※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(24.1.12.金) 曇りのち雨

 今週は、最近ではめずらしく、週2回目の高野川ウォーキングに出かけた。

 今日は、月曜日に比べて、さらに寒そうな感じだったのでウィンドブレーカーの下にタイツを履いて出かけたが、往路では結構汗をかいた。タイツは不要だったようだ。

 冬眠中のクマではないが、冬場になって体重が増えてきた。現在は85kgを超える日もある  夏場はそれこそ80kgを割る日もあったのに、えらいこっちゃ。間食の甘いものを控えなければと思っているんだが、ヨメさんが買って帰ってくると、ついつい誘惑に負けてしまう。

 ストレッチや筋トレを自分なりに組み合わせ  ①起床時10分、②昼食後20分、③昼3時頃1時間、④入浴前25分  、フルにやると1日当たり合計で2時間ほど運動することになる。右上腕の肩の筋肉が断裂  4本あるうちの1本の筋肉の断裂なので筋力は弱まっていて、どの程度の負荷が可能かは不明だが、従来どおり可動する  しているので、以前のように鉄アレイなどは用いないようにしている。

 エル・スポーツで水泳も再開したいが、左人工膝関節、右変形性関節症なので、水泳でよく使う膝の運動が不安なため、ほぼあきらめた。

 やはり、運動としてはウォーキングが、身体に負荷もかからず、一番いいように思う。寒いたらどうたらこうたら言っていたが、年が明け、高野川河川敷を歩いていると、気分的なものもあるんだろうが、なんとなく春めいてきたような感じがしないでもない。

 

(24.1.13.土) 曇りのち雨

 東京の息子から、やっと『みてね』の招待LINEメールが届いた。

 下記の先週の土曜日の記事に書いたように、当方の「再招待」の依頼のメールに対して、なかなか返信がなかったので、この間、二、三通送ったメールで、なんかまた息子の気分を損ねるようなことを書いていたのかと懸念していたが、当方の考え過ぎだったようだ。当方は、結局、督促のメールはしなかったが、まあ、仕事で忙しかったんだろう。

(再掲記事)

 三日の夜に息子が帰京し、その後、「今家に着いた、いろいろありがとう」とメールをしてきた。そのメールに対して、こちらからも二、三メールして、SとSRの従兄弟同士が、集会所でテニスやバドミントンで遊んでいる写真を送ったりしておいた。そのほかに、一昨年、息子と不和が生じた際に退会していた家族写真アプリ『みてね』を再開したいと思って、「再招待」してくれるようにメールをしておいたが、返事がない。もう「みてね」をやっていないんだろうか?それならそれで、その旨をメールしてくるだろうと思うんだが……。

 せっかく年始に「和解」できたんだから、もう揉め事は堪忍してよ、という心境だ。もうしばらく待って、返事がないようなら、メールをしてみようと思う。

 

(24.1.14.日) 晴れ

 今日は、風もなく、気温も暖かそうだったので、ヨメさんと二人、自転車で植物園に出かけた。

 植物園に行くときは、お昼前後に行って、北山通り界隈での昼食をセットにしていくことが多いが、今日は、最近は定番になった『キャピタル東洋亭』に行くことにした。

 北大路通りを、高野橋を渡ってすぐに右折し、下鴨東通りから『松ヶ崎浄水場』前の白川疏水通りに出て、まっすぐ西へ向かって植物園を目指す。途中、下鴨本通りを横切り下鴨中通りに入り、『京都府立大学』や『京都コンサートホール』に沿って北上し、北山通りに出た。自転車を、一旦、『植物園北門』前に置いて、キャピタル東洋亭に行った。店内に入って、順番待ちの発券機で発券したら、  午後1時過ぎだったが  20組ほどの順番待ちだった。30分以上の時間がかかりそうなので、待ち時間の間に植物園を周ることにした。キャピタル東洋亭で昼食をとるのなら、この方法がいちばん効率的。順番が近くなると携帯に連絡を入れてくれるし、順番が過ぎてしまっても対応してくれる。今回のように自転車で行く場合も、バスや地下鉄(北山駅)で行く場合も植物園北門からスタートして、30分ほど園内を一周して戻ってくると、ちょうどキャピタル東洋亭の順番がきているという具合。

 今日は、ヨメさんはいつものように「百年洋食ハンバーグステーキ」のランチを注文したが、私は違ったものが食べたくて「ビフカツ」でランチを頼んだ。ランチにすると「丸ごとトマトサラダ」が付いてくるが、ドレッシングとの相性が抜群。今回、初めて注文した「ビフカツ」は、お肉がとても柔らかくて、大変美味しかったが、やはりこの店では「百年洋食ハンバーグステーキ」がベストだな。デザートには、二人ともモンブランにしたが、ここの香り高いコーヒーのブラックと一緒に食べると、ほんと最高!

