※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。
なお、『逃病日記501』(2023.5.23) の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。
(24.1.15.月) 曇りと時々晴れ
1週間ほど前から歯茎に痛みがあったので、予約していたいつもの歯医者に行ってきた。痛みを感じてすぐに電話をしたが、なかなか予約可能な日時が空いていなかったため、結局、1週間後の今日になってしまった。
医院の前に駐車スペースはあるが、少し狭い駐車場なので自転車で行くことにした。時間的にタイミングが合えば、『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』のためにどこか適当なラーメン店に行こうと思ったが、あいにく予約時刻が10:00だったのでどの店もまだ準備中。ラーメンはあきらめて治療だけということになったが、治療には30分ほどかかった。次週の月曜日にもまた来院することになったが、次回は治療後にラーメン店の開いている時間帯を考慮し、予約時刻を11:00からにしておいた。
昼からは、今度はヨメさんの白内障の経過観察のためにB眼科クリニックに行ってきた。12月の中旬に術後1週間後の経過観察に行って以来なので1ヶ月ぶりになる。この間、3種類の目薬を、毎日、2種類を4回、1種類を2回点眼していたが、各目薬の点眼は5分間隔空けなければならないので、ずっと私が管理して、この5分の合間にボケっとしててもしゃあないので、ヨメさんにドネペジルを服用させたり、私自身の服薬をしたりしていた。私も1日4回服薬するが、特に朝食後は処方薬4種類、市販薬2種類を服用しなければならないので、こんがらないようにするのが大変。
B眼科クリニックにはマイカーで出かけたが、ラッキー!クリニック近くの駐車場が1台分空いていた。
今日は、正月明け二週目の月曜日だったのでで、待合室は座る席がないほど患者さんでいっぱいだった。ヨメさんは、診察前に検査などで呼ばれて、行ったり来たりしていたが、結局、30分ほどしてから診察が始まった。診断結果は、経過は順調とのことで一安心、一つ懸念材料が減った。
(24.1.16.火) 曇り
今日は、予約していたフォルクスワーゲンの修理の日。先週9日に点検してもらい、エアコン部分のモーターの一つのに不具合が見つかり、今日、取り替えてもらう。
当初、購入したのは『フォルクスワーゲン枚方』だったが、遠方で不便なので、昨秋、前のフォルクスワーゲンⅣワゴンを買った時の京都市内のディーラー『フォルクスワーゲン平安』に変更しておいた。フォルクスワーゲン認定中古車なので、無償で交換 消耗品は有料だそうだ してくれる。
入庫の予約時刻は11:00だったが、修理に3時間程かかるとのことだったので、しばらく店舗内の来客エリアで、iPadでブログを書いていた。この後、昼食のために、一旦、外出したが、この辺りは北野天満宮も近く、ごはん屋さんがいっぱいある。とりあえず北野天満宮を目指して歩き出した。途中、『天下一品』と『王将』が今出川通りの対面同士にあったので、さてと、どっちに入るか迷ったが、『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』のブログのスピンオフを書こうと考えて、『天下一品』に入ることにした 結局、ブログは書かなかった)。チャーシュー麺と餃子を注文、麺は、こんなに量が少なかったかな?という感じ、餃子はなかなか美味しかったが……。『第一旭(熊野店)』もそうだが、ラーメン屋さんの餃子って、なかなか美味しいのが多いように思う。
食後は、散歩がてら、北野天満宮まで足を延ばした。正月を二週間以上過ぎているので、人出はまばらな感じ。また一度、『天神さん』にも来てみてもいいかもしれない。
境内をざっと巡って、『フォルクスワーゲン平安』に戻ったら、ほどなく修理が終わったと担当のスタッフが知らせに来てくれた。所要時間は2時間半ぐらいだった。
帰路は、北大路通りではなく、今出川通りを通って帰ったが、クーラー部分からの異常音は収まっていた(そらそうやろ)。
(24.1.17.水) 晴れ
今日も高野川ウォーキングに出かけた。
冬のこの時期は、スマホの天気予報や雨雲レーダーなどでは予報されていなくても、時々、しぐれる(「時雨」とはうまいこと言ったもんだ)ことがあり、河川敷の道が多少ぬかるんでいることが多く、シューズも汚れるので気が進まないんだが……。
