Androidがついに「年1更新」を卒業 あなたのスマホに3つの大型アップグレードが到着へ | ITCトレンダー・カワピーの気になるブログ‐ゲーム、PC、デジタル機器情報

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Googleは、モバイルOS「Android」のアップデート戦略を見直し、これまでの“年に一度の大型アップデート”から、年間を通じて小刻みに新機能を追加する方式へと転換した。

 その最初の動きとして、「
Android 16」の第2弾アップデートが対応Pixel端末に配信されるほか、Android全体で使える複数の新機能が発表されている。

 今回のAndroid 16向けアップデートには、AIによる通知の要約や整理、
ペアレンタルコントロールの強化などが盛り込まれた。ただし、より影響が大きいのは、Android共通で導入される新要素のほうだ。ここでは、その中でも特に注目すべき3つを取り上げる。

大事な電話を“本当に届く”ようにする仕組み

 新たに加わる「Call Reason」(通話理由)は、相手に“この電話は重要”だと事前に伝えられる機能だ。

 Googleによれば、Call Reasonは「近日中に提供」される予定で、登録済みの連絡先に発信する際、その通話を“緊急扱い”としてフラグ付けできる。相手側には着信中の画面に「It's urgent!(急ぎです)」と表示され、取り逃がした場合でも履歴で確認できる。

 数カ月前には、9to5GoogleがPixel向けの独自機能「Expressive Calling」をコード内で発見している。通話の目的を「近況報告」「ニュース共有」「ちょっと質問」など細かく指定でき、“緊急”を選ぶと特別な着信音で「おやすみモード」などを突破する仕様も見つかった。

 今回のCall Reasonに同機能が含まれるかは明らかではないが、機能統合が進んでも不思議ではない。

Chromeのタブ固定がついに正式機能に

 もう一つの追加は、Chromeのタブを固定して、常に一覧の先頭に置いておける機能だ。 スマホ版Chromeは後で読みたい記事やよく開くサイトが積み重なりがちで、気づけばタブがカオスになる。そんな悩みを解消するのが今回の
ピン留め機能だ。

 Android版Chromeでは、固定したタブがブラウザ
上部に常に残るようになる。固定したい場合は、タブ一覧(グリッドビュー)を開き、長押しして「Pin tab(タブを固定)」を選ぶだけ。ピン留めされたタブは最前列に移動し、誤って閉じないよう「×」も表示されなくなる。

怪しいメッセージは「かこって検索」で即チェック

 メッセージが詐欺かもしれない──。そんなときに使えるのが「囲って検索」だ。

 この機能は昨年から提供されており、ホームボタンを長押しして画面上の気になる部分を囲む(なぞる)だけで、関連情報をすぐ検索できる。今回さらに強化され、怪しいメッセージを囲むと「AIによる概要」が表示されるようになった。

 AIによる概要は、そのメッセージがどんな手口の詐欺に当たるのか、注意点や次に取るべき行動までまとめて示してくれる。

 Androidユーザーであれば、これらの新機能は今後順次利用可能になる見込みだ。詳細や追加要素は、android.com/updatesで確認できる。