10日夕方、「モバイルSuica」で、障害が発生。午後5時半ごろから、アプリへのログインや、チャージなどがしづらい状態に。JR東日本によると、午後11時には障害は「ほぼ復旧した」といい、原因は「サイバー攻撃」だということです。一方、「モバイルPASMO」でも障害が発生しました。
JR東日本
「サイバー攻撃により、多数の通常と異なるアクセスを受け続けていたことから、つながりにくい状況となっておりました」
JR東日本から発表されたのは、「サイバー攻撃」──。
モバイルSuicaのほかにも、ネットで新幹線などのチケットを購入できる「えきねっと」や、「JREポイント」などでも、障害が発生したということです。
サイバー犯罪に詳しい専門家は、今回の「サイバー攻撃」の目的について、次のように話しました。
ニューリジェンセキュリティ 仲上竜太 最高技術責任者
「非常に大きなインフラに対する、“使えなくしてしまう”という攻撃なので、何らかの金銭目的というよりは、『サイバー攻撃』を行うことによって、国とか社会に混乱をもたらして、“日本のインフラに対して、こんな攻撃ができますよ”、というデモンストレーションを目的としている」
「こういった混乱を引き起こすことで、『我々はこういう主張をしている』というものに、注目させるための攻撃だと考えられます」
JR東日本によると、午後11時には、障害は「ほぼ復旧した」ということです。
一方、「モバイルPASMO」でも障害が発生しました。
こちらも、モバイル上でのチャージや、定期券の購入などが、一部でしづらい状況になっていて、原因は確認中だということです。