私もワイヤレスイヤホンを使ってる時に、干渉で音が途切れることがたまにあります。特に駅のホームでは。
イヤホンやキーボード、マウスなどのBluetooth接続デバイスを使っていると、「そもそも接続できない」「接続が途切れ途切れになる」といった問題に遭遇しがちです。この「Bluetooth接続はなぜ不安定なのか?」という疑問について、ソーシャルニュースサイトの「Hacker News」で激論が繰り広げられています。
議論の切っ掛けとなったのは、Hacker Newsユーザーのt8sr氏が投じた「Bluetooth接続の信頼性がWi-Fiなどの他の無線規格と比べて低いのはなぜか?」という質問です。t8sr氏は「ハードウェアやOS、システム、用途の違いに関係なく、Bluetooth接続は信頼性が低い」と主張。具体例として「同じメーカーのデバイス同士ですら接続が不安定」「Bluetooth接続のヘッドホンやイヤホンで音楽を聞いていると、体を動かしただけで音楽が途切れることがある」「WindowsマシンではBluetooth接続がうまくいかない」といった例を挙げています。
t8sr氏の質問には多くの回答が寄せられています。中でも注目されている回答がzh3氏による「BluetoothはWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使って通信している。Wi-Fiの出力は100mWなのに対して、多くのBluetoothデバイスの出力は1mWである。このためBluetoothによる通信はWi-Fi通信に干渉されやすい」というものです。Bluetoothは電波強度によって3段階のClassに分けられており、Class 1は最大100mW、Class 2は最大2.5mW、Class 3は最大1mWでの出力が可能です。対して2.4GHzのWi-Fiは100mWで出力されているため、Class 2やClass 3のBluetoothデバイスはWi-Fi通信の裏に隠れてしまうとzh3氏は主張しているわけです。
一方で、lxgr氏はzh3氏の意見に対して「Bluetoothは他の通信を考慮せずにデータを送信し続けるが、Wi-Fiはチャンネルの専有状況に応じて通信を中断することがある」と指摘し、BluetoothがWi-Fiと同じ周波数帯を使っているからといってWi-Fiからの干渉を常に受けるわけではないと反論しています。また、lxgr氏は「AirPodsはClass 1のBluetoothデバイスであり、最大100mWでの通信が可能」と述べ、デバイスによってはWi-Fiと遜色ない強度での通信が可能と主張しています。
一方で、lxgr氏はzh3氏の意見に対して「Bluetoothは他の通信を考慮せずにデータを送信し続けるが、Wi-Fiはチャンネルの専有状況に応じて通信を中断することがある」と指摘し、BluetoothがWi-Fiと同じ周波数帯を使っているからといってWi-Fiからの干渉を常に受けるわけではないと反論しています。また、lxgr氏は「AirPodsはClass 1のBluetoothデバイスであり、最大100mWでの通信が可能」と述べ、デバイスによってはWi-Fiと遜色ない強度での通信が可能と主張しています。