※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(24.3.29.金)雨のち晴れ

 今日はなんか忙しい一日という感じ。ヨメさんを美容院に送り、S君と映画『ゴジラー1.0』を観て、京都高島屋で開催されている「北海道展」でヨメさんや娘たちと落ち合うという、タイトなスケジュール。

 まず、朝10時に車でヨメさんを東洞院錦上るにある美容院に送っていった。

 その後、引き返して川端丸太町の娘宅に寄り、車を娘宅の駐車場に停めておいて、S君とともにタクシーで、『ゴジラ1.0』を上映中の河原町三条の『MOVIX京都』に向かった。当初は、河原町丸太町から市バスに乗って河原町三条まで行こうと思っていたが、上映開始時間に間に合いそうもないのでタクシーを拾って行った。『ミーナ京都』の向かいの反対車線辺りでタクシーを降り、急ぎ足で『MOVIX京都』へ。『MOVIX京都』は、先日、『ドラえもん のび太の地球交響楽』を観にきたばかりだったが、春休み期間中ということでまだ上映中だった。

 さて『ゴジラー1.0』は 、子ども向けの作品ではなかったが、その映像や音響の迫力でS君も結構楽しんでいたようだ。子ども連れは我々だけだった。高齢の女性が二人で観にきていて、本編が始まるまではグチャグチャと喋り倒していたでの、注意してやろうかと思ったが、本編が始まると静かになった、というか映画の音響が大迫力でお喋りがかき消されていたという感じ。映像は、さすがアカデミー賞の視覚効果賞を受賞しただけのことがあって迫力満点。ストーリー的にもそれほど荒唐無稽な感じはなかった。ただ特攻崩れの敷島浩一が、ゴジラへの特攻前にパラシュートで脱出したり、ゴジラの襲来時に亡くなったと思っていたパートナーの大石典子が生きていたり、「予定調和」過ぎるキライがなくもない。大人でもたのしみる作品で、私も『ドラえもん のび太の地球交響楽』のときのように、居眠りすることなく鑑賞できた。

 さあ次は、高島屋の「北海道展」が開催されているフロアと同じ7階の『京回廊』で、美容院でカットの終わったヨメさんと待ち合わせ。ヨメさんと所定の時刻と場所で合流できるか心配していたが、ヨメさんは指定した『東洋亭』前のベンチに座ってまっていた。

 予定では、『北海道展』で握り寿司か海鮮チラシでも食べるつもりでいたが、一人前が5千円近くもしたので食事するのをやめて、お弁当でも買って帰ることにした。 

 今日はK君の保育園の年度末最終の登園日ということもあって、娘もお昼にK君を迎えに行った。時間的に可能なら彼らとも「北海道展」で合流するつもりでいたが、時間的に少し慌ただしいので、直接、家に帰ると連絡があった。それならということで、結局、海鮮チラシ弁当を、我々の分も含めて買っていって、娘宅で食べることにした。『六花亭』のマルセイバターサンドなどいくつか北海道の名産品も併せて買って、京都バスで娘宅に向かった。

 そんなわけで、娘宅で、遅めの昼食となったが、私は蟹がメインの海鮮丼、私以外はイクラとウニの海鮮丼で、ちょっと豪華な昼食になった。

 

(24.3.30.土)晴れ

 娘のムコさんの車は、先日、買ったばかりだったが、自分の家の駐車場の縁にタイヤが引っかかってバーストしてしまったそうだ。パンクというよりタイヤが裂けたそうで、ディーラーに修理に出したが、純正のタイヤの在庫がなく、ドイツから取り寄せたのでだいぶ日数がかかっていたらしい。BMWのスポーティーなタイプの認定中古車だが、タイヤは多分ミシュランのものを使っているんだろうから、なんで日本で調達できなかったんだろう。

 朝イチでS君が子ども携帯から電話してきて、車の修理ができたと連絡があったので、私の車でディーラーまで送って欲しいと、パパが言っているとのこと。

 Googleマップで調べると、『KyotoBMW本社』は西大路五条の交差点を少し西に行った辺りにあり、車以外の交通手段ではかなり不便なところのようだ。市バスでも直通で行けるようだが、娘は仕事で不在のため、パパがS君とK君を連れてバスに乗るのも大変そうなので、私の車で迎えに行ってやった。スマホのGoogleMapsを開いて経路を設定し、ムコさん、S君、K君の三人を乗せて出発した。なんとなく走ったことのある道ばかりで、西大路五条の交差点まで来たが、『KyotoBMW本社』は五条通りの北側で反対車線側になる。しゃあないので、どこかでUターンをしようと思ってそのまま五条通りを西行し、『イオンモール』の先で五条通りを右折、その後Uターンして五条通りに戻り、東行して『KyotoBMW本社』に辿り着いた。そこで三人を降ろして帰路についた。

