← 内庭にて新たにキノコ発見。ここでは見たことのない種。 (09/09 19:36)

 

 今日…休日も午後五時過ぎから庭仕事。内庭の草むしり。一ヶ月ぶりなので、かなりな雑草。なんとか苔庭をふっかつ復活させたい。六時半にはすっかり暮れる。暗い中、意地になって生け垣の枝葉落とし。ああ、先が長い。 (09/09 19:39)

 

 父の蔵書にあった藤木 九三著『エヴェレスト登頂記 (1954年)』 (世界探検紀行全集〈第14巻〉)だけど、若い頃 登山が好きだった父の蔵書。読もうと思ったが、著者の体験記じゃないので、読むのは止めた。代わって下記の本を書棚から抜き出してきた。 (09/09 14:47)

 

 上田 広著『海底トンネル第一号』 (1956年 珊瑚書房)…上下二段組みの317頁の単行本。改行のやたら多い近来の大衆小説だと、400頁は軽く越えそうな密度の濃い作品。仕事の車中の待機中には到底不向き。自宅で読む。 (09/09 17:05)

 著者の上田広は、小説家……ら史が、我輩は全く未知の人物。そんな方から何故父が本書にサインしてもらえたのか? 「千葉県生まれ。本名・浜田昇。幼少時に千葉市に移住。鉄道省教習所機械科卒業、鉄道省勤務」というプロフィールで少し謎が溶けた……ような。父は、生涯鉄道員だった(家では農家)。 (09/09 15:13)

 父の蔵書。寄贈されたらしく、贈られた方のサインが。海底トンネル第一号……関門トンネルが話題。工事関係者らは、関門トンネル第一号のつもりで働いたとか。 (09/09 14:52)

「関門トンネル(かんもんトンネル)は、山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ国道2号のトンネル(海底トンネル)である。」3461メートル。 

 サインは、上田広……つまり、著者本人! (09/09 15:01)

 海底を掘り進むなんて我輩には驚異。出来ない。密室恐怖? (09/09 19:41)

 

 

 ← 月曜日の昼過ぎ、内庭で発見したキノコ。初めての種。踏み石に邪魔されて真ん丸になれないで、やや歪つなのが憐れ。 (09/10 03:01)

 

 読んでたら…あっさり寝落ち。庭仕事したから案の定なんだけど、時計を見たら丑三つ時の2時。本書、よくある感動的なドキュメント本かと思いきや、さすが小説家の作品らしくしっかり書き込まれた文芸書だ。本書のことは、情報がなくて勝手に見くびっていた。書庫の奥に埋もれていた本書を思いきって手にしてよかったよ。父の蔵書には宝物がまだまだ声を潜めて光の射すのを待ってるのだろう。 (09/10 02:59)

 

 大谷翔平選手が、46and46を達成した。フォーティシックス フォーティシックス。同じ数字が並ぶ二桁の数字を連呼されると、つい連想するのが、例えば映画「ルート66」。ついで、「サンセット77」 たまたまラジオで懐かしいロックの曲: 「In The Year 2525/Zager & Evans

 

 

 ← 昨日の草むしり現場。なんてことない内庭。これだけやるのに一時間余り。闘い済んで日が暮れて、夜には寝落ちの連続。微かに自己満足感。苔庭にしたいけど、雑草に負け気味。細かい雑草も全て毟ろうとすると、苔たちも土ごと剥がれてしまう… (09/10 09:44)

 

 ジョン・アーヴィング著『熊を放つ 上巻 改版』 (中公文庫)…つい先日、熊(ベアー)絡みの創作(掌編?)を書いたので、題名繋がり(?)で読みたくなった:

 昼行燈119「ベアーに襲われた (09/10 09:43)

 

 我がブログ日記:「壺中山紫庵」は、本年の今月で20周年を迎えた。記念すべき初日の日記は:「秋の気配」(2004/09/11)

 目下の焦点は、「昼行燈」シリーズに置いている。 (09/10 12:35)

 

 ← 田中 基著『【増補新装版】縄文のメドゥーサ: 土器図像と神話文脈』(現代書館) 「山梨・長野の縄文遺跡群に根を生やしたように住み込み、土偶や土器と寝食を共にした田中基は、土偶の中に受胎から誕生までの人の図像を発見した。(中略)中世諏訪祭は蛇体祭祀であり『古事記』『日本書紀』の蛇体祖霊来訪神事と同質で、今日の諏訪の御柱祭はそれらの変容である。」

 

 田中 基著『【増補新装版】縄文のメドゥーサ: 土器図像と神話文脈』(現代書館)を9日に読了。

「山梨・長野の縄文遺跡群に根を生やしたように住み込み、土偶や土器と寝食を共にした田中基は、土偶の中に受胎から誕生までの人の図像を発見した。(中略)中世諏訪祭は蛇体祭祀であり『古事記』『日本書紀』の蛇体祖霊来訪神事と同質で、今日の諏訪の御柱祭はそれらの変容である。」で、中沢新一さん絶賛! とか。

 本書は、増補新装版。2022年刊。2006年に旧版が出ていたことは知らなかった。今更 本書を読んで関心を掻き立てられた文献を知っても、まず読めないだろう。せめて2006年版刊行時に本書(旧版)を読みたかったよ。吾輩には到底感想は書けない。縄文時代(中期以降)観が変わった(深まった)。中沢新一絶賛とあるが、これだけの内容に、褒めるのも納得である。

【著者紹介】田中基(タナカ・モトイ) 1941年山口県生まれ。2022年逝去。早稲田大学第一文学部卒業。季刊誌『どるめん』を編集。古諏訪祭政体について研究するかたわら、縄文土器図像の神話文脈への変換を模索。都内から長野県富士見町に移住し、その後茅野市に転居。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、明治大学リバティアカデミー公開講座の講師なども歴任。

 (09/10 12:26)