ここ数か月、いろいろな角度から自分を見つめ直しています。

「自分のことは自分が一番わかっていない」という言葉をよく聞きます。

それを聞くと、「いや、自分のことは自分が一番知ってるよ」と思う人も多いと思います。

私も、自分のことを十分わかっていると思っていました。

 

でも、コーチングやファッションのアドバイスを受ける中で、知らなかったかった自分に出会います。

嬉しい出会いもあれば、ちょっと辛い出会いもあります。

認めたくない自分ですね。

 

そして気がついたことがありました。

ファッションのアドバイスを受けて、そのアドバイスに従って、お洋服を選んで買っていると、

「そういえば、私って昔はおしゃれだったよな~」

ということを思い出しました。

年齢的なことや時代もありましたが、真っ赤なスーツや、レモンイエローのスカートをはいていました。

それが、いつからか、できるだけ目立たない、みんなと同じような「無難」な洋服を選ぶようになったのです。

 

その理由は何か?

大きな理由は、子どもができて「お母さん」になったことでした。

スカートをはいて幼稚園にお迎えに行くだけで、「今日はおでかけ?」と言われたことがありました。

お母さんは動きやすいかっこう、デニムが多かったですね。

少し地方だったこともあり、派手な色や柄のお洋服を着ているお母さんは見かけません。

それに加えて、はっきりものを言う私の性格も、時々引かれます。

「私、子ども嫌いだから」というと「えー!!!息子ちゃん、かわいそう!」

いえいえ息子のことは大好きですよ。

でも、一般的に子どもが嫌いなんです。

 

そして、私は、周りから浮かないように、目立たないように、無難なお洋服を選び、あまり意見を言わず、個性を出さないように、十数年を生きていました。

「お母さん」を演じていたんですね。

 

息子が高校2年生になり、私は私、息子は息子、私の「お母さん」としてのお付き合いも随分減ってきました。

そのタイミングで、自分と向き合うことになったのは、偶然なのか必然なのか。

いずれにしても、おしゃれを楽しんでいた時代は自分がキラキラしていたことを思い出しました。

「お母さんはこうでないといけない」という呪縛から、自分を解放する時期なのでしょう。

既にアラフィフですが、人生100年と考えると、まだまだ折り返し地点。

ここからは、もっと自分らしく生きたいと思います。

 

みなさんは、周りに合わせて自分を作ってはいませんか?