※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(24.2.16.金)曇りのち晴れ

 今日は、北白川疎水通りをウォーキングした。北大路通りからスタートして京大農学部グラウンドまで行ったが、時間的にいつもより遅めにスタートしたからだろうか、結構、学生が運動やストレッチなどをしていた。

 アメフトらしいグループも練習していたが、かつて「ライスボール」で社会人チームを連破したあの強かった「ギャングスターズ」はどこへ行ってしまったんだろうか。

 

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(24.2.17.土)雨のち晴れ

 今日は天気がよかったので、ヨメさんとふたり、自転車で『京都府立植物園』へ行ってきた。

 この頃は、昼ごはんを植物園近辺の飲食店  最近はほとんど『キャピタル東洋亭』の「百年洋食ハンバーグ  でとるよう、時間帯を見計らって行くようにしている。今日は、「東洋亭のハンバーグも飽きたなぁ」ということで、さてどこにするか、『コーヒーハウスナカザワ』のカレーライスかなぁ、ヨメさんとふたりでああやこうや言い合っていたが、結局、『進々堂』のパンを買って園内で食べることにした。

 北山通りのパン屋さんといえば、下鴨本通北山の交差点を少し東に行ったところに、薄皮あんぱ  餡の塊に薄く生地を塗った感じ  で有名な『マリーフランス』があり、今でも、よくそのあんぱんを買ってくることがある。この店は、あんぱん以外のパンもみんな美味しいし、値段も、この手のパンにしてはそんなに高くない。マリーフランスは、「今出川店」もあり、もともとはこちらの方が本店みたいだ。

 『進々堂』でパンを買ったあと、北門から植物園に入園したが、北門前では「京都府立植物園整備計画の見直しを求める会」が「京都北山エリア開発」反対のビラを配っていた。

 以前は「北山エリア」も、植物園の対面の北山通り沿いにオシャレなブティックや飲食店などが立ち並び、京都でも人気のエリアとして雑誌などでも特集されていたものだ。今でも、『キャピタル東洋亭』『進々堂』『マールブランシュ』『イノブン』など昔からある雰囲気の良い店も多いが、ブティックなどでは、うらぶれた雰囲気の店も散見されるようになってきた。

 しかし、100年の伝統のある植物園を縮小し、このエリアに「アリーナ」を造るなどという、馬鹿げた行政主導の「京都府立植物園整備計画会」などはもってのほかだ。

 今でも、オーバーツーリズムで、京都の街中は、京都在住の人間が気楽に観光地に行くこともできない。「市民の足」であるべき市バスは、清水寺や金閣寺界隈など人気の観光地では、バス停に多くの観光客が列を作っていて、日常の用向きであっても列に並ばないとバスに乗ることができないし、乗ったら乗ったで、混み合っていてお年寄りなどが椅子に座ることができない。

 京都市も、観光客が増えるような稚拙な政策より、「観光客専用バス」  観光地のスポットとなる停留所だけに停車する「急行バス」  などを考案するなど、もう少し知恵を絞った対策を考えて欲しいもんだ。 

 

 (話を戻して)入園し、北門近くで適当なテーブル&ベンチを見つけて、買ってきたパンを広げた。同じように食事をとっている家族やグループも多い。食後はぐるっと園内を一周したが、草花の開花もこれからという感じ。チューリップやバラなどの花壇は、ちょうど球根や挿木を植えたばかりで、まだまだ「春遠からじ」という感じの印象。ただ梅の花など、冬から早春にかけて咲く花はいくつか満開に近いものもあった。

 これ余談ですけど・・・、iPhoneで動植物などの写真を撮ると、その写真から名称を検索して表示してくれるのでありがたい。

 

 それでは「百聞は一見に如かず」ということで・・・

 

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(24.2.18.日)雨

 今日は、散歩がてら『恵文社』に行ってきた。ここも、この頃は観光スポットになっていて、土曜・日曜日は、多くの観光客が来店し、店をバックに写真を撮っているカップルをよく見かける。決して広くはない店内が、多くの人で混み合っていて、本屋さんらしからぬ景色だ。

 店内をひと回りしてから店を出て、店前の曼殊院通りを通って高野川河川敷に出た。高野橋から上流は河川敷の道も狭くなっているので、ランニングなどをしている人はあまりいない。高野橋の下の辺りは川が干上がっているので、そこに降りて、橋桁を壁代わりに「ラクロス」の練習をしている学生をよく見かける。

 高野川河川敷を蓼倉橋まで来て一般道に上がり、東鞍馬口通りから東大路通りに出て、遠回りして帰宅した。これで、いつもの高野川河川敷を出町柳で折り返すコースとほぼ同じ距離を歩いたことになる。

 

