川島が一番好きな聖書の話 | 世界を旅する年収1億円ブロガー 川島塾代表 川島和正オフィシャルブログ Powered by Ameba

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今日は私が一番好きな聖書の話を紹介します。


↓ここから


ある人に息子が二人いた。弟の方が父親に、
『お父さん、わたしが頂くことになっている
財産の分け前をください』と言った。

それで、父親は財産を二人に分けてやった。


何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、
遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くして、
財産を無駄使いしてしまった。


何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、
彼は食べるにも困り始めた。


それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、
その人は彼を畑にやって豚の世話をさせた。


彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、
食べ物をくれる人はだれもいなかった。

そこで、彼は我に返って言った。
『父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、
有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。
ここをたち、父のところに行って言おう。

「お父さん、わたしは天に対しても、
またお父さんに対しても罪を犯しました。
もう息子と呼ばれる資格はありません。
雇い人の一人にしてください」と。』

そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。


ところが、まだ遠く離れていたのに、
父親は息子を見つけて、憐れに思い、
走り寄って首を抱き、接吻した。


息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、
またお父さんに対しても罪を犯しました。
もう息子と呼ばれる資格はありません。』

しかし、父親は使用人たちに言った。
『急いでいちばん良い服を持って来て、
この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。


それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。
食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、
いなくなっていたのに見つかったからだ。』

そして、祝宴を始めた。


ところで、兄の方は畑にいたが、
家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。


そこで、使用人の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。


使用人は言った。
『弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、
お父上が肥えた子牛を屠られたのです。』


兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。


しかし、兄は父親に言った。
『このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。
言いつけに背いたことは一度もありません。
それなのに、わたしが友達と宴会をするために、
子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。

ところが、あなたのあの息子が、
娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、
肥えた子牛を屠っておやりになる。』


すると、父親は言った。
『子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。
わたしのものは全部お前のものだ。


だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。
いなくなっていたのに見つかったのだ。
祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』


(ルカによる福音書15章11-32節)



で、この話にはいろんな解釈があって
「真面目な兄が怒られるなんてヒドイ!」なんて
いう人もいるわけですが、私は父親の意見に賛成です。

なぜかというと、弟の自分を変えようとする行為が
何より素晴らしいと思うからです。


はっきり言って、お兄さんは生まれつき真面目なので
真面目に暮らすことがそれほど苦でありません。


しかし弟は、真面目ではないので
真面目に暮らすことが本当に大変なのに
自分を変えて真面目になろうとしたのです。


そのため、頑張った弟を褒めることは大切だと思いますし、
また過去を許して受け入れることも
弟がこれから真面目に生きていくために必要だと思います。


逆に、それを非難する兄を厳しく叱ることも、
兄が今後いろんな価値観の人と交流するために必要だと思います。


というわけで、私も父親と同じように
これまでどんな生き方をしていようとも、
悔い改めてより良い生き方を目指せば、それでいいと思います。


ずっと真面目に生きてきた人は
放蕩していた人の過去を批判するかもしれませんが、
そんなことをしたら行き場所がなくなって犯罪者になりかねませんので
批判してはいけないと思います。


あなたはどう思いますか?




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