※ このブログは、平成30(2018)年12月24日から「さくらのブログ」に掲載し続けている『逃病日記』の直近分をコピペしたものです。

 なお、『逃病日記501』(2023.5.23)  の「『逃病日記』の表題の変更について」に記載したとおり、ブログの表題を『逃病日記 ー妻とともにー 』と変更することにしました。

 

 

(23.11.24.金) 晴れ

 今日、インフルエンザの予防接種に行ってきた。

 接種してもらうところは、コロナのワクチン接種のときも行っている、一乗寺ラーメン街道のメインストリート東大路通りに面したT医院で、隣が『一乗寺つるかめ』で、まさにラーメン街道のど真ん中。

 コロナワクチン接種の方は、ヨメさんが基礎疾患の関係で接種しない方がいいと言われたので、私も見合わせている(私だけ打ってもいいんだが・・・)。

 接種を終えて、ブログ『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』を書くためのネタ集めに、次回に取り上げる予定にしていた『一乗寺ブギー』に行ったが、店はお休み、というかなんか閉店したような雰囲気だった。この店は「つけ麺」の店だが、表にラーメンもやっているような案内が出ていたので、以前から行こうと思っていたんだが……。

 仕方がないので、ヨメさんとふたり、「ラーメン街道」ならどこなと入れるだろうと一乗寺界隈を巡ったが、連休の間ということもあってか、有名店は長蛇の列。曼殊院道を白川通りに出て、修学院近くまでやって来て『魁力屋』に入ったが、ここも店内は時間待ちの客が数人いた。いまさら待つのもなんなんで、向かいにあったイオン系列の『イオン・スタイル』に入って、弁当を買って、イートインで食べた。

 帰路はさすがに歩き疲れたので市バスに乗って帰った。

 

(23.11.25.土) 晴れ

 今日は、ムコさんが大阪市郊外の箕面の『BMW Premium Selection 箕面』まで、先日、購入した車を受け取りに行くというので、下の方の孫Kを預かることになった。最初は、『MINI』の中古車を買おうと思って見に行ったが、「MINI」は中古車でも値段が高かったので、試乗車として使われていた『BMW』の新古車を購入することにしたそうだ。交通の弁が悪そうなので、箕面まで私のクルマで送って行こうかと言ったが、どうも私の運転にビビっているようで、遠慮しておくとのこと。上の孫のSの方を連れて電車で行くので、Kを預かった次第。

 これまで、Kの方一人だけ預かることはあまりなかった。先日、預かって、スーパー・イズミヤの『The Kids』に連れて行ったら、気に入って2時間以上も遊んでいた。そろそろ帰ろうと言ったが、まだ「帰らん」と言うってグズるほど、すっかりお気に入りの場所になってしまった。それで、今日もまたそこに連れて行けばなんとかなるだろうということで、Kを預かることになった。

 まず昼食は、パスタとピザが好きなので、前回と同様に『サイゼリア』を利用し、当方の支出としてはリーズナブルに済ますことができた。

 この後、『The Kids』で遊んでいてが、ずっと飛び回っていて飽きるような様子がない。私は、キーボード付きのiPadを持参していたので、保護者エリアのテーブルでブログを書いていた。

 戸外のWi-Fi環境のない場所だったが、先日、ディーラーの『フォルクスワーゲン平安』で使ってから、「VPN接続」を使って、Mobileのルーターを持っていなくてもiPadが使えることが分かった。スマホでも「VPN接続」可能かと思って、「設定」をいろいろと操作してみたが、職場などのネットワークを利用しないと設定できないようだ、というか、そもそもスマホとiPadではOSが異なっているようで、設定の「VPN」の項目が異なっていた。しかし、戸外でもiPadが使えるのなら、「ゴルフで日本一周」のために契約したMobile Wi-Fiが不要になる。どうなんだろう、電波環境の悪いところでも「VPN接続」が出来るんなら、解約すればいいかもしれない。