 平日は、テレビをつけながらブログを書いたり、PCで映画  U-NEXTやAmazon Prime Video  を観ることが多いので、番組内容は、どうしても報道番組やバラエティーが多くなる傾向がある。ただ日曜日の夜だけは、大河ドラマ『光る君へ』の他、NHK-BSの韓ドラ『御使(オサ)とジョイ』などを、「ながら」ではなく集中して観ている。今日からまた新たに『舟を編む』という番組が始まったが、映画版を以前に観たことがあり、なかなか面白かった印象があったので、今回のNHK-BSのドラマも観ることにした。

 ただ、そうなると午後8時から11時までの3時間はテレビ鑑賞が続く。三作品とも集中して観たいが、この時間帯はいろいろと家事・雑用も多い。それで、大河ドラマについては、同日の夕方6時からNHK-BSで先行して放送している分を観ることにした。そうしたら、これに引き続いて中村雅俊主演の時代劇『風の峠~銀漢の賦~』の再放送をやっているではないか。で、結局、これも続けて観る羽目になってしまった。さらにこの時間帯にはTBSの日曜劇場『さよならマエストロ』もやっている。こちらの方は録画しておいて、後日、CMを早送りでとばして観ている。

 以上の5番組は「連ドラ予約」をしているが、なるだけ日曜日にリアルタイムで観るようにして、観れなかったときは、適当に他の日に観るようにしている。

 これらの番組のうち、NHK-BSの韓ドラの歴史ドラマ枠は、ヨメさんの大のお気に入りで、『宮廷女官チャングムの誓い』以来、ずっと楽しみにしていた。ところがここ一年、どうも連続ドラマについては、前回放送からの続きを  思い出せないのではなく  覚えられなくなっているようだ。とくに最近は「前回の内容」どころか、「続きものの韓国ドラマを観ていた」ということぐらいのことしか覚えていないような感じがする。「この前どやったか忘れてしもたわ」とよく言うようになった。その言葉を聴くと私としては非常に辛く、悲しい気持ちになるが、「そやなぁ」となるだけ話を合わせるようにしている。

 このように、一つには、リアルタイムの事象を「覚えられない」ということ、もう一つは、完成したジグソーパズルからピースが少しずつ剥がれていくように、過去の記憶が少しづつ失われていくというような症状があるように思う。

 この辺りの症状の変化は、①-25『心的現象論序説』  引き続き『心的現象論・本論』も読む予定  で得た知識などを参考しつつ、単に見守るだけに留まらず、私なりに、症状を理解・解釈し、記録していきたいと思っている。

 

【今日の読書455※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-43『明治大正史 上』

②-44『明治大正史 下』

③-52『生命 最初の30億年』

③-54『すごい実験』

④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』

④-9『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』

⑥-25 『文庫の読書』

⑥-26『小説家の四季 1988-2002』

⑥-27『小説家の四季 2007-2015』

⑦-89『騎士団長殺し2』

⑦-90『フィッツジェラルド10』

⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』

⑫-29『小説の読み書き』

⑬-11『行人』(Kindle)

コメント:読書のスピードが上がったわけでもないだろうが、ここ最近は「読書リスト」の入れ替えが頻繁で、③-54『すごい実験』、⑦-89『騎士団長殺し2』、⑪-9『色川武大・麻田哲也エッセイズ1』も先週に取り上げたばかり。

 ②-43『明治大正史 上』はだいぶ時間がかかったが、やっと上巻を読み終えた。中高校の「日本史」では、明治・大正や昭和の戦前の歴史が取り上げられることがあまりないようだ。私たちの時もそうだったが現在も同様だろう。文科省の「学習指導要領」がどのようになっているのか分からないが、受験やその他の要因で、「日本近・現代史」は駆け足で通り過ぎてしまうようだ。本書の著者は「日本経済史」専攻の元東京大学教授だが、専門の経済の分野はもとより、政治、社会、文学、芸能を始めとしてあらゆる領域への造詣が深く、明治・大正史全般について、残された同氏の講義録を元にして、お弟子さん達が編集、出版したのが本書(同じ著者の『昭和史』は本書の前に読了済み)。これまであまり系統的に明治・大正史全般全般に接したことがなかったが、本書により、現代の政治・経済・社会の見方が多少なりとも変わるような気がする。もちろん次は『明治大正史 下』に取り掛かる。

 ④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』も、上記と同様にだいぶ時間がかかってしまった。本書には、「ドストエフスキイの生活」やサント・ブウヴ『我が毒』の翻訳など、氏の思想形成に大きな影響を与えた作家や批評家に関する著作が所収されているため、難解な箇所も多く、理解に時間を要した。次は当然、『小林秀雄全集7/歴史と文学・無常ということ』ということになる。

