「カイロス」打ち上げ直後に爆発、炎上して墜落 和歌山・串本町の“日本初 ”民間ロケット発射場  | ITCトレンダー・カワピーの気になるブログ‐ゲーム、PC、デジタル機器情報

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期待していたが、打ち上げ失敗。


和歌山県串本町にある日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から13日午前11時すぎ、民間ロケット「カイロス」が打ち上げられましたが、直後に爆発し、墜落しました。


ロケットを開発した民間企業「スペースワン」は、串本町で、民間としては日本で初めてとなるロケットの発射場を整備し、当初は2022年の3月までに打ち上げを行うとしていましたが、ロシアのウクライナ侵攻などで部品の調達が遅れたため、4回発射を延期していましたが、3月9日午前11時1分から11時17分までの間に初号機を打ち上げると発表していました。

 しかし、9日の打ち上げの直前になって、スペースワンは打ち上げの日程変更を発表し、理由について、「海上の制限区域に船舶が侵入し、安全が確保できなくなった」と発表していました。

 その後、スペースワンはロケットの打ち上げ時間を「13日午前11時1分12秒」に再設定していました。

■人工衛星を軌道投入すれば民間初の偉業も…

打ち上げられる予定だった初号機ロケット「カイロス」は、全長約18メートル。既存のロケットの中では小型で、名前の由来はギリシャ神話の「時間の神様」で、スペースワンは、契約から打ち上げまでを世界最短の1年以内にすることを目標にしています。

 日本のロケット打ち上げはこれまで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが主導していました。民間では2019年5月に、北海道大樹町でベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」が開発したロケットが初めて打ち上げに成功していましたが、人工衛星は搭載していませんでした。

 「カイロス」には、内閣衛星情報センターの情報収集衛星が1基搭載され、軌道投入されれば民間で初めてとなります。この衛星は、内閣衛星情報センターが現在運用している衛星が不測の事態で使用できなくなった際の代替機として使われる予定です。

 スペースワンは打ち上げ費用を明らかにしていませんが、1回あたり約8億円で人工衛星を打ち上げ可能とされる米国企業「ロケットラボ」にも引けを取らない価格を目指すとし、打ち上げの頻度は2020年代中に1年あたり20回を目標に掲げています。

豊田会長は会見の冒頭で、「衛星を託して下さったお客様、法整備など様々なご支援していただいた国会議員の皆様、そしてこれまで温かくご支援してくださった知事や地元関係者の皆様の期待に十分応えられなかったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

また爆発については、「リフトオフ(発射)から約5秒後に飛行中断措置がとられた」と説明。ミッション4のステップ1のリフトオフまで進んだが、ステップ2の「1段分離・2段点火」の段階でミッションの達成が困難と判断して飛行中断を行ったという。

原因については対策本部を立ち上げて調査中としていて、「一刻も早く原因を究明し再発防止に努めたい」としている。

その上で、「打ち上げを再開し、打ち上げサービスの実現により、宇宙サービスのさらなる拡大に貢献したい。挑戦を続けて全てのミッションを達成することこそが本当の意味での地元への貢献だと思います」と述べ、引き続いての支援や応援を求めた。

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