※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。
なお、『逃病日記501』(2023.5.23) の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。
(24.1.8.月)曇り時々晴れ
今日は、久しぶりに高野川ウォーキングに出かけた。
さすがに今日は寒かったので、Tシャツの上に薄めのフリースのジャージ、さらに裏起毛のウィンドブレイカーの上下を着て出かけた。寒さが厳しいので人出も少ないだろうと思ったが、結構、老若男女が、ただの散歩やスポーツウェアに着替えてのウォーキングやランニングに出かけていた。
最近の定番コースは、洛北阪急スクエアの南端の辺りから高野川河川敷東岸に降りて、出町柳で行って河合橋を渡り、西岸に降りて引き返す。復路は西岸河川敷を北上し、高野橋を渡って東岸に戻り、河川敷の運動用ベンチでストレッチと腹筋をして帰宅するというコース。せめて一日おきぐらいに出かけるように習慣化したら、荒神橋や丸太町橋まで距離を延ばそうかと思ったりもしている。丸太町橋まで来れば、川端丸太町の娘宅も覗いてみるか。
ウォーキング途中で、面白い光景に出逢ったのでiPhoneでパチリ!
<青鷺と鵜が会談?> <白鷺と鵜が縄張りをめぐる話合い?>
(24.1.9.火)晴れ
今日は、マイカーの調子が悪いので、『フルクスワーゲン平安』に出かけた。
昨年4月に買った当初から、エアコンをつけると、ナビの奥の方で時々カタカタという音がしていた。それほど気にならなかったので放っておいたが、エアコンをクーラーから温風に切り替えるようになってから、パタパタと結構大きな音がするようになった。エアコンをつけた当初に大きな音がして、しばらくすると収まるが、直る気配もないので、「ファルクスワーゲン認定中古車」の補償期間中になんとかしようと考えて、今日の持ち込みを予約していた。
点検に1時間以上かかるので、外付けキーボードを付けたiPadを持っていって、いつも店内の来客用テーブルでブログを書いている。席に着くと、早速、女性が来てくれて、好みの飲み物を持って来てくれる。コーヒーを頼みたいところだが、最近、頻尿気味なのでカフェインの多いコーヒーはNGで、普通のお水を持ってきてもらった。
点検が終わって、担当者がトラブルの原因について説明をしてくれたが、やはりエアコンのトラブルで、モーターの一つが不具合とのことだった。修理にあたっては、モーターを取り替えるそうだが、これについては、構造部分のトラブルなので「ファルクスワーゲン認定中古車」の1年補償の範囲なので、無償で修理してもらえるとのこと。よく、外車の中古車は、購入後のメンテナンスで、結構、費用がかかるもんだとは聞いていたが、やはり、ディーラーの「ファルクスワーゲン認定中古車」だけあって妥当な対応だったが、これが「ビッグモーター」だったらイカレコレかもしれない。
(24.1.10.水)雨
今日、友人で『全国日本学士会』の事務局長をしているO氏からメールがあって、1月27日(土)に開催される『アカデミア賞』の表彰式とその後に開催される懇親会への出席の案内があった。
以前は出席して、式進行のお手伝いなどもしていたが、コロナ禍で中止になって以来、昨年に再開されてからも出席していなかった。
今年は、TBSの報道番組「サンモニ」でコメンテーターをされている前法政大学総長の田中優子さんが表彰されるので、なんとなく出席したくなり、その旨返信しておいた。以前のように進行のお手伝いをすると無償で出席することも可能なようだが、財政が逼迫していると聞いていたため、それとお手伝いも面倒なので、有償で出席する旨を付記して返信しておいた。
夕方、晩ごはんをどこかで外食しようということになって、とりあえず「『王将』でもいこか」と家を出たが、以前よく行っていた『よこちょう』に電話してみると席が空いているとのことだったので、急遽、行き先を変更した。
私が5年前に発病する前は、しょっちゅう行っていたが、退院してまもなくコロナが流行し、その後は行くこともなかった。最近になって何回か電話をしたが、いつも満席で断られていた。以前はコース料理もあり、刺身の盛り合わせと毛蟹が必ず付いていた。今日は、どうしようか迷ったが、5年前に比べて「食も細くなっている」だろうから、とりあえず、店に行ってから決めることにした。
店に着いたが、いつも出迎えてくれていた女将さんの顔が見えない。予約を取るために、これまでも何回か電話をかけたが、 従来は女将さんが電話に出てくれていたんだが 別の女性が出てくる。店に入るとタイショウは従来どおり、カウンター越しに包丁を振るっていて、私たちに挨拶をしてくれた。女将さんは今日は用事があって出かけているとのこと。