 ⑬-11『行人』(Kindle)も読み終えた。本来なら、次は後期三部作の『こころ』ということになるが、保留してあったドストエフスキーの⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)に取り掛かることにした。以前も書いたが、Kindleは、就寝前の30分にベッドの中で読んでいる。就寝前のKindleの対象作家は、従来は「漱石」だった。一方で、プルーストの『失われた時を求めて』全14巻を読了し、次に読む大作をドストエフスキーの全著作として、最新の翻訳の「光文社古典新訳文庫」で読み進めることにした。ところが、KindleのUnlimited会員になると、無料で読めるKindleのドストエフスキーの著作が数冊あるため、会員になることにした。それで、就寝前のKindleの読書を、漱石とドストエフスキーを一日おきに読み進めようとしたが、イメージが途切れたり、干渉したりするので、交互に一作品ごと読んでいくことにしていた。ということで次はドストエフスキーで、保留していた『ステパンチコヴァ村とその住人たち』ということになる。

 今のところドストエフスキーは、『貧しき人々』『白夜/おかしな人間の夢』『ステパンチコヴァ村とその住人たち』など、無料で読めるKindle版しか読んでいない。『罪と罰』『白痴』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』などの大部で分冊の著作は第一巻だけが無料だが、その後は、引き続きKindle版で有料で読むか、紙媒体版を購入して読むか迷うところだ。Kindleと紙媒体は、それぞれにメリットとデメリットがあり、ケースバイケースで使い分けたいが、その選択はなかなか悩ましいところだ。

 

今日の映画455】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『夕陽に向って走れ(NHK-BSの録画で視聴)

原題:Tell Them Willie Boy Is Here

製作年:1969年

製作国:アメリカ

監督:エイブラハム・ポロンスキー

出演:ロバート・レッドフォード/キャサリン・ロス/ロバート・ブレイク/スーザン・クラーク

ストーリー:年に一度の祭りに、インディアン保護区に戻ってきたウイリー・ボーイ(ロバート・ブレーク)は、最愛のローラ(キャサリン・ロス)との結婚承諾を、彼女の父親に求めたが、銃で追いはらわれてしまった。固い決意を秘めていたウイリーは、それならばと、ローラをつれて駆け落ちしようとした。そのため、彼はあやまって、止めに入った彼女の父親を射殺してしまい、その時から、ウイリーとローラの逃避行がはじまった。この事件を知った、保護区監督官で女医のローラ(スーザン・クラーク)は、保安官補のクーパー(ロバート・レッドフォード)に、ウイリーの逮捕を依頼した。クーパーは、遊説中の大統領護衛の任につく予定をさいて、追跡隊を組織した。インディアンのウイリーの巧妙な逃亡法にまどわされ、クーパーは追跡を断念し、大統領護衛の任に戻ったが・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは2.5、TSUTAYAは  、Filmarksは3.3で、私の評価は3.0とした。

 ウイリー役の俳優ロバート・ブレイが、見たことがあるなあと思って調べてみたら、カポーティ原作の『冷血』で印象的な殺人鬼ペリー・スミス役を演じていた俳優だった。

 YouTubeにフルムービーがアップされていたのでリンクを貼っておいた。今のところ妨害音や妨害画像は入っていないので普通に観ることができる。最近の映画の字幕では「インディアン」を「先住民」と訳しているようだが、このフルムービーでは「インディアン」のままだ。

 

【今日のジャズ455※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Nefertiti

アーティスト:Miles Davis

レーベル・品番:Columbia・CS 9594/ソニーミュージックエンタテインメント・SRCS 9747・SRCS 9116・SICP 1218/CBSソニー・23AP 2571・32DP 726/CBS・CS 9594/ソニーレコード・CSCS 5149

録音年月日:1967.6.7/1967.6.22-23/1967.7.19

曲名:①Nefertiti/②Fall/③Hand Jive/④Madness/⑤Riot/⑥Pinocchio/⑦Hand Jive (first alt take)/⑧Hand Jive (second alt take)/⑨Madness (alt take)/⑩Pinocchio (alt take)

ミュージシャン:Miles Davis (tp)/Wayne Shorter (ts)/Herbie Hancock (p)/Ron Carter (b)/Tony Williams (ds)

コメント:マイルス・デイヴィスのクインテットが絶頂期に残した作品。彼以外のメンバーによって全曲が書かれている。理由は、マイルスが演奏に集中したかったから。それはメンバーの音楽性に全幅の信頼を寄せていた証である。彼らも期待に応える曲を用意した。ソロイストとしてのマイルスのすごさが改めて実感できる1枚でもある。マイルスが書きそうなウェイン・ショーターの作のタイトル曲がそのことを物語っている。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Miles Davis Quintet, Stockholm 1967/AMAZING concert!!

Miles Davis Live At The Isle Of Wight Festival 1970-08-29

Miles Davis Quintet, Teatro dell'Arte, Milan, Italy, October 11th, 1964