつも「ヘタレ」と相場が決まっている…若者よ!1歩前へ!彼女は君を待っている!
Summer Holiday ’84年 Remember
夏SongBESTからの1曲、コレには当時未発表曲が3曲入っていたので、レコードを購入した。杉 真理の曲だが、杉っぽくない。若干アップテンポでアーバンなAORサウンドだ。歌詞の通り、車に載って夜中まで騒いでいた頃を思い出すな。たまらん!Dropsにもボートラで収録。
Hello Again ’87年 同い年の恋
活動休止から復活した1作。てっきり引退したのだと思っていたので、F君的に言えば「涙ちょちょギレ」的な作品で、完全に大人のシンガーになった須藤 薫を堪能出来る…なんかエロい?さすがのワシも(いや、どんなワシだ?)この頃になるとCDを買ってるな。ふーん、そうか。
More Than Yesterday ’88年 許してあげない
あー遂に、須藤 薫も打ち込みになっちゃった・・・時代の流れとはいえ、ちょっとなぁ~・・・やっぱ、打ち込みって性格無比過ぎて気味が悪い。例えば、アイマスのタイプのギャルゲーのダンスシーン、全員が揃い過ぎ…人間だとああは成らない、個々にズレがあってもその上での一糸乱れぬ感がある。それが、音楽のグルーヴってもんだ。買って見たが、正直聴かない。こんな、須藤 薫・・・許してあげない!
Tender Love ’89年 さよならYersterday
ピチカートの小西 康陽がPro.全編フィルスペクターサウンド全開。ある意味’60年代サウンド…ん、そりゃ昔の須藤 薫じゃないか?…しかし、スペクターサウンドは、すぐお腹一杯になっちゃうな。オンエア曲は、ピチカート感満載の渋谷系POP、EPのB面でコレにボートラ収録。
Continue ’90年 コンティニュー
前作よりハミングバードへ移籍している。正直こんなにアルバムを出してもHitしないのに、アルバムが出せる…須藤 薫って、ほんと業界人(製作も販売も)の評価が高かったんだなと思う。落ち着いた大人のラブソング集だが…また、打ち込みに戻っちまったぞ!
Winter Moon ’91年 Lovers In Snow
The Fifth Avenue Band(最高!)のMurray Weinstockがアレンジで参加。その8曲に2曲を追加して発表した、ウインターラヴソング集。ハミングバード時代は試行錯誤…大人のシンガーとしての味わいは増したが、アメリカンなお嬢様のドリーミーLOVE SONGを求める、ワシとのギャップは増すばかり・・・と言っても、彼女の変化に着いて行けなかったのはワシの方か・・・う~ん・・・ある意味、音楽って難しいね。
須藤 薫&杉 真理 恋愛同盟 2012年 My Favorite Songs
前作Winter Moonで遂に引退を考えて、長期の沈黙に入った彼女が、杉 真理とのデュオで復活をとげて再び、「涙ちょちょギレ」したもんだ…それから数作…そして、これがその最期のアルバムになってしまった。残念ながら、歌唱力などは落ちている。さて、あなたのFavorite Songは?DJって、顔が見えないからエエんだよ!って
改めて、某FM局に言っておくぞ。
以上が、当時オンエアされた曲でござんす。もちろん、他にも名曲は沢山ありますが、各アルバムから基本1曲厳守で選曲したので、こんな感じになってます。「恋のビーチドライバー」とか「Foolish(渚のポストマン)」なんて、本当はハズせない曲なんだけどな…
スクールデイズなアメリカンポップ路線からアーバンなサウンドへ、そして大人のシンガーへ変化して行った、須藤 薫ですが、ほんとうの意味で大ヒットアルバムってのはありませんでした(Planetariumが一番売れたようだ)。
やっぱり、本人も(ライナー)インタビューで語っていたが「お嬢さんキャラ」なんですよ、彼女は…そこに、売れたい!って言うハングリー&ガッツが無かったんだと言ってます。
だけどファンとしては、それ(お嬢さん)がちょっとだけハスキーでハイトーンなヴォーカルに載せて「あなたが好きよ~…」なんてスクールラヴを歌うので、アメグラみたいな映画のシーンを思い浮かべて、思わず、キュンと来るって事なんでしょうな。ハングリーなお嬢さんって居ないよね普通…ああ、難しいモンだ。
Planetariumが発売された頃、金沢工業大学の学園祭LIVEに彼女は来ています。運よく、当時上司のNさんが言って来い!と言ってくれたので、別の店のSiさんと見に行きました。大好きな曲のオンパレードで大変嬉しかった(ただ、屋外で死ぬほど寒かったな)。
ちなみに、ワシの妹もワシに感化されて彼女のファンになり、静岡の大学時代に「静岡すみや」で、イベントLIVEを見ています。かなりの曲数歌ったらしく、なんて運のエエやっちゃな。んな事、ど~おでもエエか…
須藤 薫 ゴールデン★ベスト シングル・コレクション
こんなのもアリます…基本彼女はアルバムアーチストなので、シングルはリカットです。
ただコレにはその後、杉 真理に再度引っ張り出されて発表した曲がボートラで入ってますので、ま、買って損無しってとこです。リマスターで2枚組み3,000円ってのもエエねSONYさん。
ISETAN Songs Collection 1972-1986
これは、伊勢丹の店内放送(キャンペーンソング)をコンピ化したもの。須藤 薫も2曲入ってます。
「花いちめん夢いっぱい」が「花いちめん春いっぱい」になり、その部分は歌詞も変わってます。また、
「アップル畑であいましょう」と言う、コレでしか聴けない曲も・・・やっぱりSONYも売りたくて、タイアップとか力が入っていた事が、伺えますね。1972-1986・・・東京にいた方は、懐かしさ満載のコンピかも・・・
オリジナルアルバムは、2007~2008年頃に全て紙ジャケで再発されたものを購入したな。初期アナログは2枚ずつとか持っている…まさか当時全てCDになるなんて思っても見なかったからな。
まだ、流通しているものもあるようで、この各アルバムには、未発表曲もボートラで収録されてたりしてオイシイぞ。中にはライヴヴァージョンで、村田 和人とのコラボなんてものもあるよ。
…1st~4thあたりまでは、ワシの独身時代と被るので、いや~…聴きなおすと、甦る甦る…ああ、甦る…グフっ
コレだから、音楽聴くのはやめられないな。
それでは今から、
トムハンクスな、独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティ時代へ、タイムスリップぢゃ!(猪熊 治五郎風に…不明の方はスルーで…)
長文失礼!では、また
KKD_FM