最初に、刺身の盛り合わせを注文、そのあとは、ポテトサラダ、鱧フライ、蕪蒸し、カキフライ、だし巻き卵焼きなどを注文、いつもは最後はご飯もの お茶漬けが雑炊など で締めるんだが、今日はもうお腹がいっぱい。
店が川端二条にあるので帰路は娘宅に立ち寄ることにして、鯖寿司とワサビ抜きの鉄火巻きを持ち帰りで注文した。あらかじめメールで、立ち寄る旨を連絡しておいたが、ちょうど御飯時のタイミングだったので、ご飯は炊かずに待っていた。ムコさんは今日は帰宅が遅れるとのことだったので、まあ、良かったんじゃないかな。
<刺身の盛り合わせ> <鱧フライ>
(24.1.11.木)曇りのち晴れ
今日、自転車に読了済みの本を積んで、川端丸太町の娘宅と同じ町内にある『京大熊野寮』に持っていった。
詳細は、以下のとおり、2023年12月25日の日誌を再掲しておく。
(再掲記事)
またまた書棚がいっぱいになってきたので、いらない本を見繕って『京大熊野寮』に届けることにした。
娘宅がこのK大熊野寮と同じ町内にあり、町内の広報紙『ふれあいかわら版 〇〇町だより』に「熊野寮だより」というコーナーがあり、そこに次のような寮生の呼びかけ記事が載っている。
「熊野寮内には『本どころ』と呼ばれる、公共本棚が設置されています。(中略)寮生は『本どころ』にある本と自分の本を交換して、新しい本をもらってくることができます。『本どころ』を利用するようになってから、自分では新しく本を買わなくなったという人もいるくらい、寮生の生活の助け、知識の源になっています。(中略)家にたくさんいらない本があるという方は、熊野寮に持ってくるか、本棚に置いていただけるとありがたいです!」
この記事を目にしてから、これまで2回ほど、我が家の書庫でオーバーフローした本を熊野寮に届けている。以前は古書店に売り払っていたが、希少本でもない一般書なのでまったくの“二束三文”という感じで、売り払うのがアホらしくなってくる。それらの本も、不要になったわけではなく、書庫がオーバーフローしたために優先度の低い本を間引いただけで、スペースさえあれば置いておいてもいい本がほとんどだ。
『吉本隆明全集全37巻』が刊行されはじめ、今後、大きなスペースを占めるため、昔に買った『吉本隆明著作集』を古本屋に売り払ったことがあったが、びっくりするほどの安値だった。こちらは対価の金銭を求めているわけではない。再読することのないような本を有効に利用してもらいたいと思っているだけなので、この記事を目にしてからは、読了済みの本は熊野寮に持って行くようにした。マイカーで熊野寮の構内に乗り付け、寮の玄関を入ると受付があり、学生さん 多分、寮生が順番に担当しているんだろう が出てきてくれて、その旨を告げると本を受け取ってくれる。彼らがその本を「本どころ」に置いて、持ち回って読んでもらえたら、私としてはなによりだ。
熊野寮で本を引き渡し、帰りに京大生協書店ルネに立ち寄って、①『「こころ」はどうやって壊れるのか』(カール・ダイセロス)と、②『ダーウィンの危険な思想』(ダニエル・C・デネット)を購入した。①は、前回、長期予約購読している『吉本隆明全集』を受け取りに行った際に平積みされているのを立ち読みし、生物工学、精神医学、行動科学の観点から「認知症」について書かれている記述に注目したのでマークしていた本、②は、大垣書店で平積みされていたが高価だったので、後日、1割引で購入できる大学生協書店で買おうと予定していた本。
【今日の読書444】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
①-21『吉本隆明代表詩選』
①-25『心的現象論序説』
②-43『明治大正史 上』
③-51『重力とは何か』
③-52『生命 最初の30億年』
③-53『すごい宇宙講義』
④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』
⑥-25 『文庫の読書』
⑦-85『街とその不確かな壁』
⑦-88『グレート・ギャツビー』
⑧-17『ステパンチコヴァ村とその住人たち』(Kindle)
⑨-5『自省録』
⑩-39『プルーストを読む生活』
⑪-8『ひるは映画館、よるは酒』
⑫-28『小説の読み方』
⑬-11『行人』(Kindle)
コメント:前回に続いて今回も、平野啓一郎の⑫-28『小説の読み方』から、印象に残った箇所を抜粋しておく。
p.86「小説の視点は、固定されているか、されていないかという分類とは別に、作者の視点が登場人物とピッタリ合致しているのか、ちょっと離れているのか、かなり離れているのかという、距離感にも注意が必要だ。その幅を意識しながら読むことで、小説の動きが、遠近感を伴ってより明確に見えてくる。」
