← 町田 康版『口訳 古事記』(講談社BOOK倶楽部) 「アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。(中略)日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。(中略)奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!」

 

 市川 沙央作『ハンチバック』を昨日から。紙の本を呑気に読んでる奴の一人の我輩。ブラックホールの初めての撮影プロジェクトの本も、昨日読了した町田口訳「古事記」も厚さ4センチのハードカバー。車でに、「ヒトは生成AIとセックスできるか:人工知能とロボットの性愛未来学」なんて持ち込んでる。窓際族ならベテランの我輩。宇宙から地の底まで、肉と血と骨のしがらみまで。 (09/27 15:43)

 

 町田 康版『口訳 古事記』を読んだ。関西弁…河内弁っぽい訳。軽快というかコミカルでいいけど、ドロドロ感が薄いのが残念かな。神々の名前が原文通りなのが救い。好悪ははっきりするかも。

 数年前、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」で『平家物語』を読んだことがある。古川日出男の翻訳版。好評もあったようだが、吾輩はテイストが合わなかった。急いで 杉本 圭三郎全訳注の『新版 平家物語』(講談社学術文庫全四巻)にて読み直した。「やはり、伝統に掉さす作品がいい。盲目の琵琶法師によって琵琶を弾きながら語られた「平曲」風が、聞き手に分かることを配慮しているようで、分かりやすい気がする。ちなみに本書の杉本圭三郎による訳がいいね」などと感想を呟いている。今までいろんな注釈本を読んできたが、分からなくとも原文の雰囲気に接するのが大事とつくづく思う。 (09/28 13:58)

 

 ← 高橋秀実/著『はい、泳げません』(新潮文庫) 「そして2年……今は、南青山のトビウオと呼ばれている。抱腹絶倒スイミング・エッセイ。」

 

 高橋 秀実著の『はい、泳げません』 (新潮文庫)をドクメで目にしたので、とりあえず読みたい本登録。

 読みたいわけじゃない(読みたくないわけでもない)。「泳げません」にビビビと来ただけ。我輩、40歳になって初めて泳げるようになった。会社を首になり、失業保険で暮らしてた。すっかりだらけた心身をリフレッシュしようと足掻いてた。何故かプールへ。長年の泳げないコンプレックスを克服したかった。誰かに教わる気はなかった(コーチされても出来なかったら辛い。初めて自転車に乗れた時も、近所の兄さんにコーチされたけどダメだった。宵闇の中、一人で悪戦苦闘し、我流で乗れるように)。

 泳ぐ練習の日々。はじめはリハビリの積りで歩くことから。水に慣れて泳ぎに挑戦。でも、10メートルが限界。10メートル進むと既にプールの床に沈んでる。喘ぎつつ浮上。息継ぎができない。辛く惨めな日々。

 そんなある日、教育テレビで木原美知子さんの水泳界教室。番組の中での一言がヒントになった。「息はね、吸うんじゃないの、吐くの。吐けばね体は勝手に吸うの」

 天啓の一言だった。吐けばいい、吸わなくていい! 水中(水面)で水が顔や口に当たってる間は吐いてればいい、水面から口が出たら(最初は喘ぐように、かもしれないけど)体は必死に吸う。ヤリイカ…じゃない、ユリイカの瞬間だった。もうそれからはプール通いが楽しみになった。10メートルがやっとだったのが、やがて50メートルプールをターンできるようになり、百メートル、二百と延び、ついには千メートルに。感激! 自分で自分を褒めたくなった。

 内緒で書き加えておく。我輩はクロールオンリーである。背泳ぎっぽい泳ぎもたまにするが、それたあくまで気分転換、戯れ。そう、平泳ぎがつできない。全く前進しない。10メートル進んだ頃にはプールの底。潜水…溺れそうになってる。ひと様の泳ぎを盗み見して真似るのだが、10メートル前進、2メートル降下(沈没)、水底とのキス事故間際は変わらない。平泳ぎダメはその後20年 克服できないでいる。

 1年間の失業時代は我輩の転機になった。図書館で200冊の本を読み(ジョージ エリオットを発見し、メレディスの「白鯨」に驚倒した。300枚の作品を六篇書いた、メタボの体が6キロ減って標準体重に)。次の仕事もあくまで自分(気持ち)大事に選んだ。自分の決心を阪神淡路島大震災やオウム事件の衝撃が後押しした。 (09/27 15:23)

(頂いたコメントに)この本を読まれたんですね。吾輩は未読。この題名に思わず遠い思い出が蘇りました。人に習うのも倣うのも苦手で、教えられてもできず、あとで一人で黙々ってのが習い。上記したように、クロールだけ。平泳ぎは全くダメのままです。 (09/28 13:27)

 詳細は昔ホームページで書いたことがある。が、そのホームページはニフティがサービスをやめたため消滅。数百個の小文と共に消え去った。 (09/28 13:40)

 

 

 過日、8年ぶりに買い替えたスマホ。指紋認証やってみた。つい先日販売店へ赴き、指紋認証導入のやり方をレクしてもらった。多少の迷いはあった。今日、開こうとしたら、指紋認証じゃなく、パスワードを入力してくださいと! 指紋認証するのにパスワード入力だって! そんなの聞いてないよ~~~。パニック。幸い指紋認証した際、パスワードをメモしてあって無事 こうしてドクメ覗けてる。一瞬、焦った。 (09/27 15:31)

 

 

 仕事は運転手。出社の際もたいしゃの際もアルコールチェック。免許証提示。これからは免許証の暗証番号の入力も、だって。そんなの覚えてない。 (09/27 15:48)