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その昔「３Ｓ」と呼ばれる
日本人骨抜き化計画がありました。
アメリカのＧＨＱが第二次世界大戦後に行ったもので
スポーツ、スクリーン、セックスに目を向けさせることにより
社会問題や政治問題を意識させないというものです。
この「３Ｓ」計画は大成功して、
日本人は社会や政治に関心を持たなくなってしまったのですが
最近は、さらに行き過ぎて、
仕事にも関心を持たない人が増えてきました。
少し前までは、まず仕事があって次に「３Ｓ」だったのが、
今は「３Ｓ」中心の人が増えてしまったのです。
今、テレビや雑誌を見ると「３Ｓ」関連の話題だらけで
人々の会話も「３Ｓ」（スポーツ、スクリーン、セックス）だらけです。
例えば、最近だったら、
オリンピックの国母や、大相撲の朝青龍から
個人のランニングや、体型補正などスポーツの話題はかなり多いです。
また、現代のスクリーンといえば、
映画とテレビとＹＯＵＴＵＢＥですが
多くの人が、学習や仕事ではなくエンタテイメントを求めています。
さらに、ＳＥＸは今戦後最大のブームであり、
男性向け女性向け問わず恋愛特集だらけで、
それどころかＳＥＸテクニックの本までベストセラーになっています。
その結果どうなってしまったのかというと、
真剣に仕事に取り組む人がかなり減ってしまったのです。
昭和の時代は、欧米に「追いつけ追い越せ」という目標に向かって
一生懸命仕事をしていた人が多かったのが、
今では給料を貰うために必要最低限だけ働く人が
多くなってきてしまったのです。
多くの人が、まず「３Ｓ」のことを考えて
それに必要なお金を稼いだり、
チヤホヤされるための肩書きをつけたりするために
最低限の仕事をしようとしているのです。
しかし「３Ｓ」中心になってしまうと、
将来的には苦しむ可能性が高くなります。
お金を稼ごうとしたときに、
仕事中心に生きてきた人に負ける確率が高くなるからです。
また、歴史を振り返ってみて
のんびり楽しく暮らしていた国はどうなったかというと、
よく働く人が多い大国に侵略されて滅びています。
ハワイだって、沖縄だって、チベットだって、
平和な独立国だったのに
大国に飲み込まれてしまっているのです。
そして、先住民は支配される立場になり
苦しい生活を余儀なくされてきたのです。
そのため、今の日本で、なんとなく暮らしていると
「３Ｓ」のことばかり考えてしまいがちですが、
ぜひ「３Ｓ」を考える時間を減らすことをオススメします。
「３Ｓ」を考える時間を減らして、
ビジネスや投資、国際情勢などに関心を向けていたほうが
中長期的には幸せな暮らしを手に入れることができます。
今を楽しむことはとても大切ですが、
それと同時に将来のことも考えなければ
生活が苦しくなって後悔することにつながるので注意が必要です。
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