※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(24.4.26.金)曇り時々晴れ

 2週間ほど前にS君を連れて自転車で植物園に行ってあまり日が経っていないが、この時期、次々と春の花が咲くだろうと思って、ヨメさんと自転車で植物園に出かけた。

 コースは、いつもふたりで自転車で行くときの定番コースで、『松ヶ崎浄水場』から『白川疏水通り』を行く。この辺りは、京都一の『高級住宅街』で壮麗な家が立ち並んでいる。このルートは交通量も少ないので、自転車でもゆったりと話しながら走行できる。しばらく進むと下鴨本通りに出るのでそこを横断し、さらに進むと下鴨中通りに出る。そこを北上し、『京都府立大学』や『京都コンサートホール』の横を過ぎ、北山通りに出て、左折してしばらく行けばまもなく『植物園北山門』に辿り着く。

 お昼ごはんは、今日は久しぶりに『キャピタル東洋亭』で「百年洋食ハンバーグ」にライスとトマトサラダやデザートとコーヒーが付いたコースを注文した。デザートは店内のショウウィンドウから好きなデザートを選べるので、今日は「モンブラン」を注文。

 いつもは、かなりの時間待ちになるので、先に整理券をとっておいて植物園に入園し、一周して廻って戻るとちょうど順番が来る感じ。今日は平日の正午前に行ったので、整理券を受け取って二組ほど待てばよかった。それで先に植物園に行かずにそのまま待っていたら、10分も待たずに番号を呼ばれた。

 今日は、暑くもなく、それほど日差しも強くなかったのでテラス席で食事をしたが、なかなか爽快でいい気分。

 食事を終えてから『植物園』に入ったが、どこで知ったんだろう、こんなところにも、結構、外国人観光客が来ている。2週間前は桜が満開だったが、今日はいろんな花が咲きそろっていた。バラ園だけはあと2週間ぐらい先という感じだった。

 

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(24.4.27.土)曇り時々晴れ

 今日は4時過ぎ頃に外出し、まず『ローソン』に行って、先日届いた宅配便の「ブルックスコーヒー」の料金を支払い、その後、『大垣書店(高野店)』をチラッと覗いて、次は『恵文社』へ、店内に入りすぐに新版の『カフカの日記』が目に留まった。5500円といい値段だったので、後日、『京大書籍部ルネ』で買おうかとも思ったが、はずみで買ってしまった。この後、向かいのドラッグストア『ユタカ』でアリ用のアースなどを購入してから、いつものように高原通りへ続く道から白川疏水通りを経て『ライフ北白川店』へ、『ライフ』で定番の食品を二、三点ほど買って帰路についた。

 

(24.4.28.日)曇り

 昨日、『大垣書店(高野店)』で『カフカの日記』を買ってしまったが、また、書棚のスペースがなくなってきた。

 私の部屋の書棚は、10年ほど前にリフォームしたときに、私の居る4畳半の部屋の入口側と対面の窓側を除いて、左右の壁に、ほぼ床から天井まで造り付けの書棚にしてしまった。うち一列はスペースの関係で、幅は他の書棚の2/3程度だが奥行きを深くとり、書棚というよりは物置台のようにした。その物置台風の部分を除き、列の幅75cmの書棚が東側壁に2列8段、西側壁に4列9段あり、一部の段は大型本を入れられるように上下幅(高さ)を大きくととともに、各段は留金を工夫し、単行本のサイズに合わせ上下幅(高さ)の微調節を可能した。また各段は、奥側に単行本を収納し、その手前に文庫・新書が置けるように奥行きを確保してある  奥側の単行本の書名は、手前の文庫・新書でかなり隠れるがなんとか確認することはできる。

 完成した当時は、各書棚の奥に単行本、手前に文庫・新書を収納し、ちょうど量的にほぼピッタリと収まっていた。ところが、年々、本が増え続け、書棚の各段の手前側の文庫・新書の上の隙間に文庫・新書本を数冊ずつ差し込んだりしたので、奥側の単行本は全く隠れてしまった。それ以降は、今後、再読したり、参照しないだろうと思われる本を選んで古書店に売り払い、随時、間引きをしてスペースを確保してきた。また数年前から、娘宅と同じ町内にあるK大熊野寮で古書の受入れをしていると知って、二束三文で古書店に売り払うよりは有効活用してもらえるだろうと思って、最近はもっぱらこのK大熊野寮に不用な本を持って行くようにしている。

 昨日、買った『カフカの日記』に限らず、ここ最近買い求めた『散歩哲学 よく歩き、よく考える』『寺山修司からの手紙』『寺山修司 青春書簡』などは、収納する書棚のスペースがなかったので、とりあえず、机の上などに置いてある状態だったが、不用な本の間引きをしてなんとかスペースを確保した。

 当初、今後の書棚の必要なスペースとしては、最低限、『吉本隆明全集』の分だけは確保しておこうと思っていたが、その『吉本隆明全集』も  第1回配本が2014年3月、ちょうど10年前で別巻を含め全39冊、配本完了まではなんとか存命したいと思っていたが  いよいよ残るは後4冊となった。

 『吉本隆明全集のホームページ』を見ると、近々、「第34巻」が配本されるようなので、もうすぐ『京大書籍部ルネ』から電話連絡があるだろう。『ルネ』に行ったら行ったで、定価の1割引の価格につられて、値段が高めの本があればついつい買ってしまうことになる。今のところ気になっているのは長谷川宏の『日本精神史 近代編上下』。同じ著者の『日本精神史 上下』は数年前に購入しており、上巻だけ読んで、あとはツンドク状態。今回の著作が「講談社選書メチエ」なので、『日本精神史 上下』を選書化したものかと思っていたが、続刊に当たる「近代編」ということで、全くの新刊だった。この続刊の刊行を機会に、改めて、『日本精神史 上下』から読み通したくなった。参考のため『日本精神史 近代編』のサンプルをAmazonで見てみたが、なぜか吉本隆明や鶴見俊輔などが取り上げられていない。なんでだろう?