この時期、鴨、白鷺、青鷺、鵜、鳰(カイツブリ) など多くの水鳥が水面をスイスイ、ついつい立ち止まってスマホのシャッターを切ってしまい、ウォーキング時間が延びてしまうことが多い。これもまた高野川ウォーキングの楽しみのひとつで、河川敷の草花の成長と相まって、水に映る日差しや水鳥の数の変化などで季節の移ろいを感じることも多い。
<夫婦付随?> <君らうまいことエサとるなぁ>
<どんなにしてんねやろ> <ねえ、エサの取り方教えてよ>
(24.1.18.木) 雨
「病気のデパート」状態の当方、前立腺肥大の治療薬を服用しているために、日頃からかなり頻尿気味で、特に冬場は、夜間は三四回トイレに行ったりする。尿意を感じて目覚めるが、多くの場合「レム睡眠」状態の時なんだろうと思うが、必ずと言っていいほど「夢の途中」で目覚めることが多い。
よく夢の内容を捉えるために、枕元にノートなどを置いておいて、目覚めてすぐに夢の内容を記録するなんて話を聞くが、私の場合は、特にそんなことはしていないが、目覚めてトイレに入った時に、夢の中身をぼんやりと思い出したりすることが多い。
その内容の多くは、「荒唐無稽」なものが多いが、目覚めているときに、現実に遭遇したスティエーションやテレビなどで観た情景などと似通った設定になっていることが結構ある。それらの夢の内容を、村上春樹の小説のように「夢読み」しようとは思わないが、フロイトやユングなどの「夢の分析・解釈」はさておき、脳内にこれまで蓄えられている膨大な記憶を素材にして、様々なプロットやストーリーのシナリオとして構築される夢のメカニズムには大いに興味がある。これから、枕元にノートでも置いておくかな。
【今日の読書446】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
①-21『吉本隆明代表詩選』
①-25『心的現象論序説』
②-43『明治大正史 上』
③-51『重力とは何か』
③-52『生命 最初の30億年』
③-53『すごい宇宙講義』
④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』
⑥-25 『文庫の読書』
⑦-85『街とその不確かな壁』
⑦-88『グレート・ギャツビー』
⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)
⑨-5『自省録』
⑩-39『プルーストを読む生活』
⑪-8『ひるは映画館、よるは酒』
⑫-28『小説の読み方』
⑬-11『行人』(Kindle)
コメント:前回に続いて今回も、平野啓一郎の⑫-28『小説の読み方』から、印象に残った箇所を抜粋しておく。
p.126「人間は自分で勝手に、『私はこういう人間です』と思ってみたところで、他者からの承認が得られないのであれば、決して安心することができない。相手から見た自分が、自分が考える自分とは全く違っているというのは、私たちの最大のストレスだ。情報源としての自分を誰よりもしっているはずの自分が、自ら情報化した自分と、他人が情報化した自分との乖離が極端な場合である。」
p.151「小説家は、作品の中で登場人物たちに会話をさせるが、彼らは互いに話し合っているように見えながら、当然、本当は想像上の誰か、つまり『読者』に向けて語っているのだ。」
p.154「小説というのは、どんなにその世界の中で完結しているように見えても、必ず背後に、膨大な情報や知識の広がりを持っている。それは、過去の文学作品であったり、過去の文学作品が生まれた土壌であったり、もちろん、現代の日本文学であったり、作者の個人的な経験であったり。」
【今日の映画446】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『クリムゾン・リバー』(BSテレ東の録画で視聴)
原題:Les Rivieres Pourpres
製作年:2000年
製作国:フランス
監督:マチュー・カソビッツ
出演:ジャン・レノ/ヴァンサン・カッセル/ナディア・ファレス/ドミニク・サンダ
