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今回のニューヨークでは
街でもクラブでもよく話しかけられました。
１日で５回も話しかけられて、ビックリしました。
そんな、女（ほとんどオバさん）にモテモテの
ニューヨークだったのですが
深夜に出会った、お婆さんと２時間近く話してしまいました。
このお婆さんは、屋台の店員さんでした。
ちょうど雨が降ってきて、雨宿りしたところの前に屋台があったので
なんとなく話はじめました。
少し話していたら、なんと屋台カーから出てきて
雨宿りしているほうに来ました。
それから、英語８割、日本語２割くらいの会話でわかったのは
このお婆さんは、４０年前に日本を出て、
パリ、ミラノ、ニューヨークと移り住んできたと言うことでした。
当時、ファッションを学んでいたので
東京を出て、最先端の都市で学んだり仕事をしたりしていたそうです。
ニューヨークに引っ越した後は
小さい会社で洋服のサンプルを作っていたそうなのですが、
これが人生の大きなミスと言っていました。
そこまで、華やかだったキャリアが
ストップしてしまったそうです。
確かに、もし日本に帰ってきていたり
大きな会社にいたり、独立したりしていれば
未来は変わっていたはずです。
それこそ、当時は海外のことを知る
ファッションの専門家は少なかったでしょうから
活動の場はたくさんあったことでしょう。
長い人生の間には、ターニングポイントが何度も訪れますが、
その選択によって人生は大きく変わるものだなと考えさせられました。
なお、今このお婆さんは、おそらく６５歳くらいなのですが
夜中の２時でも４時でも働いています。おそらく独身です。
でも、お店の店長は、自分が育てた子供のような存在らしく
雇われているというより手伝っている感じで楽しそうでした。
モロッコの友達に頼まれて、英語と計算を教えてあげた子が
こんなに立派になったのよと自慢げに話していました。
人生は人それぞれですし、
その人生から何を感じるかも人それぞれです。
ただ、今を生きているということは皆同じなので
今この瞬間に集中して、今を楽しもうとすることは大切ですね。
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