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個人の生活の豊かさを示す指標のひとつに、
一人あたり購買力平価換算GDPというのがあります。
一人あたりGDPが生産金額だけを表したのに対し、
一人あたり購買力平価換算GDPは、
物価を考慮して一人あたりの出来る生活レベルを表したものになります。
物価の安い国は、収入が少なくても、
たくさんの物やサービスが買えるので、
それを考慮して、実質どれくらい豊かな暮らしが出来るかを
表したものになります。
この一人あたり購買力平価換算GDPの2011年のランキングを見ると、
日本は世界25位で、アジアでは、世界3位のシンガポール、
世界5位のブルネイ、世界6位の香港、世界20位の台湾以下になります。
27位の韓国にも追い抜かれる寸前です。
しかも、シンガポール、香港、台湾は、日本より税金がかなり安いので、
実際は、さらに、シンガポール、香港、台湾のほうが
この数字以上に豊かに暮らせていると言えます。
多くの日本人は、
「アジアで一番豊かな暮らしをしているのは日本人」だと
信じているのですが、実際はそんなことないわけですね。
私がたくさんの国を旅した印象でも、
日本の順位はこの位だと思いますし、今後さらに落ちていくと思います。
日本人は、日本はアジアで一番という意識で
発言している人が多いのですが、今そんなことを言っていると、
多くのアジア人に時代遅れと思われてしまいますので、
気をつけたほうがいいです。
日本人は未だにアジアの他の国の人に対して
上から目線の人が多いのですが、そんなことをしていたら、
バカだと思われたり嫌われたりするだけですので要注意ですね。
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