 

(24.3.31.日)晴れ

 今日は、S君の4月2日の誕生日  学齢ではその学年の一番最初の誕生日になるが、生まれが1日早まっていたら、一つ下の学年でラストの誕生日になっていた  のお祝いで『都ホテル(ウェスティン都ホテル京都)』のバイキング料理「オールデイダイニング」に行ってきた。以前、ムコさんのご両親が来京されたときに、ご一緒したことがある。

 今日は市バスで東山三条まで行って、そこで地下鉄東西線に乗り換えて、蹴上で降りた。東西線蹴上駅には初めて来たが、『都ホテル』の少し東側の『蹴上浄水場』辺りに出てくる。目の前は『蹴上インクライン』で、近辺は桜が三分咲きという感じで、インクラインの線路上は多くの観光客が歩いている。

 少し坂を降りて『都ホテル』の玄関へ向かい、ホテルに入ってロビーを見渡したが娘一家はまだ来ていないようだ。娘に「もう着いた。ロビーにいてる」とLINEメールして、ロビーで待っていた。しばらくすると娘一家が現れたが、なんと!自転車で来たとのこと。自転車で「都ホテル」にくる客もめずらしいだろう。「『都ホテル』に駐輪場てあんのんか?」と冗談半分に声をかけたが「あったで!」とのこと。まあ、娘宅の川端丸太町から少し行けば『岡崎公園』、その公園エリアの南東の端が『京都動物園』で、蹴上の疏水を隔てて『都ホテル』になるので、自転車で10分ほどの距離だろう。

 みんな揃ったので二階の『洛空(ラクウ)』に向かった。時間は90分制で、30分ぐらいでほぼ一通りの料理を食べ終わって満腹になるので、そんなに慌てることもないんだが、13時30分のスタート時は、握り寿司、天ぷら、コールドビーフのコーナーには行列が出来てしまう。最初の30分で一通りのものを食べ終え、次の30分になると行列もなくなっているので、好きな料理(天ぷらなど)をお代わりし、最後の30分はデザート関係を一通り取りに行くというような段取り。この終わりの30分は、デザートコーナーに行列ができるようになる。

 今日は11時半からスタートの回は満席で、13時半からスタートだったが終わり頃には満腹を通り越して「もう晩ごはんもいらんわ」という感じだった。

 娘一家は自転車を連ねて  ムコさんはわたし譲りのクラインのマウテンバイク、娘と年中組のK君は保育園用ママチャリ、S君はドイツで買ったマウンテンバイクで  帰って行った。地下鉄の駅で「よさこい装束」の集団を見かけたが、今日は岡崎公園で「京都さくらよさこい」というイベントが開かれているようなので、そんなのを見ながらボチボチと帰るんだろう。

 私たちは東西線で『ZEST御池』まで行って、少しうろついてから地上に出て、河原町二条のバス停から京都バスに乗って帰った。

 

【今日の読書467※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-52『生命 最初の30億年』

③-54『すごい実験』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑤-13『吉本隆明×吉本ばなな』

⑥-25 『文庫の読書』

⑥-27『小説家の四季 2007-2015』

⑦-89『騎士団長殺し2』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:引き続き、⑤-13『吉本隆明×吉本ばなな』から、吉本ばななさんの創作に関して、ご本人と父親の隆明氏の両人による貴重な発言が記録されている箇所から引用しておく。

p.170(隆明)「君がいまある程度外国で受けているとか、外国で受けたいとかいうのは、日本の文学の願望であるわけだよ。それで外国で受けるっていうとき、それは誰でもいいよ、三島さんでもいいし、古くは夏目漱石でもいいんだけど、それはいわゆる近代小説の概念のとてもオーソドックスな道を行って、えらい苦心惨憺な上でやっと受けてるっていう感じなんだよね。だけど君の場合には無造作に受けている。(中略)三島さんでも何で受けるんだっていうと、おれは全貌で受けてるとは思えないんだよね。なんか一種の物珍しさみたいなね」

