アメリカ人が米国から日本に来て飲食したら、「安い！」と感じるのは当たり前だな。
本拠地開幕を迎えたドジャースタジアム。平日のデーゲームにもかかわらず、試合前のコンコースはチームグッズや飲み物などを求める大勢のファンで埋め尽くされた。なかでもファンたちが興味深そうに足を止めていたのが、球場に新登場した「築地銀だこ」のフードスタンドだ。
たこ焼きの種類は日本でもお馴染みのオリジナル味のほか、ドジャースタジアム店限定商品として「チーズ＆サルサ（Ｃｈｅｅｓｅ ＆ Ｓａｌｓａ）」「チーズ＆ワカモレ（Ｃｈｅｅｓｅ ＆ Ｇｕａｃａｍｏｌｅ）」「天ぷら＆スイートソイソース（Ｔｅｍｐｕｒａ ＆ Ｓｗｅｅｔ ｓｏｙ ｓａｕｃｅ）」などがあり、価格はいずれも１３・９９ドル。この日の為替レートで換算すると１舟２０００円を超える。
たこ焼きを購入していた地元ファンは「すしは大好きでよく食べるけれど、たこ焼きは初めてだからエキサイティング」「よくわからないけれど、なんだかおいしそう」などとコメント。メニュー表示のそばに「Ｗｈａｔ’ｓ Ｔａｋｏｙａｋｉ？（たこ焼きって何？）」という英語の図解説明も貼られていたが、それでもトッピングのかつお節を指して「これは何？」と記者に聞く人が多かった。日本食ブームの中、球場でどこまで広がるか注目だ。
ドジャースタジアムにはカットしたケーキやチョコレートなど、スイーツだけを販売するスタンドもある。球場５階のコンコースにあるキオスクではなんと「ＭＯＣＨＩ」が人気。日本で一般的に売られている大福より、少し小さめの餅菓子が２個入って１箱６ドル（約８５０円）。米国ではアイスクリームを餅皮に包んだ「餅アイスクリーム」も人気が高く、「ＭＯＣＨＩ」という単語は米国でも市民権を得つつある。