日銀総裁に就任しました。
そして本日4月10日午後7時15分から
記者会見に臨み
今後の方針が一部語られると
予想されております。
さて、この日銀総裁の
人事につきましては
以前解説しましたが
異例中の異例人事となっています。
というのは
日銀総裁というポストは
日銀と財務省（大蔵省）の官僚が
奪い合ってきた重要ポストなのに
今回は両者が手を引いたからです。
そして、東大名誉教授の
経済学者である植田和男氏が
指名されて引き受けたからです。
これから予想されているのは
国民から恨みを買うほどの
大胆な財政改革であります。
今の日本の借金は
GDP比で約260%という
世界一の借金大国となっており
しかも毎年増え続けているため
改革する必要があるのです。
減らすのは難しいとしても
せめて横ばいにする必要があります。
ではいったいどんな
改革をするのかというと
以下の流れが考えられます。
1 利上げして金融緩和縮小することを
匂わせる発言をすることで円高誘導。
株価や不動産価格は下がる。
2 しかし、実際はたいして利上げせず
90年代ほどは大暴落しない。
ただの円安食い止め策。
3 一方、政府は増税を着々と準備。
相続税と固定資産税で金持ちから回収。
2024年にお札の切り替えがあるため
財産課税する可能性もあり。
4 さらに、大胆な社会保障削減や
公務員の削減をして
支出を大幅に減らす。
5 国の借金が減るまではいかないが
横ばいくらいになり落ち着く。
借金増加が止まることで
円安から円高になる。
未来のことなので
外れるかもしれませんが
私の予想ではこんな感じです。
ポイントは大増税と支出削減で
アルゼンチンやトルコみたいな
通貨大暴落は防ぐように
頑張るはずです。
また、なるべくインパクトが少なく
やんわりと行うため
ジワジワとした増税
ジワジワとした支出削減が
数年間続くはずです。
ただ、これまで同様に
またこれを先延ばしする可能性もあり
そうすると
しばらくは「緩和継続」発言をして
株価と不動産価格は上がります。
円安は期待感でなんとか押さえつつ
バラマキを続けることでバブルになり
最後に関係者が一儲けしてから
上記の流れにすることでしょう。
そんなわけで
今晩どうなるかはわかりませんが
どこかのタイミングで
この10年の金融緩和で資産を増やした
富裕層が損することに
なるのではないかと思います。
不動産価格や株価は下がる一方
借金はそのまま残り
バブル崩壊状態です。
さらに、追い討ちをかけるように
固定資産税が上げられ
不動産投資家は
利払いと税金で赤字になる
可能性が出てきます。
あなたがこの10年の
金融緩和の波に乗れて
株や不動産で
資産を増やせている場合には
引き際に気をつけた方が
いいタイミングですね。
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