英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、欧州連合(EU)欧州委員会が米アップルに対し、制裁金約5億ユーロ(約809億円)を科す方針を固めたと報じた。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のアプリ販売市場を巡り、支配的立場を乱用し音楽ストリーミング市場の競争をゆがめたためとしている。3月上旬に発表する見通し。
スウェーデンの音楽配信大手スポティファイなどの苦情を受け調査していた。アップルが、ユーザーが自社のアプリ市場「アップストア」外で安価な音楽配信サービスに切り替えるのを妨害していたとして、EU競争法(日本の独占禁止法に相当)違反と判断したとみられる。