 

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        <丸ごとトマトサラダ>    <モンブラン>

 

【今日の読書445※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-43『明治大正史 上』

③-51『重力とは何か』

③-52『生命 最初の30億年』

③-53『すごい宇宙講義』

④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』

⑥-25 『文庫の読書』

⑦-85街とその不確かな壁』

⑦-88『グレート・ギャツビー』

⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-8『ひるは映画館、よるは酒』

⑫-28『小説の読み方』

⑬-11『行人』(Kindle)

コメント:前回に続いて今回も、平野啓一郎の⑫-28『小説の読み方』から、印象に残った箇所を抜粋しておく。

p.102-103「比喩というのは、人間の脳の情報処理システムの過誤をうまく利用した手法だろう。未知の情報と出会った時、私たちには、それを処理する下地がない。そこで、自分が既に知っている近似的な情報へと迂回して、いわば錯覚として処理するというのが比喩だ。得体の知れない、白い丸いものについて語られたとしても、誰もそれをイメージできない。しかしそれが、『卵のようだった』と言われれば、既に知っている卵というものと擬似的に同一視しながら、その丸い物体をイメージし、情報として受け止める場所を自分の中に開くことができる。同一ではないけれども、近いイメージのものを持ってきて、未知のものを把握できるようにするための手段。それが比喩だ。小説においては、言葉にしにくいことをこそ、読者に理解してもらわなければならない。小説というジャンルで、比喩が重宝がられるのは当然のことだ。逆に比喩が奇妙なものであるならば、これまで知っていたものを、その奇妙なものと混同して脳が扱ってしまう。この手法を『異化作用』と呼ぶ。比喩に用いられるイメージのストックは、情報発信者と受信者との間で、共有されていなければならない。」

p.108-109「〈話し言葉〉というのは、〈書き言葉〉と違って、本来、表情や声のトーン、身振りといった付帯情報が伴うことによって成り立つ言葉だ。そのために、小説で本当に話し言葉を書くだけでは、どうしてもニュアンスが伝わらない。(中略)話し言葉をそのまま文章にすると、リアルな会話のイメージが伝わってくる反面、伝わらぬ情報は、対面コミュニケーションの時よりもグッと低下してしまう。そこで、『さびしげに』とか『慌てて』という付帯情報を描写することによって、脱落してしまったニュアンスを補うのである。」

p.110「どの程度、付帯情報補うかはさじ加減の難しいところだ。あまりやりすぎても、読者の想像の領域を狭めてしまう。たとえばこれが戯曲ならば、あまりト書きが細かいと、俳優は演技の余地を制限されて面白くないだろうが、小説を読む際にも、読者の領域は適切に確保されるべきだ。」

 

今日の映画445】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『マンハッタン(U-NEXTで視聴)

原題:Manhattan

製作年:1979年

製作国:アメリカ

監督:ウッディ・アレン

出演:ウッディ・アレン/ダイアン・キートン/マイケル・マーフィ/マリエル・ヘミングウェイ/メリル・ストリーブ

ストーリー:マンハッタンのレストランで、いつものように会話に花を咲かせるテレビライターのアイザック(ウッディ・アレン)と親友の学校教師エール(マイケル・マーフィ)、アイザックは42歳だが、17歳の学生トレーシー(マリエル・ヘミングウェイ)と同棲中だった。彼には2度の離婚歴があり、2番目の妻ジル(メリル・ストリーブ)が彼との生活を暴露した小説を書こうとしていることに頭を悩ませていた。一方、エールには結婚して12年になる妻がいるが、他の女性を好きになったとアイザックに打ち明ける。ある日、エールの浮気相手である雑誌記者メリー(ダイアン・キートン)と出会ったアイザックは彼女と意気投合し、夜のマンハッタンを連れ立って散策するが・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.5、TSUTAYAは3.25、Filmarksは3.8で、私の評価は3.5とした。

 ウッディ・アレンが監督・脚本・主演を務め、大都会ニューヨークを舞台にモノクロ映像でつづった群像劇。メリーをダイアン・キートン、ジルをメリル・ストリープが演じた。それよりも、主人公のアイザックが同棲中の、17歳の学生トレーシー役のマリエル・ヘミングウェイが、ひょっとして、と思ったら、やはり、あの『老人と海』をはじめ数々の名作を残したアーネスト・ヘミングウェイの孫で、お姉さんが『リップ・スティック』で一躍有名になり、後年、服毒自殺したマーゴ・フェミングウェイとのこと。アーネスト・ヘミングウェイの猟銃自殺は有名だが、ヘミングウェイ一族は彼を筆頭に5人が自殺出なくなっているそうだ。

 ストーリーは、離婚、不倫、不純異性交遊(現代なら)と賑々しいが、全体にあまり罪悪性がなく、出てくる人達がみんな、なんとなくおおらかな感じがしないでもない、コメディの佳作。

 

【今日のジャズ445※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Milestones

アーティスト:Miles Davis

レーベル・品番:Columbia・CL 1193/・CS 9428/ソニーミュージックエンターテインメント・CSCS 5193/・ SICP 1203/・SICP 20053

録音年月日:1958.4.2-3

曲名:①Dr. Jackle/②Sid's Ahead/③Two Bass Hit/④Milestones/⑤Billy Boy/⑥Straight No Chaser

ミュージシャン:Miles Davis (tp,flh)/Cannonball Adderley (as)/John Coltrane (ts)/Red Garland (p)/Paul Chambers (b)/Philly Joe Jones (ds)

コメント:マイルス・デイヴィスがクインテットにキャノンボール・アダレイ (as) を加え、グループをセクステットに拡大して吹き込んだ1作目。タイトル曲ではモード・イディオムを用いた演奏が聴ける。ただし、ジョン・コルトレーンの演奏はそれなりだが、キャノンボールやレッド・ガーランド (p) のプレイにはとまどいが認められる。完成度の点ではいまいちでも、それを上回ってあまりあるのがマイルスの創造性だ。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

Miles Davis 1969 Berlin

Miles Davis Quintet, Teatro dell'Arte, Milan, Italy, October 11th, 1964

Miles Davis Live At The Isle Of Wight Festival 1970-08-29