※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(24.2.19.月)曇り時々雨

 大リーグもプロ野球もオープン戦が始まり、いよいよ「球春」(マスコミっぽい陳腐な言葉だが)の到来という感じ。

 阪神タイガースの佐藤選手も、今年は好調そうな気配が漂う。素人目にもバッティングホームに安定感があるように思う。ハワイへの優勝旅行に参加していたが自ら米本土に移動し、最先端の動作解析などが行える野球施設「ドライブライン・ベースボール」で、バッティングホームのチェックを行ったとのことだが、その効果が現れてきたのだろうか。

 佐藤選手は、なんとなく「サボリ」や「手抜き」イメージがあったが、やっと「このままではダメだ」ということに気づいたのだろう。

 最近、大リーグについては、一般のニュースや報道バラエティ番組でもコンスタントに取り上げられ、スポーツニュース番組でも、日本のプロ野球よりも先に取り上げられている。日本のプロ野球もなんとなく大リーグのマイナーリーグのような位置付けになってきたんじゃないかな。

 佐藤選手も「ドライブライン・ベースボール」の効果が現れ、今シーズンにこれまで以上に成績が上がるようなことになれば、当然、大リーグに行きたい、なんてことになるんじゃないだろうか。

 

(24.2.20.火)曇り

 今日は、ヨメさんは、すんなりとスイミング・スクールに行ってくれたが、これだけは、絶対にやめさせないでおこうと思っている。先週なんかは、気が向かないので行きたくないようなことを言っていて、私がなんとか宥めて無理やり行かせたような感じだったが、行ったら行ったで、スクール終了後に近くの自然系食品スーパー『HELP』に寄ってきて、「今日、これ買うてきたで」なんて機嫌よく帰ってくる。スイミング・スクールに行った日は、疲れていることもあって、『HELP』の「海鮮寿司」や「握り寿司」を買って帰ってくることが多いが、これにサラダなどの野菜を添えて夕食ということになる。まあ、いまさら栄養にこだわる歳でもないだろうし、「足が痛い、腰が痛い」と言いながら料理をされるよりはマシだろうと思っている。

 

 今日も高野川ウォーキングに出かけたが、思い切って『荒神橋』まで行って、折り返して帰ってきた。最初、出町柳の河合橋のところまで来たときは、いつものとおり、橋を渡って、高野川の西岸に降りて帰ってこようかと思った。ところが、ふと「魔がさした」(?)というか、荒神橋まで行って歩けへんようになったら、バスに乗って帰ったらええわと思って、そのまま真っ直ぐ「鴨川デルタの亀石」を右に見て、高野川河川敷から鴨川河川敷に移って歩き続けた。荒神橋まで辿り着いたが、とくに疲れはなかったのでそのまま橋を渡って対岸に降りた。この辺りにも高野川河川敷と同じ腹筋トレーニング用ベンチがあるが、学生達がたむろしていたので、あきらめてそのままウォーキングを継続した。賀茂大橋までやって来て、『タネ源』の辺りで一般道に出て、『出町橋』を渡って、高野川西岸の河川敷に降り、いつものコースを歩いて帰った。歩数は、これまで最高の8300歩。やはり、いつもとは疲れ具合が違う感じ。

 

(24.2.21.水)雨

 今日もまた、小学校が早く終わる日なので、孫の面倒を見るために川端丸太町の娘宅に行ってきた。

 雨模様だったので、マイカーで行って、娘宅前のコインパーキングに車を停めておくいた。このパーキング、40分で200円と安めなので二、三コマいることもあるが、まあ、バス代と思えばいい。

 この頃、Sはあまり「本将棋」をしたがらずに「挟み将棋」や「回り将棋」をしようと言う。私も手心を加えてやればいいと思うが、その辺の配慮がなかなか難しい。子供のことだから、「待った」などもよくするので、「待ったする前によう考えや」なんて説教じみたとを言ってしまう。しかしまあ、何事につけ「待った」をするような子にはなって欲しくないし、世の中や人生には「待った」はないんだから・・・、なんて言えば、これも説教くさくなるかな。もっとも最近は、「やり直しのできる社会」こそ大切だ、なんてこともよく耳にするので対応が難しい。「価値観」も時代によって変遷するということだろう。

 今日は、めずらしく、Sがキャッチボールをしようと言い出した。正月に我が家に来たときに、近くのイズミヤ4階の『コーナン』で、バットとグローブ2個とボールがセットになった、オモチャに毛の生えたような野球道具を買ってやっていた。そのグローブと軽いプラスチックのボールでキャッチボールをするので、放るのも、捕るのもなかなか難しい。家の前の道路でやったが、ボールをグローブでつかめても、跳ねてしまってうまく捕ることができない。もう少しまともなグローブを買ってやることにしよう。

 

(24.2.22.木)雨のち曇り

 ウォーキングのほかに、なるだけ毎日、朝、昼、晩と運動を続けているが、たまにオーバーワーク気味になる時がある。なんせ左人工膝関節、右膝変形性関節症(酷くなれば左膝と同様に人工関節)、右肩筋肉一部断裂というように満身創痍で、さらに脊柱管狭窄症からくる痺れが四肢の先端部にあり、特に下肢については常に痺れた状態で、立ったり歩いたりするとシリコンのスリッパを履いているような感覚がある。それでも健康のためにと思って運動を続けている。

 しかし、一昨日のように荒神橋まで行って折り返したり、少しハードに身体を使うとすぐに節々が痛くなるが、そんな時の判断が難しい。ある程度の痛みがあってもそのまま続けると筋力が強化されるのか、無理に運動するのを見合わせて回復を待つ方がいいのか、迷ってしまう。それと厄介なことに、太りやすい体質なので運動するのを見合わせるとすぐに体重が増えてしまい、身体にかかる負荷が増えることになる。