p.170(ばなな)「日本的なものという」

p.171(隆明)「そうそう、日本的なもの。エキゾチシズムっていうんですね。その要素が含まれて受けてるとか、あるいは三島さんなら死ぬときに腹を切って自殺っていうような、そういうことの物珍しさっていうのがあって、そいうのも含めて受けているっていうことで、本当に三島さんの全貌がわかって売れているという風にはとても思えないのね。まあ、漱石なんかは比較的全貌に近いものがわかって受けているような気がするんだけど」

p.172(ばなな)「やっぱり間口は狭くても顧客はっていう質のものだっていうだけで、やっぱり私はどう考えてもじぶんがそういう意味で、何て言うの、本当に本筋というか、本当のこう、メインの通りみたいな、村上春樹先生とかを訳してくれればいいのにっていうのがあってその脇の方で、ちょっと若い人の中で人気があるよっていうような感じでいいかなって、じぶんはそういうことしか思っていないから、あまりこう、主流なものとは思ってないですね。じぶんの作品もそう思ってないしじぶん自身もそう思ってないし。だからいまの状況はやっぱり、みんなが間違ってるっていうか、そういう風にも思う。」

 

今日の映画467】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『ボーン・スプレマシー(U-NEXTで視聴)

原題:The Bourne Supremacy

製作年:2004年

製作国:アメリカ

監督:ポール・グリーングラス

出演:マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/ブライアン・コックス/ジョアン・アレン/ジュリア・スタイルズ

ストーリー:元CIA諜報員のジェイソン・ボーン(マット・デイモン)はいまだに記憶を取り戻せないまま、恋人マリー(フランカ・ポテンテ)とインドでひっそりと暮らしていた。ある日、ボーンは町で怪しげな男を目にする。相手が自分を暗殺しに来たのだと直感したボーンはマリーとともにジープで逃げるが、マリーが犠牲となってしまう。一方、ベルリンでCIAの女性諜報員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)らは、内部で起きた公金横領事件を調べていたが、調査を行なっていた諜報員が何者かに暗殺される事件が発生。犯行現場にはボーンの指紋が残されていたことから、CIAは彼を容疑者として追い始める。

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは4.0、TSUTAYAは3.79、Filmarksは3.7で、私の評価は4.0とした。

 『ボーン・レガシー』を観てから『ジェイソン・ボーン』を観たら、また一から「ジェイソン・ボーン」シリーズ三部作を観たくなり、前回は『ボーン・アイデンティティー』を観て、今回は『ボーン・スプレマシー』を観たがやはり面白い。

 この「ジェイソン・ボーン」シリーズは、①インターネットや防犯カメラを駆使した犯人等の追跡シーン、②ボーンのバトルシーン、③カーチェイスのどれをとってもスピーディで迫力満点、表情豊かなマット・デイモンと相まって、この手のスパイ・アクション作品では一番面白いシリーズではないかな。

 

【今日のジャズ467※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Art Pepper Meets The Rhythm Section

アーティスト:Art Pepper

レーベル・品番:Contemporary・C 3532/・S 7532//Fantasy・OJC 338/・OJC CD 338-2//Boplicity・COP 004

録音年月日:1957.1.19

曲名:①You'd Be So Nice To Come Home To/②Red Pepper Blues/③Imagination/④Waltz Me Blues/⑤Straight Life/⑥Jazz Me Blues/⑦Tin Tin Deo/⑧Star Eyes/⑨Birk's Works

ミュージシャン:Art Pepper (as)/Red Garland (p)/Paul Chambers (b)/Philly Joe Jones (ds)

コメント:西海岸を本拠地にしていたアート・ペッパーが、東海岸からやって来たマイルス・デイヴィス・クインテットのリズム・セッションと一期一会の邂逅を果たした。絶頂期にあった彼が最高のリズム・セッションを得て、迫力満点のやりとりを繰り広げる。アルバムの冒頭を飾る〈ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ〉は、ペッパーが残した生涯を代表する名演として有名。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Art Pepper Quartet (May 9, 1964) 

1981 Art Pepper 4tet

Jazz Docu - Art Pepper - Jazz Survivor