人道的経営者ほど会社を潰す理由

私は起業して17年になりますが
自由気ままに、日々遊びながらでも
事業を継続できています。
　
また、十分に儲かっており
個人年収1億円を切ったことが
14年間一度もありません。
　
そして、私は私なりに仕事をして
人生を楽しんでいる一方
たくさんの経営者を見てきました。
　
それは、20代の時に同じような
仕事をしていた同期だったり
私がビジネスを教えてきた生徒
だったりします。
　
そのため、経営者の人生については
結構パターンを知っておりまして
今日は、そのパターンの中から
人道的社長の失敗に
ついてお伝えします。
　
　
人道的社長は
能力が高くても性格が良くても
会社を潰すことが多いものです。

これはなぜかというと
社員を抱えれば抱えるほど
その人の社員と、その家族に
責任を感じるようになるからです。
　
　
社員みんなが、まだ若い独身の場合
たいして問題は発生しないので
人道的社長が10人20人30人と
社員を抱えてもやっていけます。
　
しかし、これが皆40代50代とかになると
社員本人の健康問題
社員の両親の健康問題
社員の家族の経済的問題が
発生するようになってきます。
　
社員が本当にお金に困った場合
家族の治療費のために
横領する事だってあります。
　
　
ここで、人道的社長は
目の前の困っている人を
放っておくことができないので
助けてしまうのです。
　
また、横領しても
仕方ないと許してしまうのです。
　
すると、どうなるかというと
助けてほしい人や
横領する人がどんどん増えていき
回らなくなってしまいます。
　
30人社員がいたら
100人や200人その家族がいるわけで
頼られてしまうと支えきれないのです。
　
　
というわけで、あなたが
自分のことを人道的だと思う場合
経営者は向いていないので
やらないほうがいいですね。
　
人としていいか悪いかは別として
優秀な経営者というのは基本的に
契約に基づいて給与を支払うもので
社員のお父さんや子供が
病気になろうが怪我をしようが
特別手当やボーナスは出しません。
　
この線引きをしっかりできない場合
たくさんの従業員を抱えるのは
やめておいた方がいいでしょう。
　
私はどちらかというと
そういうタイプなので
従業員は1人だけにして
あとは外注にしています。

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