 このような悪循環にならないために、食べる量を減らすというのも一つの方法だろう。もともと甘いものが好きなので、今でも、ええ歳こいて、「三時のおやつ」なんてのを食べている。ヨメさんにつられて、チョコレートなんかを毎日食べていたが、ここ一週間は、控えるようにしている。

 「何かを止めること」に関しては、ニコチンとタールが濃い目の銘柄(ピース)を二十歳の頃から毎日二箱以上も吸っていたのを、ピタッと止めたという「成功体験」があるので、やり遂げる自信はある   麻雀などをしている時はチェイン・スモーカーになるほどのヘビースモーカーだったので、止めた当初は、職場の連中から「隠れて吸うてねんやろう」などとよく言われたもんだ。

 (これ余談なんですけど)現役時代は職場の連中と、年に二、三回、若狭湾の『田烏』の定宿で、一泊二日の「麻雀旅行」をしたもんだが、その際、ピースをワンカートン買って行くが、帰るときには二、三箱しか残っていないというのが常態だった。

 

【今日の読書456※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-44『明治大正史 下』

③-52『生命 最初の30億年』

③-54『すごい実験』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑥-27『小説家の四季 2007-2015』

⑦-89『騎士団長殺し2』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『こころ』(Kindle)

コメント:①-21『吉本隆明代表詩選』は、なかなか読了できない。そもそも本書は、吉増剛造氏の『我が詩的自伝』に書かれていた氏の営為を真似て、吉本隆明の詩を書き写す  ひらがなはカタカナに、カタカナはひらがなに変換し、漢字はそのまま筆写  作業をしていて、「読書」というより「写経」という感じ。それも途切れ途切れになってしまうので、なかなか進展しない。それでは、さてその効果は・・・、ということになると、丁寧に書くようにしているので、字はいくらか上手くなったような気がしないでもない。まあ、そんなことはどうでもいいが、多少なりとも詩に対する「読み」が深まったように思う。もっとも、まだまだ「詩」というものの本質が分からない。そのためには、  今、ヨメさんの〈精神の在り様〉を知りたくて『心的現象論序説』を読み進めているが、  『言語にとって美とはなにか』の世界に、再び、分け入っていかなければならないかもしれない。

 

今日の映画456】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『シンドラーのリスト(NHK-BSの録画で視聴)

原題:Schindler's List

製作年:1993年

製作国:アメリカ

監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:リーアム・ニーソン/ベン・キングズレー/レイフ・ファインズ/キャロライン・グッドオール

ストーリー:1939年9月、ドイツ軍によりポーランドが占領され、ポーランドの都市クラクフもドイツ軍の占領下に置かれた。ナチス党政権下のドイツ軍はクラクフ在住のユダヤ人に移住を強制し、彼らをクラクフ・ゲットーの中へ追放していた。そんな中、ナチス党の党員でもあるドイツ人実業家オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)が、クラクフの町へやってきた。彼は戦争を利用してひと儲けすることを目論み、潰れた工場を買い取ってホーロー容器工場を開設。有能なユダヤ人会計士イザック・シュターン(ベン・キングズレー)に工場の経営を任せ、「安価な労働力」としてタダ同然で雇えるゲットーのユダヤ人を雇い入れ、また持ち前の社交性でSSの将校に取り入って自らの事業を拡大させていった。彼はユダヤ人を単なる成功のための便宜的な労働力、手段と見做し、ユダヤ人に何の関心も無かった。しかしやがて冷酷なSS将校アーモン・ゲート少尉(レイフ・ファインズ)がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長としてクラクフに赴任して来る。ゲートとその部下のSS隊員達は、ゲットーや収容所でユダヤ人を次々と殺戮し蹂躙していく。シュターンやシンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは4.3、TSUTAYAは4.03、Filmarksは4.1で、私の評価は4.0とした。

 スティーブン・スピルバーグ監督が、ナチスによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。第66回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞し、スピルバーグは初の監督賞を獲得した。

 シンドラーのリストを観るのは2回目だが、今回、たまたま、この時期にこの作品を観たが、この作品の舞台になった時代から80年後、このシンドラーに救われたユダヤ人の末裔がガザの地でパレスチナ人をゲットーに閉じ込め、殺戮を繰り返している。これほどの「歴史の皮肉」があるだろうか。

 

【今日のジャズ456※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Agharta

アーティスト:Miles Davis

レーベル・品番:Columbia・PG 33967/ソニーレコード・CSCS 5154-5155/SICP 1230-1231/SICP 20067-20068

録音年月日:1975.2.1

曲名:Prelude ( part 1 & 2 )/Maiysha/Interlude/Theme From Jack Johnson

ミュージシャン:Miles Davis (tp)/Sonny Fortune (ss,as,fl)/Pete Cosey (g)/Reggie Lucas (g)/Michael Henderson (elb)/Al Foster (ds)/M'tume (per)

コメント:この時期にマイルス・デイヴィスが残した作品の多くには大胆な編集が施されていた。しかし同日録音された『バンゲア刻印』(Japan CBS・ソニー SOPZ96/97)とこの作品は、演奏に一切の手を加えず、コンサート通りの内容で発表された。驚くべきは、マイルス・グループが放出する強大なエネルギーだ。それによって、グループの演奏は繊細なパートからダイナミックなパートまで、変幻自在な展開を示す。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Miles Davis Septet feat. Keith Jarrett - Live 1971

Miles Davis Quintet - Live In Europe

Miles Davis Septet, Umbria Jazz Festival, Italia, July 7th, 1985