PS5プレイタイトルが、量、質共に充実するのが2024年と言えるかもしれません。海外ゲーマーが日本のゲームを注目しています。
2024年の1~3月期は日本生まれの大型タイトルが多く発売されている。そして、それらの多くが高い評価を受けている。個別に見ていこう。まず1月25日に発売された『鉄拳8』はSteamの同時接続プレイヤー数のピーク記録が前作を大きく上回る4万9677となっているほか、英語圏では特に調子がいいと伝えられている。レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアは90(最高100)を記録しており、売上・ゲーム内容ともに好調なようだ。
そして1月26日に発売された『龍が如く8』もまた好調。シリーズ最速のペースで全世界販売本数が100万本に到達したほか、Steam同時接続プレイヤー数のピークも前作/関連作を大幅に上回る4万6161を記録。本作もまたメタスコアは89と高いスコアを叩き出しており、シリーズ最高の数字となっている。
同じくセガグループであるアトラスから2月2日に発売された『ペルソナ3 リロード』もまた、Steamでは同時接続プレイヤー数のピークが歴代最高の4万5002を刻んでおり、『ペルソナ』シリーズ最高の勢いを記録している。こちらもメタスコアは88と高評価だ。
PC Gamerは、Steamの全世界売上トップ15のうち5タイトルが日本のゲームであるとして、以前にはないことであると称賛している。またこのほかXの欧米系のインフルエンサーもまた、ここ最近の日本産ゲームの躍進について称賛している。
2月29日には『ファイナルファンタジーVII リバース』が、3月8日には『ユニコーンオーバーロード』が、3月22日には『ドラゴンズ ドグマ2』が、また同日には『Rise of the Ronin』が発売される。どれも日本生まれの力の入った大作ゲームだ。年度末ということで発売が集中していることが推察されるが、その先陣を切ったゲームが極めて高い評価や数字を叩き出しているのは幸先が良い。
またSteamの市場が大きくなっていることで、日本生まれの大作がSteamで同時発売され、かつある程度最適化された状態でリリースされていることで、評価が高くなり、世界的な盛り上がりが可視化できるようになったことも大きそうだ。PC Gamerは2017年に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『ニーア オートマタ』がヒットしたことを踏まえ、同年以来日本のゲームは良い時期を過ごしているとしつつ、2024年は素晴らしい年になると締めている。