ひろゆき氏は、高市氏が4日の岡山での演説で南鳥島の海底からレアアース泥の引き上げに成功したとし「だから日本は、これから今の世代も次の世代もレアアースには困らない」などと発言したことについてファクトチェックをした朝日新聞のネット記事を引用。同記事ではレアアースについて詳細な分析をした上で、今回の高市氏の発言のファクトチェック判定結果を「ミスリード」などとしている。
これをうけ、ひろゆき氏もXに「事実:南鳥島沖でレアアースを含む泥の引き上げ試験に成功。どの希少金属がどの程度含まれてるかは不明。泥を分離し乾燥させて精製するコストも不透明」と書き出し、「願望:高市首相『日本は、これから今の世代も次の世代もレアアースには困らない』」とつづった。
その上で「事実と願望を混同してるのはヤバい」と警鐘を鳴らした。
朝日の記事のファクトチェックは、
量、採算性の評価はこれから
技術が確認されても、実際に多くの泥を採り続けられるか、採算が見合うかは別の話で、これから研究チームが時間をかけて試験して評価する予定だ。
今回の技術確認をうけて、研究チームは27年2月から、1日最大350トンの泥を引き揚げることを目標に、本格的な採鉱試験に進むとしている。
また、その試験の結果をみて採算性を評価する。採算性がなければ民間が参入しづらく、安定供給につながらない。深海からの採掘をめぐっては、大型船で泥を連日引き揚げ、精錬に向けた前処理や本土への長距離輸送は、陸上鉱山での採掘に比べて構造的にコスト高になりやすいことが指摘されてきた。
研究チームによる報告書は、28年3月までに提出される見通し。
精錬技術、汚染対策も必要
レアアースの安定供給には、海底からの引き揚げだけでなく、不純物を取り除いてレアアースを取り出す精錬技術も必要になる。
さらに、精錬には塩酸、硫酸などを大量に使うため、処理工場の周辺で起きる環境影響が課題になる可能性があり、環境汚染対策の費用もかかってくる。
資源開発に強みを持つ三井物産の安永竜夫会長(日本貿易会会長)は、昨年9月の会見で「精錬していくプロセスが何十年も、中国以外で開発されていない」などと言及した。
【判定結果=ミスリード】
今回の引き揚げ、レアアースの自国供給へ第一歩を踏み出したことは確かだが、安定してどれだけ採れるか、民間が担えるほど採算性があるか、環境対策をした上で精錬できるかなどの見極めは、まだこれからで、誇張した表現。現時点で「困らない」と言うには根拠が薄く、誤解を招く。
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