セルビアのバリアフリー情報が無かったので、情報を残しておきます。

全体的には日本の方がバリアフリー施設は整っている印象でしたが、全く対応していないことも無い感じです。
今は変わっていっている途中のようでした。

セルビアの方はみなさん親切で、かなりハードルが高い観光にチャレンジしましたが、色々な方に助けて貰いつつ無事に行きたい場所に行けました!
普通の観光客では体験できない、セルビア人の親切をたくさん経験できました。

■街中
レストランに関しては外に机を並べているお店が多いので、比較的入りやすいです。
普通のお店は入り口に1段、2段の段差があることが多いです。

道は凸凹が多いです。
道路と歩道の間は段がありますが、自転車用レーンを使えば問題無い感じです。
しかし自転車レーンがない場所もあるのでその時は1段を登るか、遠回りになります…

左が自転車、右が歩行者


そして首都ベオグラードの一番の問題が、大きな道路は歩道が無くて、基本は歩道橋となりますがスロープが無いです…
遠回りで渡るのもチャレンジしたのですが、歩道自体が途中で無くなって、急遽バスに乗ったりして対応せざるを得ない感じでした。


ノビサドは大きな道路でも歩道があるので安心でした。

■交通機関
市内の移動のメインはバスやトラムですが、古い車体は入り口に3段の段差があったりします。

こんな古い車体も!


新しい車体はフラットで、運転手の方を呼ぶボタンもありますが、運転手さんもコッチに気づいても手伝ってくれない雰囲気でした…
バス&トラムは、正直あまりオススメしないです。

新しい車体


バスのボタン


首都ベオグラードと第二の都市ノビサドを繋いでる電車にも乗りましたが、鉄道自体が新しく再開したようで快適でした。

開くボタンは自分で押すタイプ


段差も小さい


スペース広め


電車に乗る際も手伝ってくれたり、車内に多目的トイレもありました。
チケット購入もスムーズでした。

■観光地
◎聖サワ大聖堂 (Храм светог Саве)
世界でも最大の正教会の大聖堂です。
入った時には鳥肌が立ったくらい素敵な空間でした。




正面の入り口が工事中だったので、横側の入り口から入りましたが「え?これ車椅子版サスケチャレンジ??」みたいな作りでした。笑
工事後の正面入り口のスロープは恐らく問題無いと思います。




地下も入れるのですが、エレベーターは無いです。
セルビアの方はガタイの良い男性の方が多いので、声を掛けると快く手伝って貰えました。
地下は最近公開されたらしく、金箔も美しい状態で見れるので興味があれば勇気を出して行ってみてください!



◎カレニッチ市場 (Kalenić Green Market)
食材が沢山並んでいる市場でした。
聖サワ大聖堂からは徒歩10分ほどです。
通路が細く奥までは行ってませんが、巨大な赤パプリカ、大量のキノコなど、見ているだけでも面白かったです。
食事の屋台はほとんど無かったです。



■最後に
正直いうとベオグラードの車椅子単独での移動は結構キツかったです。
初めての車椅子での海外旅行でベオグラードは結構大変だと思います。

ノビサドは比較的快適でした。

でも素敵な街だったので、旅慣れてきたらセルビアを候補に入れて貰えると嬉しいです。

ちなみに2022年時点の情報で、時間が経つにつれて良くなる印象でした!