※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。
なお、『逃病日記501』(2023.5.23) の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。
(24.1.22.月) 曇り時々晴れ
今日の午前中の11時に、予約していた歯医者さんに行ってきた。真向かいの『極鶏』は、もちろんまだ準備中。
時間的にタイミングがいいので、歯医者さんの治療後に、当方のブログ『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』の記事のために、どこか適当なラーメン店 極鶏は『京都一乗寺ラーメン街道探訪記11』ですでに取り上げている に昼食を兼ねて行くつもりでいた。
予定どおり、11時半前頃に治療が終わったので、東大路通りと北泉通の交差点辺りの、一乗寺ラーメン街道のいわば「ホットゾーン」にやってきて、さてどの店に入ろうかと店の品定め。二三軒の店に立ち寄ったが、なぜか休業日の店が多く、結局、交差点から北泉通りの少し東の道路南側にある『あきひで』に入店した。「いらっしゃいませ〜」と店員さんの第一声がいい。10席に満たないカンターだけの小さな店で、ご夫婦とおぼしき(違ってたらゴメン)二人で切り盛りされている。詳細は『京都一乗寺ラーメン街道探訪記14』に書いたとおり。
さて次はどこの店に行こうか、次回の歯医者の予約は来週月曜日の午後4時からなので、治療終了後の5時前にラーメン店が開いているか否かは微妙な時間帯だ。
(24.1.23.火) 曇りのち晴れ
今日は、ヨメさんが1月半ぶりにエル・スポーツのスイミング・スクールに行くとのこと。12月は白内障の手術のために全休していた。1月も、先週15日、白内障の術後の経過観察でB眼科クリニックに行き、水泳をしても大丈夫との診察結果だったにも関わらず、腰が痛いたらどうたらこうたら言って、翌日16日(火)のスイミング・スクールを休んでいる。
先日、Amazonで買った『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』を読むと、認知症の初期段階の対応として、なるだけ外出していろんな人と交流するのが大切だと書かれていた。ヨメさんにとって、せっかく習慣になっていたスイミング・スクールなので、中断することのないよう、機嫌のよくなるような言葉をかけて、なんとかスクールに行かせることが出来た。
ヨメさんがスイミング・スクールに行くのは久しぶりなので心配していたが、5時過ぎに、特にしんどいそうということもなく、帰ってきた。「どやった?」と訊くと、「先生、えらい気いつこてくれはったわ」とのことだったが、ほんでも、明日になったら、また、「身がいってる」とか言い出すんとちゃうやろか。
(24.1.24.水) 曇りのち雪
今日は、メチャ寒い、今年いちばんの寒さという感じ。それでも、なんか運動しなければと思って、イズミヤの4階にある『コーナン・イズミヤ高野店』に出かけた。
病気からくるものだと思うが、最近、ヨメさんが衣類や小物類などの片付けが疎かになりがちなので、なんとかしなければと思って、収納ボックスを買いに出かけた。「片付ける、片付ける」と言っているが、段ボール箱などに衣類や小物類を適当に詰めてはいるものの、なんか同じ作業を繰り返して、入れたり出したりしているだけのようで、見た感じではいっこうに片付いていないように思える。
私が、「ゴルフワゴンで日本一周」で九州に行ったときに重宝した、コーナンで買った、浅めと深めの二種類の収納ボックス 浅めの方を深めの方のフタのように重ねて使用 を買ってきた。この収納ボックスは、浅めのものと深めのものがそれぞれ三つセットにして売られていて、それを浅めの方と深めの方を組み合わせて3セットにする。九州旅行の際は、着替えや日用品を収納して車内に置いておき、着替えなど、日々、必要なものだけをデイバッグに入れて持ち歩くようにして重宝した。私にとっては、今後、車中泊ドライブのアイテムとして定番になりそうな感じ。
てなことで、いつものように話が逸れてしまったが、「寒い寒い」と思って出不精になると健康のためにもよくないので、なんとか歩くようにしようと思っている。しかし今日のように雪になると、高野川河川敷の道はしばらくの間はぬかるむので、街歩きするしかない。
(24.1.25.木) 曇りのち晴れ
今日もウォーキングに出かけたが、高野川河川敷の道はまだぬかるんでいると思ったので、白川疎水沿いの道を歩くことにした。この疏水沿いの道をずっと南南東方向に歩いていくと『京大農学部グラウンド』に辿り着く。北大路りから農学部のグラウンドの辺りまで、散歩道として白川疏水に沿って整備されているが、アスファルトなのがたまにきず。桜の季節には、疏水の水面の方向に枝垂れた桜はなかなか見ごたえがある。
今日は、農学部グラウンドまでは行かずに、御影通りの手前で折り返して帰路についたが、疏水沿いの道に入るまでに恵文社の方に向かって歩いたりしていたので、結構、距離が延びて約4500歩で約3kmほど歩くことが出来た。
【今日の読書448】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
①-21『吉本隆明代表詩選』
①-25『心的現象論序説』
②-43『明治大正史 上』
③-52『生命 最初の30億年』
③-53『すごい宇宙講義』
④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』
⑥-25 『文庫の読書』
⑦-88『グレート・ギャツビー』
⑦-89『騎士団長殺し』
⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)
⑨-5『自省録』
⑩-39『プルーストを読む生活』
⑪-8『ひるは映画館、よるは酒』
⑫-28『小説の読み方』
⑬-11『行人』(Kindle)
コメント:前々回に続いて今回も、平野啓一郎の⑫-28『小説の読み方』から、印象に残った箇所を抜粋しておく。
p.164-165「話し言葉は、(中略)声の大きさや調子、表情、身振り手振りといった対面コミュニケーション上の付帯情報をアテにして、言葉を切り詰める性格を持っている。面と向かっていれば、『まあね』と笑うだけで通じることも、表情や声といった身体情報を削ぎ落として、書き言葉で伝えようとすれば、『同意はするが、正確な表現だとは思っていない』などと、その付帯情報に委ねられていた部分を言語化しなければならない。取り分け、印刷物やインターネットといった伝播メディアで、距離的に遠い他者に、何事かを伝えようとするならば、語り手の身体の欠落をいかにして補うか、様々な工夫が施される必要があった。書き言葉としての口語文のレトリックは、最初はそうしたところから、後には自律的に発展していったものだろう。文体にはリズムがある。語の選択や言い回しがある。表記の仕方ひとつでも印象は変わる。そうして、口語体の書き言葉は、失ったはずの声の痕跡を帯びている。聴いたこともないはずの作者の声が、不意に響いてくる。いずれにせよ、語りが無音であることはない。(中略)主語化された人物たちには、当然、生物学的、社会的な属性があり、それぞれに多様な声を持っている。それが鳴るのは会話の部分だ。」
p.170「小説内でどれほど登場人物間の対話が行われていても、結局のとこと、それは作者から読者に向けて発せられる声であることを考えるならば、カギカッコはむしろ不要なものだと感じられるかもしれない。それは、話し言葉の語りが、そもそもカギカッコを持っていないのと同じだ。」
【今日の映画448】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『泳ぐひと』(U-NEXTで視聴)
原題:The Swimmer
製作年:1968年
製作国:アメリカ
監督:フランク・ペリー
出演:バート・ランカスター/ジャネット・ランドガード/ジャニス・ルール/ジョーン・リバーズ
ストーリー:ある男(バート・ランカスター)が海パン一丁で林の中から現れる。ニューヨーク州マンハッタン島の裕福な高級住宅地のプールを渡って歩き、何人かの人と会う。最初のほうに会う人々は彼に好意的だが、終盤に近づくにつれよそよそしくなる。かつての恋人宅のプールで、元恋人に会うがつれなくされ、次に訪れるプールは安い入場料の市民プールだ。そこでは誰も彼のことをかつて豊かだったころの彼としては扱ってくれない。そして、最後に彼が訪れるのは・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.2、TSUTAYAは3.30、Filmarksは3.7で、私の評価は3.3とした。
なんとも不思議な作品だ。「泳ぐひと」や「プール」は、何かのアナロジーなんだろうか?「プール」っていう単語は、「モーター・プール」でお馴染みだが、「たまり場」という意味がある。ということから、いろいろな「人のたまり場=社会」を泳ぎ切ったあげく、最後には落ちぶれて、廃屋になっているかつての栄華の象徴である自分の豪邸跡に辿り着く、なんてのは無理なアナロジーかな。まあ、キーワードとしては「栄枯盛衰」や「人生の浮沈」というところか。
【今日のジャズ448】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:It's Uptown
アーティスト:George Benson
レーベル・品番:Columbia・CL 2525/ソニーミュージックエンタテインメント・SRCS 9183
録音年月日:1966.2.9/3.15
曲名:①Clockwise/②Summertime/③Ain't That Peculiar/④Jaguar/⑤Willow Weep For Me/⑥A Foggy Day/⑦Hello Birdie/⑧Bullfight/⑨Stormy Weather/⑩Eternally/⑪Myna Bird Blues/⑫J. H. Bossa Nova/⑬Clockwise (alt take)/⑭Eternally (short version)/⑮Sideman/⑯Minor Chant
ミュージシャン:Ronnie Cuber (bs)/Lonnie Smith (org)/George Benson (g,vo)/Jimmy Lovelace or Ray Lucas (ds)
コメント:リズム&ブルースでも才能を発揮し、ブラザー・ジャック・マクダフ (org) のバンドで売り出していたジョージ・ベンソン。その彼による。プレスティッジでのデビュー盤に続くリーダー作。スタンダードを中心にブルージーなテイストも盛り込みながらのプレイは、のちのフュージョン・プレイの萌芽を思わせる。テクニシャンで知られる彼だけに、この作品でも驚異的なフレージングや聴かせどころが多く認められる。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
<George Benson ☆ Live at Montreux • 1986>
<George Benson Live in Holland 1977>
<George Benson full live@Jazz des 5 continents Marseille 27/07/2017>