ここ数年、日経平均株価は上昇傾向で
アベノミクスの効果だなんて言われています。
しかし、本当に景気が良くなり
本当に日本株が買われているのではなく
実は日銀が日本株を買い支えているから
上がっているというのもあります。
日銀はETF（上場投資信託）を買っており
その金額は発表されているのですが
2018年6兆2100億円
2017年5兆9033億円
2016年4兆6016億円
2015年3兆694億円
と、とてつもない金額を突っ込んでいます。
これはどこから出てきたお金なのかというと
無から作られているわけで
世の中に流通する日本円が増えている分
1円あたりの価値は減っています。
そのため、株式投資をしないで
指を咥えてみているだけのほとんどの日本人は
実質的に損していることになっています。
では、このとてつもない新しいお金は
どこに行ってしまったのかというと
ちゃんと株式投資して利確した人の
懐に入っていっています。
特にここ数年の日本市場の場合
これの恩恵をしっかり受けているのは
外国人投資家だったりします。
今月20日の日経新聞の記事によると
2018年の海外投資家による売越額は5兆円を超え
31年ぶりの高水準だったということです。
つまり、日本国民全体が損する形で
日銀が買い上げてきた分を
だいぶ刈り取られてしまったのです。
というわけで、株式投資をしていないと損しますし
投資していても外国人投資家より先に利確しないと
損してしまうというものですね。
また、この日銀のETF爆買いが終わったら
日経平均は上がらなくなりそうなので
株を持っている人は気を付けたほうがいいですね。
いやはや今の時代は実態と乖離して大金が動き
そのルールを知る者だけが甘い汁を吸えるという
恐ろしい時代になったものです。
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