 『The Kids』では、なんか同じような年頃の子とすぐに友達になって遊んでいる。2時間ほどいたが、ムコさんとSがやって来た。パパが来たのに、まだ帰らないと言っていたが、言葉巧みに我が家に連れ帰った。駐車場に停めてあったBMWを見たが、なかなかカッコがいい。BMWの何番シリーズか分からないが、ゴルフのハッチバックのようなスタイルだったが、それよりはかなり大きめ。新古車なので、ほとんど新車に近い感じ。ただ、私のゴルフ・ヴァリアント(ワゴン)と比べると、トランクルームが狭い感じだった。今後、私のクルマと2台連なってツーリングなんて機会が増えるかもしれない。

 

(23.11.26.日) 晴れ

 今日は、ムコさんのBMWに刺激されたわけでもないが、車内をきれいにしたくなって、カークッションを買いに宝ヶ池の『コーナン1号店』まで出かけた。この店にはカー用品がたくさん置いてあったと思っていたが、それほどでもなかった。それで、適当に切り上げて、『コーナン上高野店』の方に立ち寄って、またまた花の鉢植えを買って帰った。カークッションの方は、また西院の『オートバックス』にでも行ってみよう。 

 コーナンからの帰りに修学院を経て、東大路通り  『一乗寺ラーメン街道』のメインストリート  を下がって行った。3時近くになっていたが、日曜日ということもあって、人気ラーメン店の前は軒並み人の列が出来ていた。これって、地元住民にとっては、昨今、言われ出した「オーバー・ツーリズム」の一種ではないかな。『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』を書こうと思っても、店に入るに入れない。平日の暇そうな時間帯を見計らっていくしか仕方がないようだ。

 

【今日の読書431※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字

①-21『吉本隆明代表詩選』

①-25『心的現象論序説』

②-43『明治大正史 上』

③-51『重力とは何か』

③-52『生命 最初の30億年』

④-8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』

⑥-25 『文庫の読書』

⑦-85街とその不確かな壁』

⑦-88『グレート・ギャツビー』

⑧-16『白夜/おかしな人間の夢』(Kindle)

⑨-5『自省録』

⑩-39『プルーストを読む生活』

⑪-8『ひるは映画館、よるは酒』

⑫-26『文章読本』

⑬-10『彼岸過迄』(Kindle)

コメント:今回も丸谷才一の⑫-26『文章読本』から、印象に残った文章を抜粋しておく。本文は旧仮名遣い表記だが、引用する際のワープロ変換が、結構、じゃまくさいので、現代仮名遣い表記で引用している。(下線部は引用者の当方が附した注書き)

p.282「これほど断定的に『私(作者)』が見、わたしが感じたはずはないが、しかしこれほど断定的に作者は書いた。しかしその書き方は虚偽でもなければ誇張でもない。彼は乱暴な現実を整理し、方向づけ、秩序づけたのである。もし彼がそうしてくれなかったなら、われわれは世界を手に入れるのにひどく手間取り、その輪郭と色彩はぼやけていて何が何だか判らず、つまり、現実と対面することはできなかったろう。文章とは、渾沌たる現実に迷いながらであろうとも、しかしそれを、その昏迷をさえも鮮明なかたちで提出するものなのである。」

p.282-283「話の運びということで、もう一つ、ここでどうしても言っておきたいことがある。それは、筆づかいが蘩簡よろしきを得なければならないということだ。つまり詳しく書く書き方がつづいたのでは駄目で、筆を惜しんだ書き方が然るべくまじらなければならず、あっさりと書いてばかりいるのではいけなくて、その合間合間に細密な筆法が必要だという心得だが、これは言われなくたって判っている当たり前の話のように見えて、実は意外にむづかしい。われわれの精神は案外、平板な均質さに陥りやすいのである。さらに、一字一字、字を書くことによって文章を綴っていうという厄介な作業は、われわれの心をとかくそんな調子にしてしまいがちなのだ。」

