← 帚木蓬生/著『花散る里の病棟』( 新潮社) 「現役医師でもある著者が、地方に生きる医師四代の家を通じて、近現代日本百年の医療の現場を描く感動作完成!」

 

 昨日(月)に続き、今日(火)も庭仕事。夜は寝落ち確定の疲労困憊となった。

 鬱憤晴らしに(にもならないが)、創作風ドキュメント風な創作、昼行燈90「藪の中を蠢くもの」を書いた。

 

 一週間ほどを費やして帚木蓬生著の『花散る里の病棟』( 新潮社)を12日(火)夜半に読了した。

 過日、NHKラジオ深夜便で同氏へのインタビューを聞きかじり、同氏の本を読みたくなった。名前は予てより知らないではないが、まったく未知の作家。何を読めばいいか分からない。書店で題名に惹かれて選んだ。

 小説かと思ったら違ってた。が選んで読んでよかった。平明な文章で回りくどさがなく、読解力の乏しい吾輩も素直に理解できるのが嬉しい。内容も充実している。スペイン風邪が実はアメリカ風邪だってのは、もっと周知されていいはず。

「大正時代、蛔虫退治で評判を取った初代。軍医としてフィリピン戦線を彷徨った二代目。高齢者たちの面倒を見る三代目。そして肥満治療を手がけてきた四代目の「ぼく」はコロナ禍に巻き込まれ――。」というもので、「現役医師でもある著者が、地方に生きる医師四代の家を通じて、近現代日本百年の医療の現場を描く」ドキュメント風な一族の記録の書か。

 町医者という存在は、今や貴重な存在じゃなかろうか。勤務医も大変だろうが。

 小説新潮での連載だったようだが、解説も何もないのが味気ない。

 

 

 ← 裏庭の現状。ここも刈込作業が待っている。

 

 今日も庭仕事。昨日は遣り過ぎて疲労困憊で寝落ちした。今日は開始時間を30分遅らせた。夕闇迫るまでの2時間みっちり。剪定鋏の大小を使って伸びきった枝葉を伐りまくった。掌…特に右手の指が腫れ上った。皮、剥けてる。

 連日の剪定作業に頑張ったのだが、他人が見たら代わり映えしないか。 (06/11 20:07)