ストーリー:アルプス山脈の大自然の中。裸で目がくりぬかれ手首が切断され、胎児のような形に縛られている変死体が発見された。パリから派遣されたベテラン刑事ニーマンス(ジャン・レノ)は捜査を開始し、アルプス山脈の麓にあるゲルノン大学の閉鎖的な雰囲気に、秘密の匂いを嗅ぎ取る。一方同じ頃、墓の盗掘事件と小学校での強盗事件を調査中の若手刑事マックス(ヴァンサン・カッセル)は、二つの事件に共通してジュディット・エローという少女の死が関係あることに気づき、その点からゲルノン大学に疑惑を抱き始めていた。ニーマンスは、死体の発見者であるゲルノン大学で雪崩の仕組みを研究している女性、ファニー・フェレイラ(ナディア・ファレス)に話を聞きに行く。彼女も大学の閉鎖的な雰囲気に反感を持っているが、必要以上のことは話そうとしない。マックスは、修道院に引きこもっている亡くなった少女の母親(ドミニク・サンダ)に会いに行き、やはり少女の死に関係のあったゲルノン大学へと向かう。そしてニーマンスとマックスは出会い、行動を共にする。やがて猟奇事件の犯人が現われた。それはかつて死んだはずの・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.5、TSUTAYAは3.12、Filmarksは3.2で、私の評価は3.4とした。
フランスで製作されたサスペンス作品だが、フランス映画によくある辛気臭さがなく、追跡シーンもスピーディなため、アメリカで作られたサスペンス・アクション作品のような味わいで、結構、面白かった。
【今日のジャズ446】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Lady In Satin
アーティスト:Billie Holiday
レーベル・品番:Columbia・CS 8048/ソニークラシカル&ジャズ・SRCS 9629/ソニーレコード・32DP 4811
録音年月日:1958.2.20
曲名:①I'm A Fool To Want You (edited master)/②For Heaven's Sake/③You Don't Know What Love Is/④I Get Along Without You Very Well/⑤For All We Know/⑥Violets For Your Furs/⑦You've Changed/⑧It's Easy To Remember/⑨But Beautiful/⑩Glad To Be Unhappy/⑪I'll Be Around/⑫The End Of A Love Affair (mono version)/⑬I'm A Fool To Want You (take 3)/⑭I'm A Fool To Want You (take 2,alt take)/⑮The End Of A Love Affair (the audio story)/⑯The End Of A Love Affair (stereo version)
ミュージシャン:Billie Holiday (vo)/Urbie Green (tb)/Tom Mitchell (tb)/J. J. Johnson (tb)/Ed Powell (reeds)/Tom Parsley (reeds)/Phil Bodner (reeds)/Romeo Penque (reeds)/Mal Waldron (p)/Janet Spinney (vib)/Barry Galbraith (g)/Milt Hinton (b)/Don Lamond (ds)/Ray Ellies (arr,cond)/strings/chorus
コメント:ビリー・ホリディの晩年はさまざまな点で悲惨だった。その中で、最後の気力を振り絞って吹き込んだのがこの作品。声は出ないし、音程も正確とは言えない。それでも感動が胸に迫る。心を込めて思いのたけを歌い上げる。そこには、技術を超えた本物の歌心が認められる。彼女の歌には人生が反映されていた。紆余曲折した生涯の果てに獲得した表現力。ここに、そのすべてが網羅されている。それが強い感動を生み出した。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
<The Long Night of Lady Day (1984)>
<“The Sound Of Jazz” 12/8/1957 Papa Jo Jones, Osie Johnson, Billie Holiday, Count Basie, Lester Young>