p.284「・・・もちろん煩雑なのはいけない。しかし均質な細密さはそれ以上に困りものなので、それは読者を眠らせ・・・・・・実はそれよりもさきに筆者自身を眠らせているのだ、第一、われわれ人間には、だらだらとのっぺらぼうにつづく均質な現実なんてものは存在しない。われわれの相手取っている世界の構造はもっと力点のはっきりしたもので、つまりある部分はミニチュアのようにうるさいくらい描きこんであるくせに、他の部分は至って方胆に筆を使った、異質なものの組合せで出来あがっている。そういう人間的現実に忠実な者が、われわれの生の生気をしかりととらえ正しい文章を書くことがきるのである。」

 

今日の映画431】※データは『映画.COM』のサイト等から入手

邦題:『火 Hee(TSUTAYAレンタルビデオで視聴)

原題:    

製作年:2016年

製作国:日本

監督:桃井かおり

出演:桃井かおり/佐生有語/藤谷文子/クリス・ハリソン

ストーリー:アメリカでクリニックに勤務する精神科医の真田(佐生有語)はある一人の女性と遭遇する。幼い頃に家が火事になり両親を亡くした梓(桃井かおり)は、学校でイジメを受け、結婚相手に浮気をされ、離婚。その後はアメリカに渡り、売春をしながら借金生活を送っていた。彼女の口から語られる呪われた過去に真田は次第に引き込まれていく。さらにエスカレートする彼女の話は、想像もしない方向へ・・・

コメント:評価は5点満点で、映画.COMは2.3、TSUTAYAは2.91、Filmarksは3.1で、私の評価は2.0とした。

 芥川賞作家・中村文則による短編小説「火」を桃井の脚本、監督、主演により映画化した作品だが、まったく面白くない。

 桃井かおりを初めて見たのは、テレビ・ドラマで、ちょっと不良っぽい役柄を演じていて、デビューしたての頃だったように思う。その独特の雰囲気が新鮮で、すぐにファンになった。しかし、あのまだるっこしい独特の喋り方やちょっと斜めに構えたカマトト風の演技が、その後、ずっと変わらず、それがだんだんウザく感じるようになってきた。その彼女が監督を務めているとは、YouTubeなどを見ると、なんかまともに喋っていたので、見直したというか、若い頃はプライベートと役柄があまり離れていなかったと思い至った。

 

【今日のジャズ431※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手

タイトル:Supersax Plays Bird

アーティスト:Supersax

レーベル・品番:Capitol/EMIミュージック・TOCJ 50059

録音年月日:1973.1.1

曲名:①Ko-Ko/②Just Friends/③Parker's Mood/④Moose The Mooche/⑤Star Eyes/⑥Be-Bop/⑦Repetition/⑧A Night In Tunisia/⑨Oh, Lady Be Good!/⑩Hot House

ミュージシャン:Med Flory (as)/Joe Lopez (as)/Warne Marsh (ts)/Jay Migliori (ts)/Jack Nimitz (bs)/Ray Triscari (tp)/Larry McGuire (tp)/Conte Candoli (tp)/Ralph Osborne (tp)/Charley Loper (tb)/Mike Barone (tb)/Ernie Tack (tb)/Ronnell Bright (p)/Buddy Clark (b)/Jake Hanna (ds)

コメント:チャーリー・パーカー (as)のソロを採譜し、5本のサックスでオーケストラ化した野心的グループの1作目。いってみれば、ヴォーカリーズのサックス版だ。取り上げるのは、〈ココ〉〈ジャスト・フレンズ〉〈パーカーズ・ムード〉〈ムース・ザ・ムーチ〉〈スター・アイズ〉など、パーカー・ファンならお馴染みの曲ばかり。オリジナル・ヴァージョンと比べるもよし。単純にこの演奏に耳を傾けるのもよしの内容。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)

<YouTubeライブ映像>

super sax / plays bird

Supersax and LA Voices live at the North Sea Jazz Festival • 09-07-1988 • World of Jazz

super sax / plays bird