 ちなみに『日本精神史 上下』の方は、すでに「講談社学術文庫」に入っているようだ。

 

【今日の読書475※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-54『すごい実験』

③-55『ありえない138億年史』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑥-27『小説家の四季 2007-2015』

⑦-89『騎士団長殺し3』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:引き続いて、③-52『生命 最初の30億年』から、私が印象に残ってマーカーを引いた箇所を引用しておく。

p.80-81「今日観察できるプロセスと太古の岩石に認められるパターンとを結びつけられれば、地球の歴史を地質学的に解明できるようになる。だが、この見事な仮定に頼りすぎるのは禁物だ。プロセスの斉一性は、『見かけは変わっても中身は同じ』を意味するわけではない。現在進行している地殻構造的・堆積学的・地球化学的な『プロセス』は、地球史全体を通じて有効かもしれないが、だからといって、地球表面の『状態』が歴史的に不変だったとは言えない。海洋の化学組成や地形や気候は、どれも時代とともに変化し、環境  それに生命  の歴史に決定的な影響を及ぼしてきたのだ。(中略)『斉一説』  『現在は顔を読み解く鍵である』  があくまでもプロセスについての言明であり、太古の地球の研究で普遍的に言える真理ではなく、むしろ作業仮説とみなすべきだということを覚えておけばいい。」

p.141「生命は、われわれの惑星の地殻や海洋を形成したのと同じ物理的・化学的なプロセスを経て作り上げられた。」

p.145「単純な分子が自然界のエネルギーによって結合を繰り返し、複雑な化合物を作り上げ、ついには自分自身を複製できるシステムが登場するというわけだ。このアイデアは説得力に富み、直感的にも興味深い  生命は、一見したところ水や岩石とはまったく違うようだが、地球の物理的な特徴を形成したのと同じプロセスによって誕生したことになる。問題は、検証手段である。」

p.150「物理的なプロセスで形成できるほど単純でありながら、生命ある細胞への進化の土台となる程度には複雑な分子群について、考える必要がある。そのような分子には、みずからを複製でき、またいずれは複製の効率を上げる触媒化合物の合成を命じられるだけの情報や構造が備わっていただろう。さらにこの分子は、成長に必要な分子を周囲の環境から取り込むのでなくみずから合成し、化学エネルギーや太陽エネルギーを細胞の活動の燃料にくべ、生命誕生のプロセスから脱却して進化をたどれるようにした。このような流れをたどるうえで、RNAが重要な存在となる。」

 

今日の映画475】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『仔鹿物語(NHK-BSの録画で視聴)

原題:The Yearling

製作年:1946年

製作国:アメリカ

監督:クラレンス・ブラウン

出演:グレゴリー・ペック/ジェーン・ワイマン/クロード・ジャーマン・Jr./チル・ウィルス

ストーリー:フロリダの空地にバクスター一家は自然と戦いながら農作をしている。父親のペニイ(グレゴリー・ペック)は未開の原野を開墾し、家畜を育て、家畜荒らしに来る野獣を退治するのに追われている。母オーリー(ジェーン・ワイマン)は、1日中、台所仕事に追われ、遊び盛りの11歳の息子ジョディー(クロード・ジャーマン・Jr.)を小うるさく叱るが根はやさしい働き者だった。ある朝、家畜荒らしの大熊の足跡をたよりに、ペニイとジョディーは3頭の犬を連れてでかけたが、運悪くペニイの猟銃が暴発して熊を逃がし、犬を犠牲にしてしまう。鉄砲なしでは危険なのでペニイは隣人フォレスターを訪ね、ペニイは連れて行った猟犬と銃とを交換する。ある日、バクスターの豚が盗まれたが、フォレターの仕業だと考え、ペニイは取り返しに出掛ける。その途中ペニイは大毒蛇に足をかまれ、シカを射殺してその肝臓と心臓とで毒を吸いとるが、殺されたシカの仔ジカは・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.8、TSUTAYAは3.21、Filmarksは3.6で、私の評価は3.5とした。

 いわゆる「西部劇」でもないし、なんともコメントしづらい作品。

 

【今日のジャズ475※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:All Night Session Vol. 1

アーティスト:Hampton Hawes Quartet

レーベル・品番:Contemporary・C 3545/Fantasy・OJC CD 638-2

録音年月日:1956.11.12

曲名:①Jordu/②Groovin' High/③Takin' Care/④Broadway/⑤Hampton's Pulpit

ミュージシャン:Hampton Hawes (p)/Jim Hall (g)/Red Mitchell (b)/Eldridge Freeman ( Bruz Freeman ) (ds)

コメント:絶好調の時代に、ハンプトン・ホーズがレギュラー・トリオを率いてオールナイトのスタジオ・ライブを行った。ゲストにジム・ホールを迎えた模様は3枚のLPで発売されたが、現在はボーナス・トラックを1曲追加した2枚組CDで聴ける。それにしても、ホーズのプレイはスリリングだ。タッチに鋭さがあるし、夜を徹した演奏でも最後まで閃きが衰えない。ジャム・セッションで鍛えた腕は伊達ではなかった。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Hampton Hawes Trio in France 1974 (Complete Concert)

Shelly Manne, Ray Brown, Hampton Hawes & Bob Cooper Live at Shelly's Manne Hole L.A. 1970

Hampton Hawes, Ray Brown, Shelly Manne, Bob Cooper - At Shelly Manne Hole Club, LA 1970