p.89「人間を〈情報源〉と〈情報〉という形に分けて考えてみよう。〈情報源〉としての個人そのものについては、誰も知ることができない。私たちが語っているのは、飽くまで、その〈情報源〉を認識した観察者による〈情報〉だ。あなたは〇〇な人で、××な人で、□□な人で、・・・・・・と、どんなに言葉(〈情報〉)を積み重ねられても決してあなた自身(〈情報源〉)をはピッタリと合致しない。しかし、私たちは、〈情報源〉であるその人のすべてを余すところなく知ることなどできず、自分が認識することができ、自分の言葉で整理したその人のイメージとだけ、向かい合うことができるのだから。」
【今日の映画444】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『ノマドランド』(Amazon Prime Videoで視聴)
原題:Nomadland
製作年:2020年
製作国:アメリカ
監督:クロエ・ジャオ
出演:フランシス・マクドーマンド/デビッド・ストラザーン/リンダ・メイ/シャーリーン・スワンキー
ストーリー:ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.7、TSUTAYAは 、Filmarksは3.8で、私の評価は3.5とした。
オスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得して賞レースを席巻。第93回アカデミー賞では計6部門でノミネートされ、作品、監督、主演女優賞の3部門を受賞した。
私の憧れていた「車中泊」の旅が中心となるロードムービーだが、私が計画していたような気楽な旅ではない。やはりアメリカでは、一定の人達が日常の生活として「車中泊」をし、現代の「ノマド」として存在しているんだろう。
【今日のジャズ444】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Miles Ahead
アーティスト:Miles Davis
レーベル・品番:Columbia・CL 1041/ソニーミュージックエンターテインメント・SRCS 9703/・SRCS 5697/・SICP 1202/・SICP 20052/CBS・CS 8633/CBSソニー・23AP 2553/・32DP 511
曲名:①Springsville/②The Maids Of Cadiz/③The Duke/④My Ship/⑤Miles Ahead/⑥Blues For Pablo/⑦New Rhumba/⑧The Meaning Of The Blues/⑨Lament/⑩I Don't Wanna Be Kissed ( By Anyone But You )
ミュージシャン:Miles Davis (flh)/Bernie Glow (tp)/Ernie Royal (tp)/Louis Mucci (tp)/Taft Jordan (tp)/John Carisi (tp)/Frank Rehak (tb)/Jimmy Cleveland (tb)/Joe Bennett (tb)/Tom Mitchell (btb)/Willie Ruff (frh)/Tony Miranda (frh)/Jim Buffington (frh)/Bill Barber (tu)/Lee Konitz (as)/Romeo Penque (woodwinds)/Sid Cooper (woodwinds)/Eddie Caine (woodwinds)/Danny Bank (bcl)/Paul Chambers (b)/Art Taylor (ds)/Gil Evans (arr,cond)
コメント:マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスとの共演は48年の9重奏団による「バードランド」ライブが最初。そのグループのレコーディングが50年に終わってからは、共演が途絶えていた。その両者が、今度はギルの編成したオーケストラにマイルスがソロイストで加わる形のコラボレーションを実現させた。ギルの幻想的な響きを有するオーケストレーションからは、ところどころでモード・ジャスの萌芽が認められる。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
<Miles Davis & Quincy Jones & the Gil Evans Orchestra (1991)>
<Miles Davis- July 13, 1985 North Sea Jazz Festival, Den Haag>