なぜ暴落したルーブルが暴騰しているのか？

ウクライナとの軍事衝突により
0.7円まで暴落していたルーブルが
その後爆上げしまして
1.5円まで回復しました。
　
1.5円というのは
今年1月の水準でして
軍事衝突前の状態に
戻った感じであります。
　
　
さて、なぜこのように
ルーブルが上げているのかというと
そろそろ停戦しそうだから
という見方もあるのですが
それでは説明がつきません。
　
なぜかというと
停戦したとしても
各種経済制裁が残るからで
前と同じ状態になるとは
言えないからです。
　
　
では、なぜルーブルが
上げているのかというと
どうやら本当に
金本位制となるからのようです。
　
私は3月7日のコラムで
ロシアが金本位制になる可能性と
書きましたが
それが進んでいるのです。
　
ルーブルは
金本位制が現実味を帯びてきた
ということで
3月8日に底値をつけたのち
値段をじわじわ上げていました。
　
その後3月28日に
ロシアの中央銀行が
金塊1グラム＝5000ルーブルの
固定レートにすると発表したようで
噂が現実になっていく形で
さらにルーブルが上がりました。
　
　
というわけで
ルーブル高、円安ドル安ユーロ安の
展開なわけですが
問題は、ルーブルを持っている人が
皆ゴールドに変えようとすると
おそらく今のレートでは
ゴールドが足りないということです。
　
そのため、他の通貨に比べると
ルーブルが買われていますが
ゴールドを求める人が増えたときには
ルーブルの切り下げが行われて
ゴールドが暴騰することでしょう。
　
もしくは、ドルや円に対して
ルーブルを切り上げることで
ゴールドと共にルーブルの価値を
上げることでしょう。
　
　
ですので、前々から言っていますが
資産の一部は
ゴールドにしておいたほうが
いいのではないかと思います。
　
人類の歴史をたどってみても
国家が発行する通貨より
信頼できるのはゴールドでありますので
ゴールド資産はもっておくといいですね。
　
また、仮想通貨を買う感覚で
ルーブルを買ってみるのも
ありなのではないかと思います。

★川島和正の新刊はコチラ↓ただいま2冊購入いただくと、特典もつくキャンペーンも期間限定で実施中です！

⇒　書籍「お金の増やし方大全」