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最近、日本では、明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏の発言が、
大変話題になっています。
オリンピック日本代表選手は、
国費を使ってオリンピックに出場しているのだから、
日の丸を背負っている自覚を持って行動すべきというものです。
そして、予選落ちした選手が
「楽しかった」とか「思い出になった」と言うのは、
あり得ない行動であるから、慎むべきだと竹田氏は述べています。
この竹田氏の発言には賛否両論あるわけですが、
竹田氏が明治天皇の玄孫であるために、
複雑な気分になっている国民も多い様子です。
どういうことかと言うと、仮に竹田氏の発言が間違っていると感じても
「竹田氏を含めた皇室関係者は日本人にとって特別な存在だから、
一国民が軽々しく反対意見を述べるのはいかがなものか」
と考えることができてしまうからです。
ここで、なぜ皇室関係者は日本人にとって特別な存在か
わからない人のために少しだけ補足説明します。
まず、現在、日本という国が存在して、日本国民が平和暮らせているのは、
天皇陛下を中心とした皇族の方々が、
数千年にわたって日本を統治してきたからです。
また、今なお、皇室は世界に多大な影響力を持っており、
その結果、日本は有利な外交をできて、
日本国民はその恩恵を受けているからです。
そのため、現実問題として、日本人はほとんど全員、
皇族の方々に先祖代々大変お世話になっているため
特別な存在と言えるわけです。
このような状況の中、竹田恒泰氏は今の法律でこそ
民間人とされていますが、
血統的には由緒正しい天皇家の血を引く一人であり、
天皇陛下から見ても遠い親戚の一人なわけです。
そのため、竹田氏の発言について思うことがあっても、
それについて評論すること自体、
礼を欠いた行為なのではないかと考えることもできるわけです。
というわけで、今回の竹田氏の発言について意見を述べることは、
その行為自体が大変難しい問題になっているなと、
個人的には思った次第です。
発言だけを切り取って考えると、人それぞれ思うことがあるかもしれませんが、
皇族の方々にもオリンピック選手の方々にも敬意を表するのであれば、
ノーコメントが妥当であるかと個人的には思いました。
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