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最近ベストセラーになっている書籍
「米中もし戦わば」を読んでみました。
私は中国の香港特別行政区に住んでいて
米中関係が悪化した場合、
特に影響が大きいので
その予備知識をつけるため読んでみました。
帯には「防衛省現役組が今読んでいる本」と
書かれています。
この本は誰が書いているのかというと、
トランプ政権のホワイトハウス国家通商会議ディレクター
ピーターナヴァロです。
この本を書いたときは、まだ何も役職が無かったので
この本を書いた後に、役職に就いたことになります。
そのため、米国側としては、
この本に出てくる各種意見が
多きく反映されるようになることが予想されます。
気になる内容はどんなものかというと、
まず、米中戦は起こるのか？ということについて
西暦1500年以降、既存の大国の前に、
強力な新興勢力が現れた場合、
戦争になる確率は7割ということです。
また、中国共産党設立以来
現在までの行動を見ると、中国は戦略的に、
戦争準備をしていることがわかると書かれています。
つまり、ピーターナヴァロの予想では
けっこう高い確率で、東アジア地域において
中国と米軍と米軍同盟国がぶつかるとしています。
そして、その時、どうなってしまうのかということなのですが
ピーターナヴァロの集めた情報によると、
中国は、すでに米軍対策を着々と進めていて
対米軍基地や、対空母に対してはとても強いそうです。
また、第五世代戦闘機や、宇宙兵器については、
ほぼ間違いなく、近い将来、
アメリカを抜くと書かれています。
さらに、世界の工場中国は、それらを量産するので
量的にも圧倒してくるそうです。
さらにさらに、アメリカは全て情報を公開して、
兵器も野ざらしにしているのに対し、
中国はミサイルも飛行機も地下に保存してあるので
ぜんぜんわからず、標的にもしにくいということです。
また、中国はハッカー集団や、世論操作や、
ロビー活動など、兵器面以外もアメリカ以上だそうです。
というわけで、中国は、多くの日本人やアメリカ人が
思っている以上に強く、さらに、ほぼ確実に、
東南アジアを侵略する意思があるということですので、
そうなったときのために予備知識として
この本を学んでおくといいと思います。
現在ピーターナヴァロはアメリカ政府の要職について
米中戦を避けるために頑張っているようで、
それもあってかトランプも日本との関係を大切にしていますが
中国は制御不能で何が起こるかわかりませんので
起こり得ることを事前に知っておいた方がいいですね。
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